外壁塗装の仕上げには様々な種類があります。
自分好みの仕上がりになるように、仕上げ剤の種類を紹介します。
■複雑な模様を職人の技術で作りだす「モルタル壁」
モルタル壁は、職人が自分の手で仕上げていきます。
「モルタル」という主成分がセメントの建築材を使い、塗りつける事で模様を付けていくのです。
ただ塗るだけでは個性も何もないので、職人が模様を施していきます。
以下にモルタル壁の種類と特徴を紹介していきます。
・リシン仕上げ
塗料の中に砂や砂利を入れて吹きつけて模様を付けていきます。
ツヤがありませんが、砂の大きさによって模様の雰囲気を変える事が出来ます。
・スタッコ仕上げ
ローラーやコテなどを使って平らに塗った塗料に凹凸を付けていきます。
壁紙でも多い漆喰などと同じような模様になります。
和風な雰囲気の家にピッタリな仕上げ方です。
・吹き付けタイル、ボンタイル仕上げ
塗料を吹き付けて上塗り剤を塗った物を吹き付けたいる仕上げ、吹き付けてから押さえて凸部分を平にしたものをボンタイル仕上げと言います。
古くから使われていた技法です。
・ゆず肌仕上げ
柚子のような模様を施す仕上げ方です。
塗料を厚く塗った後に、ハケやローラーなどを使い柚子のような模様を付けていきます。
・さざ波仕上げ
塗料を塗った後に鎖骨ローラーを使用してさざ波のような凹凸の模様を付けていきます。
スチップル模様とも言われます。
その他にもウェーブ、ウッディー、シラスL、スクラッチ、ドロー、フラワー、ライムトーン、リバー、ラフウェーブなど様々な種類のモルタル壁の種類があります。
職人の腕により模様に違いがあるので、職人選びを慎重に行う方が良いでしょう。
■「サイディングボード」による模様
近年はモルタル壁よりもサイディングボードが主流となっています。
モルタル壁とは違い、工場で作られたパネルを張り合わせる事で簡単に仕上げを施す事が出来るのです。
サイディングボードには様々な種類の模様が存在します。
レンガのような模様であったり、タイルや木材のような模様を作り出す事も出来ます。
1色だけではなく複数の色をパネルに施す事が出来るので、大変人気の仕上げ方となっています。
ただ、様々な模様や色味があるので塗り替えを行う際には、「クリアー塗装」をする事をオススメします。
レンガ調やタイル調であったのに、塗り替えの際に1色の塗料で塗りつぶしてしまうと、サイディングボードの質感や失われて全くの別物となってしまいます。
ですが、クリアー塗装を施す事で質感や色味を失わずに済むのです。