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外壁の防水性能を取り戻し、家の長寿命化!

ウッドデッキ

外壁に塗っている塗料には防水性能が付帯されていることはご存じですか?
塗料を塗らないと外壁自体に水が吸収され、外壁や住宅内部の破損や老朽化につながる恐れがあります。
ただし、この防水性能も経年や紫外線などの影響から衰え、性能が失われることで塗料のひび割れや雨漏りなどの事態を招いてしまうのです。
失われた性能を取り戻すには外壁塗装を行いましょう。
今回は外壁塗装や撥水コーティングの必要性、梅雨時期に塗装は可能なのか、ウッドデッキも塗装を行った方が良い理由についてご紹介していきます。

日本の四季の特徴

日本には四季が存在します。
四季によって様々な美しい自然を楽しむことができ、日本が誇れる要素の一つとも言えるでしょう。
自然が変わる光景は素晴らしいものですが、同時に気象が大きく変動しやすいことも日本の特徴と言えます。
外壁塗装には適切な気温や室温で行わないと、正確に性能が付帯されず、さらに塗装自体にも影響があり、適切な天候で作業が必要です。
まずは、日本の四季と気候の特徴性をご紹介していきます。

■春の気候の特徴

春になると高低気圧が周期的に通ります。
4月の初めは雨が多く、寒冷前線が通過する日本海の北東に発達しながら低気圧が進むことで、大風の春一番が訪れます。
4月下旬になると気温は下がりますが、5月にかけて高気圧帯ができることで天候も安定していくのです。
ここ例年は異常気象も目立ちますが、5月の平均気温は北海道が10℃、関東地方が16℃、九州地方が16℃となっており、四季で最も過ごしやすい気温と言えます。
5月下旬を迎えると南岸・南海上を通過する移動性高気圧が北に偏ることで、北高南低の気圧配置に変わります。
これが梅雨の前触れであり、6月上旬前後より梅雨型の気圧配置が多くなり、梅雨時期に突入するのです。

■夏の気候の特徴

7月中旬前後で梅雨明けを迎えますが、前線の影響で大雨に見舞われやすくなります。
これを梅雨前線豪雨と呼び、赤道気団からたくさんの水蒸気を含む暖気が梅雨前線の上へ、舌状に巻き込むことで、集中豪雨が発生しやすくなるのです。
集中豪雨となれば洪水はもちろん、山津波により甚大な被害も毎年発生しています。
ここから小笠原気圧が高くなり、梅雨前線を北に移動させることで7月中旬前後に梅雨明けし、盛夏を迎えるのです。
8月は全国的によい天気が続き、気温も高温となります。

■秋の気候の特徴

9月上旬頃になると日本にも大陸の気団の影響があらわれ、夏の終わりを告げるように温度が下がりはじめ、雨の日が続き、台風が訪れやすい秋を迎えます。
台風は熱帯地方の海上に発生する熱帯低気圧のことで、台風の目とも呼ばれる中心付近の最大風速が17m/s以上のものを指します。
この台風は9月下旬あたりまで訪れる傾向があり、約20%は上陸するとされているのです。
台風が北上すると上層に雲が発生し、雲に厚さが増すとにわか雨が断絶的に発生し、その内に雨量が増えて強く降るようになります。
遅くやってくる台風はスピードが速いので、気象状況は早めに調べて避難をすることが望ましいです。
9月の長雨は10月上旬以降に移動性高気圧が通過しやすくなるので収まり、良い天候が続きます。
この良い天候は11月初旬にも続き、特に11月3日は晴れが多いことから「晴れの特異日」とされているのです。

■冬の気候の特徴

11月中旬頃から気圧配置は西高東低となり、季節風の影響で寒波が訪れます。
山沿いには新雪が降り、平野部でも初霜が観測されることが多いでしょう。
季節風が通過すると、風がほとんどなく日差しがぽかぽかと暖かい小春日和の日が続きます。
12月を迎えると日本側の天候が悪くなって雪が降りますが、太平洋側は空っ風で晴天が多くなるのが特徴的です。
しかし、年末に近付くと低気圧が日本を縦断し、太平洋側も雨が降りやすくなりますが、それでも気温は高めの傾向があります。
1月中旬は寒冷前線が通過するため気温が低くなり、1月27日頃は冬で最も寒い「大寒」を迎えます。
過去の年最低気温の記録を見ると、1月26日前後に観測されやすいそうです。
北海道の旭川、帯広、倶知安、富士山頂の記録は-35℃と記録されており、厳しい寒さだと分かります。
2月中旬あたりから冬型の気圧配置が崩れやすくなるため、この時期から冬の終わりが近づき、再び春が訪れるサイクルとなっているのです。

