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漏電が発生!雨漏りで起きる危険な漏電の対策方法

雨漏り・漏電対策

家で漏電が発生すると電力が失われ、家電などが使えなくなり生活に不便が生じます。
さらに、感電による事故も起きやすくなり、最悪の場合は家を失ったり、死に至ったりするケースもあるので非常に危険です。
これらの事故は自分たちだけではなく、近所にも影響を与える可能性があります。
そもそもなぜ漏電が起きるのか知らない方も多いのではないでしょうか?
漏電には雨漏りが関わっているケースも多いようです。
今回は漏電が発生する原因や対策法をはじめ、屋根塗装との関係性についてご紹介していきます。

家で漏電発生!その原因とは?

何年も同じ電化製品を使っているにも関わらず、急に電気使用量が増えてはいませんか?
他にも建物の金属部分に触れたらビリビリしたという現象があれば、漏電が起きているかもしれません。
なぜ漏電が起きてしまうのか気になる方も多いと思うので、まずは漏電が起きてしまう原因からご説明していきます。

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■電気回路の接続部分が原因のケース

漏電が発生する原因としてまず挙げられるのは、電気回路の接続部分が発熱による影響です。
電子回路とコンセントが接触すると電気抵抗が大きくなります。
そうなると電流が流れると同時に接続部分に熱が発生し、その状態が長く続くことで銅線にサビやなまりが発生して電気抵抗もますます大きくなってしまうのです。
電気抵抗が大きくなれば最悪の場合、発火する恐れもあるでしょう。
家電製品のプラグをコンセントに差し込んだ時、プラグの緩みがあると電気抵抗の発熱により漏電する恐れがあるので注意してください。

■細い電線が原因のケース

細い電線は電気抵抗によって発熱しやすいため、漏電による電気火災が起こるケースも多いです。
例えば、エアコンなどの大型家電の延長コードの細いビニルコードを使用した場合、電線が発熱すると熱を通しにくい性質を持つ絶縁体が変形してしまい、それによりショートすることがあります。
常時フル稼働している電化製品の場合、長期間コンセントに挿した状態が続きますが、プラグにホコリが溜まっていないかチェックしてみてください。
ホコリが雨や結露、空気中に含まれる湿気の影響で電気を通しやすくさせてしまいます。
その状態で電流が少しでも流れると発熱を起こし、漏電を発生させる危険性があるのです。
長時間コンセントを挿したままの場所はこまめに掃除をすることが望ましいでしょう。

■安全装置がついていないことが原因のケース

洗濯機や冷蔵庫など水分がかかりやすい電化製品にはアース線がついていますが、それを付けていないことで漏電が起きるケースがあります。
アース線は地中にあるアース極とつなげることで、漏電が発生した場合に電流を地中に流す役割を持っているのです。
もし漏電が発生したとしても、アース線がしっかり接続されていれば漏電による死亡事故を防ぐことができます。
アース線がしっかり接続されているか、一度確認してみましょう。

■電気製品本体が原因のケース

漏電の原因はコンセントや電線以外に、使用している電気製品自体が原因になっていることも多いです。
電化製品は電線や充電部分を電気が通りにくい塩化ビニールなどで覆っていますが、長い年月と共に古くなると傷付きやすくなり、そこから漏電を起こすこともあります。
経年劣化だけではなく、ネズミなどの小動物が電線をかじって傷付けるケースも考えられるでしょう。
アース線が接続された家電製品であれば地中へ電流が流れるため安全ですが、アース線がついていない家電での漏電は注意が必要です。
また、コンセントに水が入ることでも漏電を起こすため、水回りに設置される洗濯機や冷蔵庫は感電予防としてアース線を必ず設置しましょう。

