■外壁塗装の保証にはいくつかの種類がある
外壁塗装を行った時に、施工後の保証がどれくらいあるのか、保証期間はどれくらいか気になることがありますが、外壁保証にはいくつかの種類があります。
保証について確認する時には、どこの保証か、保証対象部分はどこまでか、保証期間はどれくらいか、どのような状態になった時に保証してくれるのかを確認しましょう。
これらを契約前にしっかりと確認してから契約しなければ、のちにトラブルに巻き込まれることもあるので注意しましょう。
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■自社保証とは
自社保証とは、塗装業者が自ら保障してくれることで、一見何が良くて何が悪いかの判断が付きにくいこともあります。
まれに中身のない、ただ長期保証が付いているだけのものもあるので、保証部分とどのような状態が保証対象になるのかを確認しましょう。
保証部分は外壁だけなのか木部や鉄部も含まれるのか、塗膜の剥がれ以外に変色したらどうなるのか、何年間の保証なのかなど確認することで具体的なことが分かります。
自社保証では、保証部分は外壁だけとなることが多く、木部や鉄部の保証が付いていても期間が短くなることが多いです。
また外壁の剥がれは保証されても、変色には保証されないこともあります。
それは変色などは立地条件などで起こりうることとなるので、対象外として扱われることが多いです。
また自社保証では、倒産後に保障がなくなることもあります。
■業者が加盟している保証とは
外壁塗装業者が加盟している団体や組合の保証制度は、業者が倒産しても保証を受けることができます。
なので安全な保証となりますが、個人で保証が受けられるのではなく、業者の塗装ミスによって引き起こされた問題に関しての費用の補償をすることとなるので、自社の保証とは根本的に違った保証となります。
業者によって問題がなければこの保証を使うことはできませんが、万が一の時でも安心することができます。
■塗料メーカーの保証とは
塗料メーカーの保証とは、塗料を作っているメーカーが塗料に対して保証をしていることで、主に大手メーカーが保証を付けています。
保証対象地域のみで保証され、塗料メーカーの保証付きの塗料でコーティングした住宅を数回点検し、しっかりと塗料が付いているかなどチェックしてくれます。
また条件が厳しい代わりに、外壁以外の部分も保証してくれるなど手厚い部分もあります。
■保証対象外はあるの?
これらの保証でも対象外になる部分もあります。
主に施工後に起こったことが対象外となりますが、地震や台風などの自然現象や火事や落雷などの外部要因、工事請負業者以外の作業や所有者の不適切な使用法や持ち込みの資材、建物の欠陥や害虫や動物などが原因の場合は、どの保険であっても対象外となることが多いです。