■日本の雨量について

日本で最も降雨量が多い県は高知、宮崎、富山、静岡と記録されています。
冬の日本海側は降雨量だけではなく、降雨日も多いです。
一方、静岡など太平洋側は夏の方が降雨量と降雨日が多い傾向にあります。
地方によって雨に降り方や降雨日の多さに違いがあるので、地方の気候に応じた外壁塗装が必要です。
四季の特徴を少し理解するだけでも、外壁塗装の施工計画が建てやすくなるでしょう。
日本は雨や雪の時期が多いので、外壁に防水性能を持たせることは家を守るためには重要なことと言えます。

定期的なメンテナンスで長寿命の家に

家のお手入れと言えば、室内掃除が基本でしょう。
快適な生活空間を維持するためには室内掃除は大切ですが、メンテナンスで家の性能を維持させることも大切です。
メンテナンスを怠ると家の老朽化が進み、長く住み続けることが難しい住まいとなってしまいます。

■住宅の寿命はどのくらい

住宅の寿命がどのくらいか知っていますか?
法律で決められた住宅の資産は鉄骨造や鉄筋コンクリート造は47年、木造住宅なら22年の耐用年数と定められています。
この期間をオーバーすると税法では資産をみなされないものの、親子で長く暮らせる家として30年以上建ち続ける住宅は多いです。
建物は時代に応じてスタイルが変わっているもの、基準としては30年から50年は建物として正常に機能するように設計し、建てられています。
しかし、子どもや孫が引き継ぐ家と考えると30年から50年は少し短いように感じるでしょう。
基準は30年から50年ですが、住宅は日頃の手入れや定期的なメンテナンスにより、寿命を長く伸ばすことが可能です。

■古民家が長寿命な理由

日本には築200年を超える古民家が存在し、国や県、市で厳重に保護されている住宅も数多くあります。
このような古民家は柱や梁も色つやがあり、老化もしっかり磨かれ美しいです。
このようなきれいな状態で古民家が現代にも残されている理由は、日本の気候風土に適した造りであることと同時に、家主が適切な時期に必要なメンテナンスとお手入れをしているからです。
例えば、藁葺き屋根の民家で考えると、かつては囲炉裏を焚いて生活していました。
囲炉裏で下から燻されることで、屋根材に防虫効果が付帯されていたのです。
廊下や柱もぬかを澄みこませた雑巾で拭くことにより、木材表面を保護する効果がありました。
もちろん、定期的に外壁の補修や張り替え、塗り替えにより、建材の風化を回避して家を守り続けていたのです。

■快適な現代の住宅もメンテナンスは欠かせない

建築技術や建材・設備の品質も向上しており、家の寿命も長くなっています。
しかし、現代の住宅も定期的にメンテナンスをしないと、寿命を短くしてしまう恐れがあるのです。
例えば、キッチンや収納スペースのキャビネットの戸や玄関、お風呂場、トイレなどの窓は1日で開閉することが多く、触れやすい場所なので傷も付きやすいでしょう。
扉の開閉を支える蝶番も時間の経過により壊れてしまうので、壊れる前に緩みがないかなど確認することが大切です。
また、室内に湿気がこもると住宅の建材にカビが発生したり、湿気による腐敗が進んだりします。
健康的にも悪い状態なので、風通りの良さや空気の入れ替え、こまめの掃除や点検が必要となるでしょう。

■外壁も定期的なメンテナンスで長持ち

屋根や外壁は住宅と暮らしを守る重要な部分です。
日差しや雨、風にあたりやすいので、建物の中でも特に劣化しやすい場所になります。
例えば、経年劣化や紫外線、雨風の影響で塗膜の性能が衰えれば、塗膜にひびが入り、そこから雨水が浸入して、内部から腐敗やカビ・錆を発生させるでしょう。
そうなると、どんなに風通しの良い空間でも、内部の腐敗や老朽化を抑えることは難しいです。
また、チェックしていないと気付かないので、雨漏りの発生で外壁や屋根が破損していることに気付き、修繕に時間や費用がかかる事態を招くこととなります。
早い段階で補修や塗り替えができれば、建物への悪影響も最小限に抑えることができ、長い目で見れば経済的な負担も抑えることにつながるのです。

