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ひび割れ対策に!弾性塗料とは?

外壁で使われるアクリル、ウレタン、シリコン、ラジカル、フッ素などの塗料は硬質塗料を言われており、塗った後は固まるという性質があります。
固まるという性質は劣化に強そうなイメージがありますが、実はひび割れに弱い性質を持つのです。
では、ひび割れに強いと言われる弾性塗料とは何なのでしょうか。

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■弾性塗料とは

弾性とは力が加わると働き、力がなくなると元に戻るゴムのような性質のことです。
塗料の場合は、ひび割れする外壁の動きに合わせて、塗膜も同時に動く性質のことを示します。
その同時に動ける幅が大きい塗料を高弾性塗料、逆に動ける範囲が狭い塗料を微弾性塗料と呼びます。
モルタル壁はとてもひび割れが起こしやすい外壁なのですが、そこに最高級に分類されるフッ素塗料を塗ってもひび割れのリスクはあるでしょう。
フッ素塗料は20年も耐用すると言われており、費用も高額なのに、数年でひび割れてしまえば、綺麗な印象はなくなってしまいます。
それを防ぐためにはフッ素塗料ではなく弾性塗料を採用するか、もしくは下塗り材に弾性の塗料を使って、ひび割れのリスクを抑えるなどの工夫が必要です。
ちなみに、弾性塗料はひび割れ対策だけではなく、しっかりと壁に密着すれば防水性をアップさせることもできます。
また、弾性塗料は分厚く塗ること必要であり、砂骨ローラーを使用して塗るのが特徴です。
これは見積り書では弾性ローラー仕上げなどと記載されている場合があります。

■耐用年数が短いデメリット

ひび割れ防止に有効な弾性塗料ですが、もちろんデメリットも存在します。
弾性塗料の場合、工法によってアクリルやウレタンといった塗料と同様に、耐用年数が5年ほどの場合があるのです。
また、フッ素塗料に弾性硬化剤を混ぜた弾性フッ素塗料がありますが、この場合は通常のフッ素塗料より耐用年数は下がる傾向にあります。
ひび割れ防止を優先にするか、外壁全体の耐用年数を選ぶかで選ぶようにしましょう。
なお、弾性塗料は何層も塗ることで耐用年数を高めることが可能ですが、手間や時間、工事費も高額になるので注意してください。

■窯業系サイディングボードには不要

弾性塗料は窯業系サイディングボードなどに使うことはできません。
そもそもサイディング自体、ひび割れを起こす可能性は低く、ボードの動きは目地のコーキングを施すことで対策できます。
また、サイディングは太陽光によって80度近くの熱を持ち、塗料が柔らかくなってフクレなどが起きやすく、景観美を悪くしてしまうこともあるのです。
このことから、サイディングの場合は弾性塗料を使用する必要はありません。

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