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瓦屋根はどうメンテナンスすべき?

瓦屋根

日本家屋などでよくみられる瓦屋根は、未だに築年数の古い住宅では瓦を使っているところがあったり、最近は古民家リノベーションも流行っているため、古い住宅の屋根は瓦を使い、内装は新築のように新しいものに生まれ変わらせている人もいます。
瓦屋根は日本人にとって馴染み深く、風流なイメージもあるため、古民家風に仕上げたいという方から注目されている屋根材と言えます。
そんな瓦屋根は、一般的に使われるようになったスレート屋根とは違い、どんなメンテナンスを行っていくべきなのでしょうか?
今回は瓦屋根のメンテナンスについてご紹介します。

瓦屋根はどんなメリットを持っている?

そもそも瓦とは、陶器を作る際に使用する粘土を使い、形を瓦状に整えたら1000℃の高温で一気に焼き上げるとできあがります。
もともとは土葺きと言って、瓦を置く前に土を乗せる方法で屋根を作っていましたが、現在では土は使わずに耐震性能を高めた方法や、スレート瓦と呼ばれる陶器ではない軽量の瓦を使用する場合があります。
では、陶器の瓦を使った屋根には、どのようなメリットがあるのでしょうか?

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■耐久力のある屋根材

瓦は屋根材の中でも高い耐久性を誇る屋根材です。
基本的には50年以上も持つと言われていますが、中には100年以上変わらずに家を守り続けている瓦屋根も多いです。
特に、焼き上げる前に塗布するとガラスのようなツルツルとした状態になる釉薬を用いた瓦は、無釉瓦よりも雨水が浸透しないため、より耐久性が高いと言われています。
屋根は常に日光や雨水などに晒されているため、耐久力の高い瓦を選んでおけば、メンテナンスの機会も減らせるでしょう。
ただし、完全にメンテナンスが不要というわけではありません。
高い耐久力を保持するためには、定期的なメンテナンスも必要なのです。

■高い断熱性能を持っている

瓦のメリットとして、もう一つ高い断熱性能を持っていることが挙げられます。
一見、粘土で作られた瓦は日光に晒されると温度が高くなり、熱を持ちやすくなってしまうイメージを持ってしまうかもしれません。
しかし、実際はスレート屋根や金属屋根に比べると瓦の方が家の中の温度上昇を抑制することができるのです。
その差は7~8℃にもなると言われており、夏を快適に過ごしたい人は、瓦への葺き替えを行うと良いでしょう。
また、この性能は冬にも生かされます。
日中、瓦に蓄積された熱が一気に冷えることを防いでくれるので、冬の寒さにも適しています。

この高い断熱性能は瓦だけが持つ機能だけではなく、工法によって生み出された空気層の影響も強いです。
スレート屋根の場合、野地板と呼ばれる屋根材の下地部分とスレート材がピッタリと貼り付く形になるため隙間が生まれません。
しかも、スレート材は板のように薄いものが使用されているため、スレートから野地板への熱伝導が良くなり、それが家全体の暑さを高めてしまうのです。
一方瓦屋根の場合、野地板と瓦の間には空気が通り抜けられるように空気層を作る工法があります。
空気層があることで夏は熱伝導を抑え、冬は中の暖かさが外に逃げないようにしてくれています。
そのため、瓦屋根にすることで高い断熱性を生み出すことができるのです。

■和風だけでなく洋風にも対応!

瓦屋根というと日本家屋のイメージが強く、洋風の家にしたいという場合にはデザインの違いから取り入れられないと考える方も多いかと思います。
しかし、実際には洋風の家でも瓦屋根を取り入れることはできるのです。

日本家屋でよく用いられているのはJ型の瓦です。
J型の瓦はゆるいカーブを描いており、日本で使われることが多いことからJAPANの頭文字を取ってJ型と呼ばれているそうです。
洋風の家に瓦を取り入れる場合は、J型ではなく、S型もしくはF型を取り入れると良いでしょう。

S型はJ型と同じくカーブのかかった瓦ですが、山の部分と谷の部分が別で作られており、海外(特にヨーロッパの古い建物)でよく使用されています。
SはSpanishの頭文字が由来と言われていて、J型に比べるとカーブがはっきりしています。
もともとは山と谷が別々でしたが、現在では1つになって販売されていることが多いです。