外壁塗装の場合、塗料によって耐用年数が異なりますが、大体5~10年での塗り替えが最適でしょう。
日当たりが悪い場所や逆に日当たりが良すぎる場所、海岸沿いにある家など、方角や住宅環境により、劣化スピードや劣化しやすい部分は異なるため、目安時期よりも早めの塗装が求められることもあります。
塗膜の劣化はひび割れ以外でも外壁の汚れ具合や白い粉がつくなどの症状で分かるので、壁の不具合はしっかりチェックしておきましょう。

■外壁塗装業者で点検&塗り替え

塗り替えするべきか悩んだ場合、外壁塗装業者に点検をしてもらうと良いでしょう。
素人では補修箇所に気付かないことが多いため、プロの業者に依頼すれば正確な補修箇所や塗り替えが必要かどうか把握できます。
外壁塗装は道具や塗装手順、塗装テクニックを知っていればDIYでも可能です。
しかし、高い位置の作業もあるので、DIYよりも業者に依頼した方が安全できれいに塗装してもらえます。
ただ、業者によって腕も違えば、接客対応の質にも大きな差があるでしょう。
もちろん料金にも違いがあるので、業者選びは慎重に行わなければなりません。

業者を比べる場合は、必ず相見積りをしましょう。
相見積りをすることでおおよその相場を理解し、そこから優良な業者を見つける材料となります。
自信のない方は家を買ったり、建てたりしたハウスメーカーや工務店に相談し、業者を紹介してもらう方法も安心でしょう。

■外壁塗装ができない状況が決まっている

外壁塗装工事は公共建築工事標準仕様書に基づき、工事が行えない環境の時があります。

気温が5度以下の場合
湿度が85%以上の場合
換気が不適切な状態
結露などが原因で塗装の乾燥が困難な場合
雨が降る恐れがある場合
上記の条件にいずれか当てはまると、外壁塗装を行うことは困難です。
そのため、業者は梅雨時期の工事に敬遠する傾向が強くあります。

梅雨に外壁塗装を行っても大丈夫?

■梅雨の時期に外壁塗装が行えない理由

・塗料と雨水が混じる

雨が降った状態で塗装を行うと、塗料に雨水が浸入してしまいます。
そうなると塗料が薄まってしまい、塗料としての機能性が低下する、もしくは効力がなくなってしまうのです。
・塗膜に雨水が付着してしまう

塗膜は外壁の保護だけではなく、仕上がりによって美観にも影響します。
塗布後に雨水が付着すると、塗膜の仕上がりが悪くなってしまうからです。
さらに塗膜の効果があらわれる前に雨水に当たると、塗料がそのまま流れて落ちてしまうので、塗布の意味すらなくなってしまいます。
・硬化後の影響

雨や湿度の高さからの影響で、塗料の硬化が通常より時間がかかってしまいます。
そのため、十分に乾燥していない状態で次の塗装が行われると、塗膜は正常な機能を発揮できなくなってしまうのです。
弱い塗膜になると塗膜が膨張したり剥がれたり、ヒビ割れ、クレーター、白化などの弊害が起きやすくなります。

■梅雨の時期に外壁塗装はできない?

上記の理由から梅雨は外壁塗装の適さない時期と言えます。
しかし、だからといって梅雨時期に外壁塗装ができないわけではありません。
工夫次第で梅雨時期でも十分に外壁塗装を行うことが可能です。
・天気予報をこまめにチェック

梅雨時期に外壁塗装を契約する際は、雨の日や湿度が高い日にならないように、しっかりと計画を立てることが大切です。
一つの工程ごとにしっかり硬化されていれば、その上に雨が降っても塗料の効果や作業への影響はありません。
ですので、一つの工程が終わるまでに雨が降ったり、湿度が高くなったりしないように気を付けて工事を行えば、梅雨時期でも問題なく外壁塗装が可能です。
・硬化が早い塗料を選択