■雨漏りが原因のケース

雨漏れは屋根や外壁の塗装が劣化やヒビがあることで雨水が内部に侵入して発生します。
屋根瓦の家であればヒビだけではなく、屋根瓦のずれも考えられるでしょう。
頑丈なコンクリートであってもヒビがあれば内部に水が侵入し、雨漏りが起きます。
他にも雨樋にゴミや泥、木の葉などが溜まって水が流れない状態になると、雨水の逆流から内部に侵入するケースもあるのです。
雨漏りによる住宅被害はカビやサビ、腐食、シロアリなどの発生が代表的でしょう。
電気とは関係なさそうですが、雨漏りした雨水が電気配線や電気製品のコード内に入り込んでしまうと漏電が起きてしまうのです。
通常は絶縁体で保護されていますが、雨漏りにより湿気や経年劣化の影響で絶縁が悪くなり、漏電を起こす危険性があります。
漏電を起こしている電気製品に触れると感電の恐れがあるため、電気製品を設置してある周辺に雨漏りが起きていないかチェックしましょう。
雨漏りは漏電のリスクだけではなく、家の寿命にも関わるので見つけたら原因を突き止めて正しく対処してください。

このように、漏電が起きる原因は様々です。
住宅には電気配線や電気製品に漏電が発生すると自動で電流を遮断する漏電ブレーカーが設置していますが、故障すると正常に作動しない恐れがあります。
早期発見には漏電ブレーカーが頼りになるので、漏電のチェックと合わせて漏電ブレーカーのチェックも行いましょう。

漏電が発生するとどうなる?

雨の多い時期になると家電の調子が悪くなったり、ブレーカーが突然落ちたりすることがあります。
このような症状が見られる場合は、雨漏りが原因で漏電が発生している可能性があります。
外壁のヒビ割れや屋根劣化により雨漏りしている場合は、早急に屋根・外壁の塗装や補修を行う必要があります。
雨漏りを見つけても「染みている程度だからまだ大丈夫」と放っておいてしまうと漏電を引き起こすこともあるので早急に修繕しましょう。
ここでは、雨漏れによる漏電の危険性や症状についてご紹介していきます。

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■漏電によって起こる一次被害

漏電が起こることで発生する被害は以下の通りです。

・家電の買い替え

家電本体やコードが水に濡れてしまうと、家電が故障したり壊れてしまう可能性があります。
電化製品は水に弱く、一度濡れてしまうと大半は壊れてしまします。
冷蔵庫やテレビ、洗濯機などの商品は、買い替えによって多額の費用が必要になるでしょう。

・停電で生活困難に

漏電をブレーカーがキャッチすると、電気カ回路を遮断し停電が起きます。
家電が漏電した場合は、コンセントを抜いて使用しなければ問題ありませんが、屋内の電気回路に漏電が発生した場合は、一部もしくは全ての配線を使用できなくなるので生活が不自由になってしまうでしょう。

・電気料金が高額になる

漏電が起きると、電気回路の外に電気が流れ出ていくため家電を稼働させるのに必要以上の電力が必要になります。
このため、電気料金が急激に上がってしまう可能性があります。

■二次被害は命に関わる場合もある

ときに漏電は、人の命をも脅かす危険性があることをご存知でしょうか?
漏電を放っておくと以下のような二次被害が起こる場合があります。

・感電

人間の体の中に電気が流れて損害を受けることを感電といいます。
絶縁状態が悪い家電・電気機器(洗濯機や電気温水器、屋外で使用する井戸ポンプなど湿気や水気の多い場所で使用するもの)に触れると電流が体に流れてしまい通電時間が長ければ死に至ることもあり非常に危険な二次被害です。
10mA程度の電流だと手が吸い付いて筋肉が麻痺する、50mA以上だと火傷・呼吸停止し感電箇所から離れられなくなります。
電気製品にアースが付いていれば、金属部に触れても感電する可能性が低いのですが、それがない場合は感電する恐れがあります。
漏電している電気機器は、非常に危険なものであると認識できたのではないでしょうか。
漏電した電気機器は直接触らず、電気工事士などの専門家へ連絡しすぐに対応してもらってください。

【人体に電気が流れた時の反応】

0.5mA 通常もしくは無反応
1mA  ビリビリっと感じる
5mA  相当な苦痛
10~20mA 我慢できないレベルの苦痛、筋肉収縮により体が動かせなくなる
50mA 通電時間が長ければ、命にかかわる危険性がある