F型はFlatの頭文字から取ったもので、その名の通りカーブのない瓦となります。
F型はスレートにも似ており、モダン風な住宅にも活用しやすい瓦です。

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■現在の瓦は防災性も高くなっている

以前までは強風や地震などの災害があると、瓦の浮き上がりがみられたり、ズレや落下などがみられることもありました。
しかし、現在使用されている瓦の80%以上は防災性の高い瓦が使われています。
防災性の高い瓦は1枚1枚が別々になっているのではなく、瓦同士が結合するような形に作られています。
瓦は1枚1枚が離れていることで浮き上がりやズレなどが生じてしまっていたので、結合できるようになり、そのようなリスク解消につながりました。

このように、以前まではデメリットとなっていた部分も現在の工法によって解消されたことにより、さらに現代の住宅に使いやすい屋根材に変化してきています。
瓦屋根にはいくつものメリットを持っていたのです。

自分でメンテナンスを行うには?

瓦屋根のメンテナンスにあまりお金をかけたくない、軽い修理であれば自分でやってしまおうと考える方も多いでしょう。
しかし、初めてメンテナンスをする人はどのように行うか、分からないことがたくさんあるはずです。
ここでは自分で瓦屋根をメンテナンスする方法をご紹介していきます。

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■些細な修理で屋根の崩落を防止

瓦のひびやズレがあったら、すぐに修理するのが望ましいです。
その理由はひびやズレから雨水が侵入し、瓦の下地である野地板まで侵入する恐れがあるためです。
雨水が内部へ侵入すると腐食は進行し、やがて穴が空いてしまいます。
さらに骨組みにも雨水が染み込めばますます腐食は進み、骨組みの強度も落ちてしまうのです。
強度が落ちれば瓦や雨水の重みに耐えきれず、最悪の場合は屋根が崩落する危険性があります。
屋根が崩落すれば生活に不便が生じ、修理代も跳ね上がってしまうでしょう。
わずかなひびやズレでも崩落のリスクを高めるので、軽い修理であれば自分で早めに済ませておくと安心です。

■防水テープで補修する

瓦の割れている部分に防水テープを張ることでひびをカバーすることができます。
まずは割れた瓦を取り、瓦は水分と油分をきれいに取り除きましょう。
水分や油分がついたままだとテープの粘着力が低下してしまいます。
テープは万が一の時を考え、3重か4重ほど念入りに貼り付けましょう。
瓦を戻す前に下地部分に穴がないか確認し、見つかった場合は穴も補修してください。
最後に周囲の瓦を割ったり、ずらしたりしないように気を付け、補修した瓦を元に戻します。
テープの色が気になる場合は、瓦と同じ色のスプレーで着色すると目立ちにくいです。

■パテを使って補修する

パテは接着剤のようなもので、割れた瓦に充填することでひびを補修できます。
防水テープより少し手間がかかることがデメリットですが、使っている瓦が古くて同じ瓦が入手できない場合に有効です。
防水テープと同じく割れた瓦を取り出し、水分や油分を拭き取ってください。
割れた瓦がズレないようにしっかり押さえ、ひび面にパテを詰め込みましょう。
表面や裏面にパテが残る場合はヘラなどで詰め込み、余った場合は割れた面が滑らかになるように拭き取ってください。
瓦を戻す前に下地に穴がないか確認し、補修や掃除をします。
パテだけの補修だと強度が劣るため、形の固定が必要です。
曲げられる程度の硬さがあるガルバリウム鋼板を瓦よりも小さめに切り、瓦の形に合わせて曲げます。
ガルバリウム鋼板を下地の上に差し込み、そこへ補修した瓦を戻して完了です。
パテによる補修の場合は、強度に配慮して釘打ちは避けた方が良いでしょう。

■新しい瓦に交換する

もっと手軽に修理したいのであれば、割れた瓦は新しい瓦に変える方法がシンプルで簡単です。
新しい瓦を購入し、割れた瓦と入れ替えるだけで修理は完了します。
ほとんどの瓦は釘で固定されていないので、自分でも動かして交換することは可能です。
交換する場合は瓦の並びを参考にし、ズレが起きないように気を付けながら入れ替えましょう。
また、瓦はホームセンターで購入できないケースもあります。
特に古い瓦は同じ形が売っていないことがあるので、瓦屋さんに相談することで手に入る可能性も高いです。
同じ形の瓦がない場合は、防水テープやパテでの補修が必要となるでしょう。