塗膜の仕上がりは塗料が硬化する前に雨に当たると、悪くなってしまいます。
なので、梅雨時期に外壁塗装を行う際は、硬化が早く済む塗料を使いましょう。
硬化剤は塗料に加わることで化学反応により硬化を早めることが可能です。

■梅雨時期の外壁塗装工事のデメリットとは

梅雨時期は雨以外にも、外壁塗装工事によるデメリットも存在するので、その点も理解しておきましょう。
・工期が長い

梅雨は湿度が高い影響で硬化に時間がかかります。
そのため、一つの工程でも通常より時間がかかってしまい、全体の工期も延長してしまうのです。
タイミングが悪いと、通常の2倍も工期が掛かってしまう場合もあります。
・塗料の臭い

塗料は独特な臭いを発しますが、乾燥すると気化するので臭いは気になりません。
ですが、梅雨は湿度が高いためは臭いがなかなか抜け切れず、悪臭を我慢する日々が続くと言えます。
・窓が開けられない

外壁塗装では車や近隣住宅に塗料が付着しないようにするため、マスカーで養生が施され、これらは工事が終わるまで取り外しはありません。
なので、窓がなかなか開けられない上に、通常より工期が長くなると不快さが日に日に増してしまいます。

■工事を強行する業者には注意する

梅雨時期に外壁塗装を計画した際、当日に雨が降っても塗装工事を無理やり決行する業者があります。
しかし、外壁塗装の質を重視するためには、雨の日に工事を行うことは望ましくないです。
どのような業者に注意すればよいのでしょうか。
・小雨だからできる

悪徳業者の中には雨が少し降っていても工事ができると主張する業者があります。
ですが、この状況では多少でも外壁に雨が当たってしまっている状態です。
また、雨が降っているということは湿度も必然的に高くなり、湿度85%以上は十分に満たしていると考えらえられます。
湿度85%以上は公共建築工事標準仕様書の塗装工事ができない状況に該当します。
また、多少の雨でも塗装が流れ落ちて、きれいな仕上がりではなくなってしまうと、わざわざ出した費用も台無しとなってしまいます。
・シートをかけるから濡れない

業者の仲には、「シートで養生しているので、雨でも安心」と答えるところがあります。
確かにシートで養生している部分は雨が当たることはないです。
ですが、湿度をシートで防ぐことは不可能なのです。
硬化がされないまま工事をしてしまうと、塗膜に空気が入り、ブツブツとした表面に仕上がってしまいます。
また、養生内で採暖を行っても、暖気にムラがあるので有効な手段とは言い切れません。

このような業者がいる原因としては、他の工事の予定もあると工期に遅れが生じてほしくないという理由が考えられます。
さらに業者によって日給月給制度となっており、休みになるとその日の日当てがなくなってしまうため、工事で日給を得ようする考えもあるのです。
梅雨時期は突然の雨で外壁塗装の工事が中止されることも多いので避けることが望ましいですが、する場合はしっかり現場管理を行う担当がいる業者を選んで依頼しましょう。

外壁塗装に撥水コーティングは必要?不要?

■外壁素材によって撥水コーティングが必要

外壁素材には様々な種類があり、その中には鉄筋や固定用ボルトといった丈夫な素材が使われているものが存在します。
ただ、丈夫な反面錆やすく、鉄の場合は錆びると膨張し、そこから水が侵入することで内部から崩れてしまう危険性もあるのです。
なので、通常の外壁塗装よりも早く劣化してしまうことが考えられます。

劣化を遅らせるために、撥水コーティングが外壁塗装でもかなり有効と言えます。
特にコンクリートの打ちっぱなしは、保護膜がないので撥水コーティングを施すと、水をはじいて水分を内部へ入り込ませないようにできます。
透明の撥水コーティングを使用すれば、見た目にも変化なく外壁を保護することが可能です。

■撥水コーティングのメリット

・美観維持に効果的

外壁の汚れで特に多い原因が、雨や雪です。
雨や雪の水分に含む汚れ以外に、屋根などに付着した砂埃や雨水が外壁に流れたり、泥はねなどで外壁に汚れがついたりします。
ところが、撥水コーティングをすることで水分をはじくので、汚れが定着せずに水洗いだけでもきれいな美観を維持することが可能です。
通常、こびり付いた汚れは高圧洗浄で掃除しますが、撥水コーティングされた外壁であれば強い水圧で掃除する必要もありません。
さらに、外壁表面のコーティングにより、空気中に舞っている肉眼で捉えることが難しいチリなどの付着も抑えられます。
・ランニングコストの負担が軽い