・火災

漏電が起きるとモルタル下地として使用される金網が発熱し、ホコリや建物の木材によって発火する可能性があります。
壁の内部で起きているため、火災の発見が遅れ大きな火災を招いてしまうケースも多いでしょう。
特に金属製の外壁や屋根材を使っている建物や、モルタル塗の下地に金網が使われている建物は漏電による火災が起きやすいです。

家庭内に漏電ブレーカーが設置されている場合は、万が一漏電が起きた時自動的にブレーカーが落ちるようになっています。
漏電は気づかぬうちに火災を引き起こす危険性があるため、設置されていないご家庭は導入することをおすすめします。

■漏電は早期補修が重要

漏電は、家電の故障や停電だけでおさまればまだ良い方で、場合によっては感電や火災を招き命の危険にさらされてしまうことがあります。
漏電を回避するためには、早急に対処・修繕する必要があります。
まずは安全のために、電気工事会社や電気保安協会などへ調査依頼をしてみてください。
雨漏りが原因で漏電を引き起こしているのであれば、漏電箇所だけでなく雨漏りの修理も必要です。
雨漏りは、漏電意外にも建物を腐食させ場合によっては、致命的なダメージを与えることがあるので雨漏り修繕も同時に行いましょう。

漏電はどうチェックするべき?

漏電は、雨漏りが原因で引き起こす場合が多いのですが、その異常に気づかずに感電や火災まで発展してしまうケースもあります。
雨漏りに関していえば、外壁塗装や屋根の葺き替えなどで根本的に改善することができます。
しかし、漏電は目に見えないものなのでちょっとした症状を見逃さないことがポイントです。
ここでは、漏電している可能性がある症状についてご紹介していきます。

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■このような症状は漏電の可能性あり

以下のような症状に心当たりがある場合は、漏電している可能性があります。
すぐに電気工事会社もしくは電気工事士の資格のある専門家に問い合わせてください。

・建物の金属部分を触るとビリビリする

建物にある金属部分に触れた時、ビリビリとした感覚がある場合は漏電している可能性が高いです。
雨漏りで室内に雨水が侵入しコンセントやブレーカーなどが濡れると漏電を引き起こします。
電気コードを折り曲げたり束ねた状態で使用していると、感電や発火する恐れがあります。
どこから漏電しているのわからないので、すぐに専門業者に調査依頼しましょう。

・雨が降ると停電する

雨が降った時に停電してしまう場合は、雨漏りによって漏電している可能性が高いです。
庭など屋外に設置してある外灯やコンセントの防水がされていない場合もあります。
停電症状だけではどの箇所が停電しているか判断できません。

・家電からの水漏れ

マンションなどの上階層で水漏れが起きた場合、照明器具などが水に濡れていたり、水が溜まっていてそこから漏電を引き起こすことがあります。
電気機器類は、水をかぶると簡単に壊れてしまいます。
一度濡れた電化製品には触らないようにしましょう。

・漏電ブレーカーが落ちる

家庭内で電気を過度に使用すると分電盤内のメインブレーカーが落ちるのはよくご存知でしょう。
実は分電盤は、メインブレーカーの右側に漏電ブレーカーというものがあり、電気機器が破損した場合は、湿気や結露によるショート、絶縁劣化で漏電いていると漏電ブレーカーが落ちる仕組みになっています。
雷で漏電ブレーカーが落ちた時は、漏電ではないのでそもまま普通にブレーカーを上げても問題ありませんが、漏電が理由の場合はどの回路で漏電が発生しているか判断できないため専門家に調査してもらってください。

・電気料金が突然高くなった

漏電が起こると、電気が絶縁外に流出するため電気供給の効率が悪くなってしまいます。
その分大量の電気量を使うことになるので、電気代が上がってしまうでしょう。
いつもと変わらない生活を送っているのに、急に電気代が高くなってしまった場合は、漏電を疑ってみてください。