■自分でメンテナンスする時の注意点

実際に屋根瓦を自分でメンテナンスする時、どんなことに気を付ければ良いのでしょうか。

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・割れやすい部分を把握する

屋根瓦を修理する場合、修理が必要ない瓦を踏んで作業しなければならないことが多いです。
瓦の盛り上がっている部分を山、へこんでいる中央部分を谷と呼びますが、谷の部分や山の端は割れやすくなっています。
山や谷を横に踏んでしまうと割れてしまうので、踏む時は谷部分を縦に踏みましょう。
1枚割れた瓦があるということは、他の瓦も強度が落ちている可能性が高いので、特に注意が必要です。
修理箇所が増えてしまえば、手間も費用も増えてしまいます。

・落下しないように気を付ける

屋根に上って作業するので、落下しないように注意深く行いましょう。
修理に限らず、屋根からの転落事故は多いです。
業者ではなく素人が修理を行うので、より気を付けなければなりません。
作業する時は安全ロープを着用したり、滑りにくい靴を履いたりして安全を確保してください。
万が一に落下した時にことを考え、ヘルメットで頭を守ることも大切です。
雨の日や雨上がり、風の強い日は滑りやすいので修理は控えた方が良いでしょう。

・夏場はこまめに水分補給を

簡単な修理といっても、初めての経験だと手際が悪く時間がかかることも多いです。
修理箇所が多ければ外したり、戻したりする時間もかかるでしょう。
夏場は日差しが強く、長時間屋根の上にいると熱中症になる恐れがあります。
帽子だけで日差しをカットするのは難しいので、汗をかいたらこまめに拭き、水分や塩分補給をしましょう。
暑い日差しは体力も奪い、疲労している状態だと注意力も欠けて転落事故のリスクも高めます。
適度に休憩しながら修理作業を進めてください。

■自分で修理した場合の費用は?

自分でメンテナンスを行うと、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
おおよその目安をみていきます。

・瓦を新しく交換した場合

瓦は種類によって1枚あたりの価格は異なります。
だいたいの相場は200円から1000円以上です。

・防水テープを使用した場合

防水テープで修理する場合、防水テープの相場は600円から1200円程が目安になります。
色差をカバーするスプレーは800円ぐらいになるでしょう。
瓦を拭く雑巾や布も必要なので、総額は約2000円程です。

・パテを使用した場合

瓦用のパテはおよそ600円で、ガルバリウム鋼板は約2000円が相場です。
ガルバリウム板を切るための金切りバサミが約1500円だとすれば、雑巾も含めると約4000円前後かかります。

それぞれの修理方法を比較すると、瓦を新しく交換した方が総額は安くなるかもしれません。
しかし、1000円程かかる瓦を数枚用意する場合は、防水テープやパテによる修理の方が安上がりになる可能性は高いです。

洋瓦のメンテナンス方法とは?

瓦の中でも洋瓦は様々な種類があり、外観も華やかになるので採用している家庭も多いでしょう。
どんな家にも合うシャープさが魅力の「S型」や青い空に映える美しさが特徴の「F型」など様々です。
そんな人気の洋瓦のメンテナンスはどのような方法で行うのでしょうか?

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■洋瓦は定期的なメンテナンスが必要

洋瓦はその名の通り、海外で使われている瓦となります。
そのため、日本の風土に合っていない可能性もあるのです。
日本には、春夏秋冬の四季があり湿気も多く夏は高温、冬は低温と1年を通してみると温度差もあります。
また、地域によっては雨が多いエリアや暑さの強いエリア、そして冬には多くの雪が降るエリアもあります。
そのため、気候風土に大きな違いがあるので瓦が破損したり、不具合が発生することも多くなるのです。
そのた、洋瓦を設置するのであれば定期的なメンテナンスが必要になることを覚悟しておくことが必要となるのです。

