外壁塗装を行うと、工事期間中は塗料の臭いが気になってしまう方も多いのではないでしょうか。
特に嗅覚が敏感な人にとってはツラいものがあります。
では、この塗装時に起きるニオイは何が原因で発生してしまっているのでしょうか?
また、人体には影響をおよぼすことはないのでしょうか?
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■ニオイの原因は?
外壁塗装に使用されている塗料の中でも、イソプロピルアルコールやメタノールなどのシンナーを使用している塗料があり、これらが強いニオイの原因となっています。
シンナーは吸いすぎてしまうと体に影響を及ぼすことがあります。
例えば吐き気やめまい、頭痛、月経不順、目や鼻・喉などへの刺激や不快感など、軽度でもこのような状態が出てしまう恐れがあるのです。
これが重度の症状になるとノイローゼや不妊、呼吸困難、アトピーの悪化などにも繋がる恐れがあります。
また、シンナーというのは呼吸から体内に入ってくるだけではなく、皮膚から侵入してきてしまいます。
これは、シンナーが油で溶けてしまう性質を持っているため、皮膚表面にある皮脂とつながり、そこから体内に入り込んでしまう可能性もあるので、施工現場ではなるべく肌は出さない格好が良いです。
作業員の方も肌は出さず、長袖長ズボンで作業を行っているのは、肌から侵入しないようにするためだったのです。
■ニオイの対策方法
ニオイの対策方法としては、一つにマスクを着用するという方法があります。
手軽に手に入るものですが、実際は専用のマスクを使用しないと意味がありません。
専用というと、防毒マスクや有機ガス高濃度用防毒マスク、キーメイトマスクなどがあります。
施工現場に入って立ち会う時は必ず防毒マスクを使用しましょう。
もしくはそもそもニオイの少ない塗料を選ぶことはニオイ対策にもつながります。
シンナーを使っていない水性塗料や揮発性有機化合物(VOC)の含有量が少ない塗料などはニオイ対策に直結させられます。
ただし、これらの塗料は下地によって塗れないものもあるので気を付けなくてはなりません。
また作業中は基本的に出掛けていく、妊婦さんや子ども、ペットなどが心配な時は帰省したりホテルを利用するという手があります。
こういった方法も検討しつつ、自分はどの方法が合っているのかを見つけていきましょう。
また、外壁塗装業者なら、ニオイ対策も十分に行っているため、どうすればいいのか分からないという時は、一度外壁塗装業者に相談してみましょう。