■住居の漏電調査方法

漏電ブレーカーのスイッチを入れていても電気がつかない、コンセントに電源を差し込んでも使用できない、こんな時は分電盤を確認してみましょう。
住宅の漏電は、分電盤に設置されている漏電ブレーカーが下がっていれば漏電と判断すべきです。
比較的症状の軽い漏電は、漏電ブレーカーを上げれば再び復旧することもありますが、そのまま使い続けていれば必ず悪化してしまいます。
漏電ブレーカーの仕組みは非常にシンプルで、行きの電流より戻る電流が少なくなると漏電しているという判断になります。
漏電ブレーカーの隣にあるのは、安全ブレーカーで過度な電流を感知すると遮断する仕組みです。

では次に、絶縁抵抗計を使用してできる漏電調査方法をお教えします。

まず、住宅に設置された分電盤を開け漏電ブレーカーが下がっている箇所を確認し、主幹のブレーカーをOFFにし絶縁抵抗計で測定します。
2本の配線のうちワニ口クリップの配線をアース端子に接続してください。
そしてもう一方の先端が棒状になっている側を調べたい回路にあててみます。
測定結果が正常の場合は「∞」、異常がある場合は「0」になります。
もしも漏電していることがわかったら、漏電個所を特定しましょう。
子ブレーカーを全部OFFにし、漏電ブレーカーをONにしたら、1つずつ30秒間程度間を開けながらゆっくりと子ブレーカーを上げていってください。
漏電ブレーカーが落ちた時ONになった子ブレーカーが漏電回路です。
絶縁抵抗計以外にもクランプメーターや電圧計、同軸配線チェッカーなどを漏電調査に使う場合もありますが、漏電個所を特定するには絶縁抵抗計が必須になります。

このように漏電調査は、地道な作業を有するので根気よく調査する必要があります。
住居の漏電調査は、第二種電気主任技術者以上の免許が必須ですので、知識のない一般の方が調査するのは危険です。

漏電は注意していても雨漏りや絶縁劣化によって身近で起こりうる可能性があります。
普段から漏電を起こさないように対策をして、漏電していないか定期的に調査してもらうことも大切です。
万が一漏電が起きたとしても、慌てずに工事専門業者に対処してもらいましょう。

漏電対策はどうすべき?

漏電が発生することで様々な危険が起こる可能性があります。
大きな被害を出さないためにも対策方法を知ることが大切です。

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■日常でできる漏電対策とは?

漏電は日常のちょっとした行動で防ぐことも可能です。
自分や家族が危険な目に遭わないためにも徹底して行うことが大切となるでしょう。

・電気コードを束ねない
家電で使用されるコードが邪魔になり、折り曲げたりして束ねて使用する人も多いのですが、コードが破損する原因もなるのでやめましょう。

・定期的に掃除を行う
プラグ部分にホコリが付いたままコンセントに差し込むと危険です。
床にホコリが溜まらないように、しっかりと掃除を行いましょう。
また、汚れが気になる時には水拭きは行わずに乾いた布きんなどで拭き取りましょう。

・濡れた手は厳禁
水回りにある家電は手が濡れたまま触ってしまうこともあるでしょう。
ですが、水が垂れてしまったまま放置をしてしまうと危険です。
必ず手を拭いてから触るようにしましょう。

・たこ足配線は禁止
たこ足配線は電気が溜まりやすくなってしまったりするだけではなく、ホコリも溜まりやすいです。
そのため、湿気が帯びた際には発火の危険もあるので注意が必要です。

・設置する場所に気を付ける
電化製品を湿気の多い場所に置かないようにしましょう。
漏電のリスクを高める危険があります。

・漏電防止用のタップを使用する
漏電対策を手軽にすることができます。
ホームセンターやネットショッピングで購入することが可能です。
コンセント部分にはめ込むだけなので簡単でしょう。

・害虫、害獣駆除を行う
配線をネズミやゴキブリがかじってしまう可能性もあるので、コードの傷跡が気になる場合には駆除を行ってみましょう。
自分では気づかないうちに潜んでいる可能性もあります。

・自分で修理をしない
家電が壊れたからと言って自分で分解をして修理をしないようにしましょう。
専門的な知識のない素人が修理をしようとしても、直らない可能性も方が高く、そのまま直したとしても異常がある場合もあります。

・子どもがいる家庭向け
小さな子どもがいる場合にはコンセント部分に感電防止用のカバーを取り付けましょう。
差し込むだけで簡単にコンセントを塞ぐことができ、イタズラ防止にもなります。