■洋瓦の不具合の種類

洋瓦を使った家で起こり得る不具合の種類を紹介します。

・漆喰の剥がれ

洋瓦の瓦と瓦の接着部分に漆喰が使用されています。
時間の経過とともに外れてしまうこともあります。
雨漏りの原因にもなるので早めに対処をすることが肝心です。

・破損

瓦は粘土などで作られているので割れてしまったり、欠けてしまうことがあります。
割れたまま放置をしてしまうと、他の瓦がズレてしまい破損する原因にもなるので気を付けましょう。
また、欠けた瓦の一部分が落下する危険もあるので注意が必要です。

主に上記の2つが多い事例となります。
どちらにせよ、早めの対処を行って不具合の連鎖を防ぐことが重要となります。

■洋瓦に不具合が起こる理由とは

洋瓦が不具合を起こすことで、雨漏りやカビなどの影響が広がってしまうでしょう。
一見、頑丈に見える瓦ですが、少しの刺激で破損することも考えられます。
不具合が発生する理由としては下記のようなものが考えられます。

・強風

日本では夏に台風が多く発生します。
強風が吹くと瓦がズレる原因にもなるので注意が必要です。
突風や竜巻など異常気象が発生することも多くなってきたので、強風があった場合には点検をしましょう。

・雨

漆喰が少しでもズレていると、その部分から雨が侵入してしまいます。
そうすると、少しの雨でも屋根の内側に水が入っていき、雨漏りを引き起こすことになるのです。
大雨が降る場合でも劣化していることで瓦がズレてしまう危険もあるので定期的なメンテナンスが必要となるのです。

・地震

日本は地震大国でもあります。
記憶に新しい熊本自身や東日本大震災などでは多くの家の瓦が破損をし、被害を受けていました。
地震によって大きな衝撃が加わることで、漆喰が剥がれてしまったり瓦同士がぶつかり合って割れたり欠けたりしてしまうのです。

2001年には「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」が設定されましたが、それ以前に建てられた家の場合には不具合が発生しやすい傾向にあるので、強風や大雨の心配がない地域に住んでいる場合でも早めに点検をしてもらうことで、急な不具合を防ぐことができるでしょう。

■洋瓦を点検してみよう

自分で確認できる部分は点検をすることが大切です。
見えない部分については業者に依頼することになりますが、定期的に点検をすることで、大きな不具合を見逃す心配をなくすことができます。

・歪み

漆喰が歪んでいると最終的には崩れてしまいます。
自分で確認することは難しいかもしれませんが、1階部分の屋根が2階の窓から見えるのであれば、確認してみましょう。

・漆喰の剥がれ

屋根の上にコンクリートの塊のようなものが見えたら漆喰の一部である可能性があるので、劣化が悪化しないためにも早めに業者に見てもらいましょう。

・瓦のズレ

強風や雨が降り続いた後などは瓦がズレていないか確認してみましょう。
1階部分の屋根は2階の窓からチェックできるのであれば行い、2階部分の屋根は専門の業者に直接依頼をするか、少し遠巻きに見る事で確認をする事ができます。

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■洋瓦のメンテナンス方法とは?

・漆喰詰め直し

漆喰の一部分が剥がれている場合や、崩れの規模が小さい場合には詰め直しを行います。
劣化した漆喰を取り除き、綺麗に詰め直すだけの簡単な工事となります。

・棟取り直し

漆喰の剥がれや崩れが大規模であり、劣化状態が酷い場合には棟取り直し工事が行われます。
漆喰を詰め直し、棟瓦を取り外して再度設置し直します。

・屋根葺き直し工事

長年洋瓦を使用していることで、漆喰や瓦にではなくその下にある防水紙や野地板に不具合が起こることも考えられます。
そういった場合には、屋根の上の洋瓦を取り外して防水紙などの補修を行う必要があります。
補修をした後にはそのまま洋瓦を積むだけとなるでしょう。
工事費用も比較的安価になっているので安心です。

・屋根葺き替え工事

洋風瓦の状態が悪い場合に行われるメンテナンス方法です。
瓦だけではなく下地の不具合も激しいのであれば、葺き替えでないとまたすぐに不具合が発生する危険があります。
下地も瓦も全て取り除いて新しいものに取り換えることになるので、メンテナンスには時間も掛かり費用も高額となるでしょう。

■大掛かりなメンテナンスを防ぐには?