外壁は経年劣化によって、塗装のヒビ割れや剥がれが増えてしまいます。
しかし、原因は経年劣化だけではなく、水分の吸収や外側の衝撃から劣化してしまうケースがあります。
いずれも外壁の劣化を抑えるためには、一定のタイミングで外壁塗装を行うことが必要です。
ですが、外部的な要因でおきる劣化を防ぐことができれば、必要以上の補修は必要なく、塗装も長く維持することができます。
水はじきがよく、汚れ付着を抑える撥水コーティングを活用することは、耐用年数を長期的にし、メンテナンスの回数を減らしてランニングコストを抑えることに期待できるでしょう。

■撥水コーティングのデメリット

・価格が高い

外壁塗装で使う塗料は種類によって価格が異なります。
メリットの大きい撥水コーティングですが、外壁が長持ちする塗料の性質から他の塗料と比較すると価格は高めです。
広範囲を一気に撥水コーティングする場合、ランニングコストを配慮するとさほどデメリットには感じないでしょう。
しかし、毎回の出費を抑えたい場合には、価格に関してデメリットを感じてしまうと考えられます。
・通気性が悪い

撥水コーティングは外壁表面をコーティングしてしまうため、通気性が悪いというデメリットがあります。
通気性が悪いと建物内部に湿気が残り、結露やカビが発生する原因へと繋がってしまうのです。
カビは建物の劣化や健康被害に悪影響があります。
なので、温暖さが激しい地域や冷暖房を頻繁に使用する住宅の場合、生活状況によって撥水コーティングが不向きの場合もあるでしょう。
地域や建物の状況に合わせて撥水コーティングを検討してください。

■撥水コーティングは錆に効果あり?

撥水コーティングでは外壁内部に侵入する水を防ぐことができ、その水分を防ぐことで内部の金属部品などの錆を防ぐ仕組みです。
しかし、撥水コーティングは内部の保護がメインとなります。
ですので、水や汚れに強くても、表面につく錆を防ぐことは難しいです。

また金属部品がない外壁でも、空気中の水分に含まれている成分が科学反応を起こすことにより、錆として外壁表面に付着してしまう場合もあります。
撥水コーティングは汚れを流しやすくても、表面にできてしまう錆を完全に防げないことを理解しましょう。

■撥水コーティングの特性を活かそう

撥水コーティングを施すことで、多少の汚れなら雨水や軽く水洗いできれいに落とすことが可能です。
吸水性に優れた布よりも、水をはじきやすいビニールの方が手入れもしやすいでしょう。
撥水コーティングの外壁もそれと同様で、雨によって汚れが落ちることで美観を維持することができます。
そのため、雨のあたりにくい部分に塗ってしまっては、撥水コーティングが持つ防汚性を十分に発揮することが不可能です。
これは撥水コーティングの特徴であり、同時にデメリットとも言えます。
単純に防汚性を重視した塗料を選ぶのではなく、その部分に適しているかをしっかり考えましょう。

このように、外壁にある金属部品などを保護したり、防汚性を高めたりと撥水コーティングは有効な外壁塗装です。
しかし、メリットと同時にデメリットもあるので、しっかりその点を理解して選ぶ必要があるでしょう。
外壁素材や地域の気候傾向、建物の状態、塗布する場所などを考慮する必要があります。
ですが、優れた機能性を持つ仕上げなので、外壁塗装に撥水コーティングは必要であると言えるでしょう。

ウッドデッキも3年に1回塗装をしよう!

庭でのバーベキューや寛ぎの一時に最適なウッドデッキですが、設置をしてからそのまま放置をしてしまうと酷い状態となってしまいます。
見た目を蘇らせるためにも、ウッドデッキも塗装が大切なので、塗装作業の流れを紹介していくとともに、塗り替えが必要な理由も解説していきましょう。