・設置は専門家に
屋内配線だけではなく、電気機器の設置も電気工事士資格者にしてもらうことで安心して生活することができます。
素人であるとトラブルの原因にも繋がるので気を付けましょう。

ちょっとした心掛けで漏電から守ることができるので、生活の一部として取り入れてみましょう。

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■漏電遮断器で漏電を予防することも可能

漏電による火災を防止することができる機器です。
配線や電気機器の破損や絶縁の低下が引き起こり漏電が発生した場合に電気を素早く遮断して災害から守ってくれるのです。
漏電防止用のタップと同じ仕組みとなりますが、複数の箇所に取り付ける手間もないので便利です。
電圧や電流の容量、設備の規模によって対応している機器が違うので専門家の元、選択して取り付けましょう。
設置されていない場合には安全のために検討してみましょう。

■アース線が取り付けられているか確認する

電化製品のほとんどで「アース」を取り付けることが国の法令で定められていることはご存じですか?
家電のマニュアル本だけではなく外箱にも記載されているのですが、しっかりと取り付けることで漏電を防ぐことができるのです。
仕組みとしては、地中に埋められているアース極(金属の棒)と電化製品をアース線で結ぶことで、漏電が発生した場合でも漏れ出した電流を地面に流してくれるので、感電するリスクを減らしてくれます。
通常、電化製品は電気が漏れ出さないように様々な対策を施してあります。
ですが、長年使用することでの老朽化や劣化、水分が付いてしまうことで、表面上に電気が漏れ出してきてしまうのです。
そうなると、手で触れてしまうことで感電する危険があるのですが、アース線を繋いでおくことで感電を防止することができます。
そのため、アース線を繋ぐことはとても重要なことなのです。

■アース線の確認方法

家電のコードのプラグ部分に緑色をした線が一緒に付いている場合があります。
それが、アース線です。
洗濯機には必ず付いているので確認してみましょう。
コンセント部分にはアース端子があるので、そこに取り付けます。
家電を購入したり、引っ越しの際には配送業者が取り付けを行ってくれます。
もし、引っ越しを自分で行う場合には取り付けていない可能性が高いので、家にある家電を確かめてみましょう。

■アース線を利用するメリット

アース線を取り付けることで、漏電防止以外にもメリットがあります。

・電磁波、静電気発生の防止
・落雷被害の軽減
・ノイズでの影響を防止

などがあり、快適な生活をするためにはアース線を取り付けることが重要だということがわかるでしょう。
漏電が発生することで人体に様々な影響があります。
防止するためにも対策をとることが大切なのです。

雨漏りが発生する前に屋根補修を!

雨漏りが原因で漏電が発生する可能性もあります。
漏電してからでは遅いので、劣化を感じたら補修することが大切です。
ですが、屋根の補修にはいくつかの種類があります。
その内容によっては雨漏りを防ぐことはできないので、屋根補修の内容について詳しく解説していきましょう。

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■雨漏りを防ぐことができない補修とは?

補修するのに雨漏りが防げないのでは意味がありません。
雨漏りを防ぐことができない補修内容としては「屋根塗装」です。
屋根の見栄えが悪く、劣化が進んでいるからと業者に塗装を依頼しても、雨漏りは防ぐことができないですし、直ることもありません。
屋根塗装の目的や効果としては、

・美しさを高める
雨や風などの影響を直接受けているので、汚れや傷が目立ちます。
屋根塗装を施すことで、塗装前には汚れを除去するので見た目を回復させることができ、綺麗になるでしょう。

・サビの発生を抑制
トタン屋根や棟板金を使用した屋根の場合にはサビを防止することができます。

・抗菌性を高める
コケやカビが発生していた場合には、塗装前にしっかりと取り除きます。
また、塗装し直すことで抗菌性が高まりカビの発生を抑制できます。

・遮熱機能を持たせることができる
太陽の光が1番多く集まる部分なので屋根は紫外線も多く吸収しています。
遮熱効果のある塗料を使用することで、日光を反射する機能を持たせることができるのです。