上記のような大掛かりなメンテナンスとならないためにも、定期的な点検が欠かせないのが洋瓦です。
上記にも記載したように日本の風土に合っていない可能性も十分にあるので、日本の瓦のよりも早い段階で点検を行う必要があるでしょう。
ですが、屋根の上なので自分で行うと落下する危険もあります。
リスクを最小限にするためにも窓や下から見える範囲は自分で点検をし、見えない部分に関しては無理をせずに専門の業者に依頼をして点検からメンテナンスまで一緒に行ってもらうことをオススメします。
無料で訪問調査を行う業者も増えているので安心でしょう。

また、瓦は全日本瓦工事業連盟が定めたガイドライン工法によって施工されていきます。
2001年に制定されたもので、東海大地震クラスの揺れも想定しているので安心感が高いでしょう。
地震だけではなく台風などの様々な自然災害に強い方法なので、ガイドライン工法に沿った施工をしていれば、重くて地震に弱いとされる瓦を使った家でも安心して暮らすことができます。

瓦屋根は瓦の交換じゃなく塗装することもできる?

瓦屋根は年数の経過と共に塗装が剥がれてきたり、コケや藻などの汚れが目立ってきたりします。
これによって大切な住まいの美観性が失われてしまうので注意しなければなりません。
屋根瓦のメンテナンスは、交換する方法が最も主流であると言われてきましたが、実は塗装でも対応できるということをご存知でしょうか?
ここでは、瓦屋根の塗装時期や対応塗料などについて詳しく解説していきます。

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■セメント瓦の塗装と耐久性について

セメント瓦屋根は、表面の塗装が剥がれ落ちたり、汚れなどで残念な見た目になってしまいます。
この状態をそのまま放置してしまうと、雨漏りを引き起こす可能性がありセメント自体の劣化にもつながってしまいます。
また、瓦の割れやズレが原因で雨漏りに結びついてしまうことも考えられるでしょう。
鬼瓦や棟瓦の漆喰によるおさえ塗りや瓦の割れ、ズレの定期点検を兼ねて、塗り替え作業をおすすめします。

■セメント瓦屋根の塗り替えポイント

セメント瓦の塗装で大切なポイントを3つご紹介していきます。

ポイント1.高圧洗浄

塗装を行う前に高圧洗浄機を用いて苔や汚れなどを洗い落とす作業を行います。
セメント瓦の場合は、北側の屋根は特にコケが生えやすいのでこれを完全に洗い落とさなければなりません。
そしれ瓦の表面にある塗膜やセメントの砂など劣化部分を剥がし取る作業も高圧洗浄で処理することが望ましいです。

ポイント2.瓦の割れやズレの下処理を行う

セメント瓦の塗り替えは、瓦が割れていたりズレていたりすると施工できません。
したがって塗装前の段階で、瓦を新しく交換したり鬼瓦や棟瓦の漆喰を補修する下処理が必要になります。

ポイント3.塗膜厚が適切かどうか

どんなに優良な塗料で塗り替えても、施工時に適切な塗膜厚が維持できなければ残念ながら耐久性は低下し期待できなくなってしまいます。
塗装回数と希釈度の問題はしっかりクリアさせて施工に挑みましょう。

■セメント瓦の適格な塗装時期とは?

屋根瓦の状態をチェックするには、建物を下から見上げた時変色していないかが重要になります。
変色が確認できたら屋根に上がって近くで点検する必要がありますが、一般の方はなかなか難しいでしょう。
危険を伴う行為なので、心配な方は業者に一度見てもらった方が安心です。
中には無料点検してくれる業者もあるので検討してみてください。

瓦の変色の原因は以下の2点です。

・塗料の色褪せ

経年によって塗料が退化して色褪せ・変色している場合は、塗り替え時期の目安となります。
早急に対処する必要はありませんが、業者選びや塗料選択などを含めるとこの段階で行動することをおすすめします。

・コケが発生している

塗装が剥がれ落ちて瓦が水分を含みコケが発生している状態です。
すでの既存の塗料が剥がれているため、できるだけ早めに塗装した方が良いでしょう。

■瓦屋根の対応塗料

建物の中で最も過酷な条件にさらされているのが屋根です。
紫外線や直射日光、雨風にさらされたり、砂やホコリも付きやすいでしょう。
そのため外壁塗装と同様に、強靭な塗膜形成が必要になってきます。
以下の汚れに強い塗料を参考にしてください。

・水系塗料

水系アクリルシリコン樹脂塗料

・弱溶剤系塗料

二液型シリコン変性樹脂塗料
二液型ポリウレタン樹脂塗料
フッ素樹脂塗料

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■瓦屋根はDIYで塗装できる?

