ウッドデッキはオシャレで天気の良い日に手軽に外に出られるので、設置している住宅も多いでしょう。
しかしウッドデッキも経年によって太陽で焼けて色が褪せてしまったり、色落ちしてしまいます。
では、外壁塗装の際にウッドデッキも一緒に塗装する場合は、どのような点に注意したらよいのでしょうか。
■ウッドデッキの隙間を塗布するのは手間がかかる
ウッドデッキは木で造られているため、木材保護塗料を塗っていく必要があります。
しかし塗布の仕方によっては仕上がりが大きく左右されるので気をつけましょう。
まずウッドデッキには床板と床板の間に隙間があるため、その隙間にきちんと塗料を塗布していくことが必要です。
この隙間は雨水などが溜まらないようにできているのですが、塗装に関しては思いもよらぬ盲点となってしまいます。
一般的には10㎜程度の間隔で隙間をあけていますが、刷毛が入りにくい場合は隙間専用の刷毛を使用した方が塗りやすいでしょう。
■ウッドデッキにはローラーは向いていない
木目の雰囲気を活かすために、床板1枚づつ綺麗に塗布していきましょう。
ローラーは一度に広い面積塗布していくことができて時間の短縮にもなるのですが、ムラが出てしまうので仕上がりに差が出てしまいます。
少し面倒であっても1枚1枚丁寧に塗っていくことが大切です。
塗っていく際は、木目に沿って刷毛を動かしていくと平均的にムラなく塗布できます。
■塗布は3度以上重ね塗りする
ウッドデッキに塗布する木材保護塗料は、1度塗っただけでは効果を期待できません。
最低でも3回は重ね塗りしていく必要があり、色あいを見ながら進めていきましょう。
その際、前の塗装が完全に乾いた状態で重ね塗りしていくことが重要です。
浸透性塗料を使用する場合には、しっかり塗料が浸透してからでないと塗料をうまく塗ることができないので注意が必要です。
■塗布作業は必ず晴れた日に行う
ウッドデッキの塗装は雨が降っていなければ問題ないと思う方も多いのですが、実は違います。
何度か重ねて塗る手間があるため、作業を行う日だけ晴れていればいいという訳ではなく、塗装後3日間くらいはしっかり乾燥させるために天候は重要な条件となります。
きちんと乾いていないうちに雨にあたってしまうと、雨跡が残ってしまい綺麗な仕上がりとは程遠くなってしまいます。
ウッドデッキはしっかり乾燥させるということが重要なのです。
このようにウッドデッキの塗装は、塗布の仕方や天候などあらゆる条件が必要になります。
自分でウッドデッキの塗装をする自信がない方は、業者にお任せした方が綺麗で理想的な仕上がりが期待できるでしょう。
予想以上に難しい作業であるため、業者に依頼した方が失敗せず費用も安く抑えることができます。