・屋根材の保護
屋根塗装をすることで屋根材が保護されて腐食や劣化の進行を抑えることができます。
そのため、葺き替え工事を遅らせることも可能なのです。

以上のような効果が屋根塗装で補えます。
雨漏りを予防したい場合には最適な工事ではありませんが、美観を守りたい場合には屋根塗装を行うと良いでしょう。

■屋根塗装で雨漏りの危険も

上記にあるように屋根塗装では雨漏りは防げません。
そして、雨漏りを引き起こす原因にもなり得るのです。
その理由としては、雨水を排出する隙間を塗料によって埋めてしまうからです。
ストレートの屋根材の場合、屋根の表面に細い溝がいくつかあります。
塗料で溝を塞いでしまうことで、雨水の行き場がなくなってしまい、水が溜まることで腐食する危険があるのです。
縁切りと呼ばれるカッターで隙間を開ける工程のほか、タスペーサーと呼ばれる器具を屋根に差し込むことで予防することができるので、この工程を適切に行うよう業者に伝えましょう。

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■雨漏りを防ぐために行う工事とは?

では、雨漏りを防ぐためにはどんな工事を行うと良いのでしょうか?

【屋根のカバー工法】
今ある屋根材の上から新しく屋根材を取り付ける工法です。
廃材も少なくて済み、費用も抑えることができるほか、工事の期間も短いことが特徴です。
工法の流れは以下の通りです。

①洗浄
既存の屋根にある汚れなどをしっかりと取り除きます。
②下地
下地合板を張ってから防水シートを張る方法と、直接防水シートを張る方法があります。
防水シートを全面にしっかりと張ることで雨漏りを予防することが可能です。
③水切り
雨が入りこんで下地を腐食させないために水切りを設置します。
雨漏り防止対策にもなるでしょう。
④屋根材の設置
新しい屋根材を設置して終了です。

デメリットとしては、屋根が重くなることと修理費用が高くなることです。
屋根材が重くなることで家の重心が高くなってしまいます。
重心が高いと地震が発生した際に悪影響を受けやすいので危険です。
修理費用が高くなる原因としては、原因の特定が困難になるからでしょう。
既存の屋根の上に新しい屋根材を設置しているので、探しにくくなってしまい修理をするまでに時間も掛かってしまうのです。

【屋根の葺き替え】
既存の屋根の破損している部分や痛んでいる部分だけではなく、全ての屋根材を取り外して新しい屋根材を葺いていく工法です。
下地も補修されるので劣化している部分を全て取り換えることができるので、安全性も高くなります。
工法の手順を紹介していきましょう。

①既存の屋根材の撤去
今取り付けてある屋根材を綺麗に撤去していきます。
②下地の確認
痛んでいる部分や腐食している部分、汚れがある部分をそれぞれ処理していきます。
③補強
野地板を張って屋根の強度を高めて補強します。
④防水シート
雨漏りを防止するために防水シートを取り付けます。
⑤屋根材の設置
新しい屋根材を取り付けて棟板金を設置して終了です。

カバー工法と比べると工事に時間が掛かってしまいますが、既に雨漏りをしている場合には下地まで劣化が進んでいる可能性も高いので、葺き替え工法を行った方が良いでしょう。
ただし、費用が高くなる場合が多いので業者に相談することも重要です。

漏電を防ぐためには、屋根のカバー工法か屋根の葺き替えを行う必要があります。
屋根塗装だけでは危険な漏電を防ぐことができないので注意しましょう。
そして、漏電が起こる前に屋根の補修を行うことが最も重要となるので、年月の経過した家に住んでいる場合は屋根補修について考えておくことが大切です。
屋根塗装を行う場合も、まずは補修を前提として行うことが重要なポイントとなります。
また、屋根塗装だけ行う場合だと屋根塗装の際に行う縁切りによって、雨漏りが悪化してしまう可能性もあるのです。
屋根塗装業者も屋根の状態を見て、屋根の補修が必要な場合は屋根補修をした方が良いと伝えてくれます。
まずは業者に依頼し、今屋根の状態がどうなっているのかを確認してもらいましょう。

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