最近は、外壁塗装をDIYで塗装する人が増えてきましたが、瓦屋根も自分で塗装する人もいるようです。
DIYでは、人件費が発生しないのでその分費用を節約することができますが、危険を伴う作業なので時間をかけてじっくり塗装するよう注意してください。
足場・養成なしの屋根に上るには、2階のベランダもしくは脚立を設置して上り下りすることになります。
住宅屋根の最高地点は2階建ての建物であれば、約8mくらいの高さがあるので安全帯、安全ロープ、滑り止め専用の靴、ヘルメットなどの安全対策が必要になります。

では、実際の塗装手順を解説していきます。

  • 瓦の表面に付着したオレンジ色のコケを金属ブラシを使って削ぎ落としていきます。
    既存の塗料が剥がれてコンクリートの地肌が白く出てきます。
  • 高圧洗浄機を使って金属ブラシで取りきれなかったコケや汚れを洗い流します。
    専門業者のような性能の洗浄機を使用すれば、頑固にこびり付いたコケも取り除くことができるでしょう。
  • 屋根は30度前後の傾斜になっているため、塗料缶を安定して置ける場所があると便利です。
    足場がない場所で塗装する場合は、屋根の端での作業は非常に困難であるにも関わらず、最も痛みやすい部分でもあります。
    しかしDIYで行う場合は、できる範囲内の作業をおすすめします。
  • 屋根にある大きなへこみは防水パテで養成していきましょう。
    下地との密着性や耐久性を強めるために防水シーラーを塗ると、より塗料の性能がアップします。
  • 塗り作業は、塗料を乾燥させる都合もあるので天候の良い日を選びましょう。
    1人せ作業する場合は、何日間かに分けて重ね塗りするようにしてください。
    屋根の片面の2度目の上塗りが完了するまでに3週間くらいかかるスケジュール調整で進めていきます。
  • 塗装後しっかり塗料が乾いたことを確認したら、瓦と瓦の間に埋まった塗料を専用工具を使って縁切りしていきます。
    瓦の隙間が塗料で完全に塞がれてしまうと、水の逃げ道がなくなり雨漏れの原因になるので必ず塗料を切り離す作業を行ってください。
  • これで塗装は完了になりますが、全工程を終えるまでに約1ヶ月半もしくはそれ以上かかる可能性があります。
    人件費をかけず、塗料や機材、工具等で6、7万円程度かかりますが、専門業者に依頼するよりは確実にコストはかかりません。

    一般的な瓦屋根の塗装は、金属ブラシによる下準備、高圧洗浄機による本洗浄、防水パテでのへこみの養成、防水シーラー塗装、瓦専用塗料の上塗り2回が基本です。
    工具には塗料を塗るための刷毛や、皮スキなども必要になるので塗装する前に全て揃えておくと塗装作業がスムーズに行うことができます。
    瓦を新しく交換する作業はDIYでは難しいため、専門業者に依頼することをおすすめします。

    いかがでしたか?
    瓦屋根は自分でメンテナンスすることも可能で、修理はもちろん塗装することもできます。
    ただし、メンテナンスを自身で行う時はしっかりと安全対策を行なってから始めなくてはなりません。
    屋根の修理で安全対策を怠った結果、重大な事故に発展する恐れがあります。
    そのようなことが起きないように、きちんと安全対策を行なってから修理・屋根塗装の作業に移りましょう。

    もしも安全にできるか不安な方は、無理をせず業者に依頼した方が良いでしょう。
    瓦屋根を取り扱っている業者は少ないというイメージがあるかもしれませんが、防災瓦の普及によって徐々に取り扱い業者も増えています。
    また、もし外壁塗装も行っている業者で瓦屋根のメンテナンスも可能なところがあれば、まとめてメンテナンスを行なってもらった方がコストが安くなるでしょう。
    ぜひ、瓦屋根のメンテナンスを検討する際は外壁塗装についても検討してみてください。

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