■ウッドデッキの塗り替えが必要な理由とは

ウッドデッキは外に設置してあるので、毎日紫外線や雨、風にさらされています。
空気中にあるホコリやゴミも年々付着していくので、段々と劣化してしまうのです。
設置をしてからメンテナンスを一切せず、放っておくと見た目が悪くなるだけではなく、内部が腐食して使用できなくなりリフォームが必要になる可能性もあります。
そのため、腐りを予防するためにも防腐塗料を塗るなどしてメンテナンスが必要になるのです。
また、木材はモルタルやサイディングに施す塗装よりも寿命が短いと言われています。
その理由としては、木材は水分を吸いこんだり吐き出す性質を持っているので、膨張や収縮を繰り返します。
そのため、塗装をしたとしても剥がれや亀裂する可能性が非常に高くなってしまうのです。
3~5年ほどで塗膜に異常が現れる場合もあるので、塗り替えは3年に1度の頻度で行う必要があるでしょう。

■ウッドデッキの塗り替えに使用される塗料について

ウッドデッキの塗り替えの際には、どういった塗料が使用されるのでしょうか?
一般的な塗料は外部用ステインです。
塗膜を作らずに木部に浸透する性質なので木部を活かしたデザインを施すことができます。
木の内部も保護する効果があり、剥がれや膨れも起こりにくいとされています。
ただし、ツヤが出にくいのでツヤを出したい場合には不向きとなるでしょう。
耐久性をアップさせたいのであれば、塗膜のある塗料の使用がオススメです。
ペンキ塗装となり、好みの色から選ぶことができますが木目は残らないので自然な木の質感は失われてしまいます。
塗り替えの場合には、ステインであればステインの上塗りが可能ですが、ペンキで塗装されたウッドデッキであればステインをそのまま塗ることはできないので、塗膜を剥がす作業が増え、DIYでは施工が難しい可能性が高いので専門の業者に依頼することとなるでしょう。

■ウッドデッキの塗り替えの手順について

ステインであれば自分でメンテナンスをすることが可能となるので、手順を紹介していきましょう。

用意するものは、下記の通りです。

・外部用ステイン
・刷毛
・ローラー
・塗料を入れるトレイ
・養生シート
・ガムテープ
・軍手
・ホウキ
・サンドペーパー
・スクレーパー
・マスキングテープ

ホームセンターやインターネットで手軽に購入することが可能です。
次に手順を説明していきましょう。
①下地処理

カビや鳥のフンなどはスクレーパーを使用して取り除き、塗料の浸透をアップさせるためにも、表面にサンドペーパーをかけていきます。
サンドペーパーは目の細かいものが最適です。
研ぎクズが出たのならホウキでしっかりと取り除きます。
ただし、あまりに汚れがひどい場合には水洗いをして完全に乾燥するまで1日放置する必要があるでしょう。
②養生を行う

油性のステインはウッドデッキ以外についてしまうと落ちにくいので、養生はしっかりと行うことが大切です。
ステインがつくと困る箇所にマスキングテープや養生シートを使用していきますが、石やモルタル部分は剥がれてしまう危険が高いのでガムテープを使用すると便利です。
ウッドデッキの周辺には草花や砂利がある可能性も高いので、移動できるのであれば移動し、移動できないのであれば養生シートを敷くか段ボールやブルーシートを使用しても良いでしょう。
始めて塗り替えを行う場合には、ステインを塗るのも難しいので養生は徹底して行う必要があります。
マスキングテープを2枚重ねて貼ったりするなど、時間をかけて行うことで仕上がりがきれいになるでしょう。
③ステインを塗装する

ステインは2度塗りが基本です。
まず容器を逆さにして振り、塗料を均一に混ぜます。
トレイに少量づつ出して使用し、必ず縁の部分から塗り始めましょう。
細かい部分は刷毛を使用することが大切で、床材の隙間部分にも刷毛を入れて塗ることで見た目が美しくなります。
広い面はローラーで一気に塗装し、塗り終わったら乾燥させます。
油性ステインであれば1日程度、水性ステインであれば2日ほど見ておくと良いでしょう。
乾燥したら、もう1度ステインを塗りムラのないようきれいに重ね塗りしていきます。
粘度が低いので必ず上から下、右から左の順に塗っていくようにすると、きれいに仕上がります。
足跡が付かないように逃げ場を作ることも大切です。
ウッドデッキは塗装が剥がれやすいのでメンテナンスが大切となります。
自分でも行える作業なので、費用を抑えたい場合には手順を確認して塗装をしていきましょう。
ただし、養生が不十分であると仕上がりにも影響があるので、養生には特に時間をかけて行うことが重要です。

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