外壁塗装は様々な工程を重ねて完成に至ります。
見積もり段階では必ず完成し引き渡しを行うまでの流れを説明してもらえるので心配いりませんが、ここで一連の流れを確認しておきましょう。
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■仮設や足場の設置
安全に外壁塗装を行う上で大切になってくるが仮設足場です。
中には足場なし工法と言ってロープにぶら下がりながら塗装を行う場合もありますが、一般的には作業の効率や安全性を考慮し足場を設置することが多いでしょう。
同時に飛び散りを防ぐための飛散防止シートを覆うこともあります。
■高圧洗浄で汚れを落とす
塗装をする前に高圧洗浄機を使用して汚れを落としていく作業です。
ここで重要なのは適度な水圧で洗浄されているかどうかということです。
14.7MPaが適切な圧力計とされていますが、高圧の水で外壁がへこんでしまう材質もあるので注意が必要です。
■よく乾燥させてしっかり下地処理を行う
高圧洗浄が完了したら、天候にもよりますが2日くらいかけてよく乾燥させます。
しっかり乾燥させないと塗料などが密着しぬくくなるので、きちんと乾燥時間を設けます。
ここから下地調整を行っていきますが、ひび割れを埋めたり剥がれた箇所にモルタルで補修する場合もあります。
塗料がついてはいけない部分にシート・テープを貼って飛び散りを防ぐ作業も重要です。
■本格的に塗り作業に入る
1.下塗り
はじめて塗料を壁に塗っていく作業になります。
塗料や工法によって多少違ってきますが、下塗り・中塗り・上塗りをそれぞれ数回に分けて塗装していくケースもあります。
最初の下塗りは色を塗っていくという作業ではなく、保護目的なので壁にしっかり薬剤を密着させることが大切です。
下地状態により、シーラーやプライマー、バインダー、フィラー、などの下塗材料を使い分けていきます。
2.中塗り
上塗りの1回目と同様に重要となる中塗りは、上塗り塗料と同じものを使用するため、手抜き工事される可能性も高いでしょう。
中塗りだけでしっかり1日使って作業してもらった方が安心です。
3.上塗り
一番塗装のメインとなる工程です。
サイディングやモルタル仕上げでは、透明な塗料だけ塗ることもあります。
中塗りと上塗りの違いは塗料の色を微妙に替えている塗料を使用すると、どこまで進んだか判断がつきやすくなります。
塗り忘れ防止を防ぐためにも最後の上塗りは重要なのです。
屋根塗装に関しても外壁と同様に塗装していきます。
全て塗装が終了したら、テープやシートなどを剥がし業者による確認をしてもらいます。
これは塗り残しや、余計な場所に塗料していないかチェックしてもらうための工程です。
問題だければ足場を解体し、家全体を確認することができます。
外壁塗装工事はいきなり作業に入るのではなく、事前準備や確認作業もあるのでしっかり確認しておきましょう。