下塗り塗料では、下塗り塗料の専用塗料があります。
それは家の状態や材質によって使い分けられているのです。
ここでは、下塗り塗料の種類と工法についてご紹介します。
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■下塗り塗料の種類について
・シーラー
シーラーは、上塗り塗料などが下地へと吸い込まれことを防止する効果があります。
そのため、ヒビ割れなどがおきていない外壁に良く使われる下塗り塗料です。
シーラーを塗ることで壁がしっかりし、上塗り塗料が塗りやすくなるメリットがあります。
色は透明か白で、接着力と抗浸透力などの機能があります。
しかし、コンクリートやモルタル、石膏ボードなどの外壁のみに使用可能です。
・プライマー
プライマーは主に鉄やステンレス、アルミなどの鉄部分に塗ります。
塗っておくと後から上塗り塗料をした時、付着しやすくなる効果があるのです。
基本的にサビを覆う機能はないので、作業ではサンドペーパーや研磨布でサビを落としてから塗ります。
プライマーの中にはサビを防ぐプライマーはあります。
・フィラー
フィラーは、主にヒビ割れている外壁や、デコボコが目立つ外壁に使われる下塗り塗料です。
モルタル壁はヒビ割れが起きやすいので、実は特に使用される塗料と言えます。
ヒビ割れは0.3mm程度のものなら塗ることができますが、劣化が激しい場合や弱い外壁には使用することができません。
その場合は、フィラーとシーラーそれぞれの特性を持つ微弾性フィラーが使われます。
■下塗り塗料の工法
下塗りをする前に、下地が万全な状態でなければなりません。
では、下塗り塗料の工法についてご紹介します。
・高圧洗浄
外壁は汚れが付きやすく、水で洗い流しただけでは落ちない汚れが多いです。
また、汚れを放置したまま塗料すると、耐久性が落ちてしまうこともあります。
そのため、外壁塗装をする前に、高圧洗浄で汚れを落とす作業が行われるのです。
それでも落ちない汚れは薬剤を使用します。
・下地処理や下地調整
外壁は経年劣化などでヒビが入っている場合があります。
亀裂が大きくなれば雨漏りなどのトラブルに発展し、放置すればカビやサビが増えて家の寿命にも関わってくるのです。
下塗りをするまえに、下地自体をしっかり補修することが外壁塗装ではとても重要と言えます。
・下塗り
塗料が飛び散らないように養生が済むと、下塗り作業が始まります。
下塗りは家の素材や状態によって塗料が使い分けられ、仕上げるための上塗り塗料とは異なる色で塗られていることを確認することが可能です。