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外壁・屋根塗装で地震対策につながるって本当?

目次

地震対策

日本は地震大国とも呼ばれ、人間が感じられないくらいの小さなものまで含めると年間2000回近い地震が発生しています。
日本人の生活の中で「地震」による被害は多かれ少なかれ存在するものと考えても良いでしょう。
家が地震によって倒壊しないためには、地盤の強度を高めたり、家自体に補強を行ったり、家の構造を揺れに強い耐震構造に変えたりと、様々な方法がありますが、実は外壁塗装や屋根塗装も地震対策につながるということをご存知でしょうか?
今回は外壁・屋根塗装が地震対策となり得るのか、ご紹介します。

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外壁・屋根塗装が地震対策につながる理由

先程紹介した家に対する地震対策ですが、耐震リフォームや地盤調査など、かなり大掛かりな工事が必要となります。
もちろん、本格的に耐震性能を高めたい場合には有効ですが、コストの関係上あまり大掛かりな工事ができないという場合、また家を建てる時既に耐震構造の家を作ったが、それでも耐震に不安が残るという場合は、外壁塗装や屋根塗装を活用すると良いでしょう。
では、どうして外壁塗装や屋根塗装が有効なのでしょうか?

■建物の基礎が弱くなっていないかチェックできる

家が地震によって崩壊してしまう場合、多くのケースで基礎や建材が腐っていたり弱くなっていたりすることで崩壊のリスクが高くなってしまいます。
これは、地震の揺れが発生すると、普通に建っている状態よりも強い負荷が基礎や建材にかかってしまうため、普段は耐えられたのに地震が発生すると耐えきれず崩壊してしまうのです。
こうした崩壊のリスクを低くするためには、やはり定期的に建物の基礎や建材が弱くなっていないかチェックする必要があります。
しかし、なかなか建物の基礎部分を見ることはできません。
また、もし確認できたとしても建物の基礎が本当に弱くなっているのかチェックするのは知識のない人だと難しいと言えるでしょう。
リフォームなども行っている外壁塗装業者に依頼すると、外壁塗装はもちろんですが、外壁の奥にある基礎や建材が弱まっていないかチェックしてもらうことができます。
理由としては弱い基礎をそのままにしておいては、外壁塗装をしても意味がなくなってしまうからです。
外壁塗装前に行われる点検で基礎・建材に異常が見つかればその時点で依頼者に相談するでしょう。
悪質業者の中にはどこが悪いなど具体的なことは言わず、無理やり大きな工事に持っていくというケースもありますが、こうした場合は他の外壁塗装業者に依頼して調査を行ってもらうと良いです。

■基礎や建材を弱らせない予防につながる

基礎や建材が弱ってしまうのは様々な要因がありますが、最も多くみられる要因として雨水が侵入してしまい腐ってしまうことが挙げられます。
外壁にひび割れが発生していると、そこから雨水や湿気が家の内部に侵入してしまい、腐ってしまうのです。
小さなひびであれば影響は少ないかもしれませんが、そのひびを放置していると徐々に大きなひび割れになってしまう可能性もあります。
屋根も外壁と同様、ひび割れが発生して中に水が侵入すると柱や屋根自体の建材が腐ってしまい、地震が起きた時に崩壊しやすくなってしまいます。
そのため、外壁・屋根塗装ではひび割れ修理も同時に行われるため、基礎や建材を弱らせない予防につながるのです。

このようなことから、外壁・屋根塗装はチェックを含めて地震対策にもつながるということが分かっていただけたかと思います。
地震対策を行うなら、なるべく外壁・屋根塗装についても考えてみましょう。

地震による被害を抑えるために、ひび割れ補修は重要!

上記でひび割れによって基礎や建材が弱くなり地震が起きた時に崩壊してしまう可能性をご紹介しましたが、ひび割れは腐らせてしまうだけではなく、異なる要因で地震による崩壊を招いてしまう恐れがあります。
そのため、地震による被害を抑えるためには、ひび割れ補修はとても重要なポイントと言えるでしょう。

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■腐らせてしまう以外の要因とは?

建物にひび割れを作ってしまう要因は様々なものがあり、その中には地震による崩壊を招いてしまうものがあります。
例えば、建物の不同沈下です。
不同沈下は、建物がそれぞれの場所で沈下を起こすことで、建物全体が沈下していくのではなく建物の一部分だけが沈下してしまう状態を指します。
つまり、家が傾いた状態になってしまうのです。
不同沈下が起きると家が傾いたことで建材も歪み、ひび割れが発生してしまう可能性があります。
この不同沈下が起きている状態で、大きな地震が来てしまうと、建物が揺れに対応できなくなり、崩壊してしまう可能性があるのです。
ひび割れは建物が単純に劣化して起きている場合やこうした不同沈下によって起きている場合などがあるため、十分注意しなくてはいけません。

■ひび割れにはどんなタイプがある?

ひび割れと一口に言っても、様々なタイプのひび割れが存在します。

・乾燥クラック
建物が乾燥すると水分が蒸発することで収縮が起きてしまうのですが、それによりひび割れが発生してしまいます。
この乾燥クラックが特に起こりやすいのはコンクリート外壁です。
コンクリート外壁は建てられてから徐々に水分が蒸発していき、乾燥した状態になります。
この時、体積も一緒に小さくなっていくのでひび割れが起きてしまうのです。

・ヘアクラック
まるで髪の毛のように細く小さなひび割れに対してヘアクラックという呼び名が付いています。
ヘアクラックは外壁に塗料を塗布するとできる塗膜が年々劣化していくことで起こりやすいと言われています。
ヘアクラックによって雨水が侵入すると、外装材に湿気が溜まっていき、それが内部の建材にまで伝わってしまうと腐りやすくなってしまいます。

・構造クラック
構造クラックは、建物の構造自体に欠陥が見られて起きてしまうものや、寒い地域などで起こり得る建材が凍ったり溶けたりすることの繰り返しで起こるひび割れ、さらに建物の不同沈下によって起こるひび割れも含まれます。

■ひび割れを補修するには?

ひび割れをそのままにしておくことは地震による崩壊も招きかねません。
もしひび割れを見つけたら、早めに対処することが必要と言えます。
ひび割れを補修するには、外壁のひびの状態によって補修方法も変わってきます。
例えば、ヘアクラックのようなかなり小さなひび割れがあった場合、塗料やコーキング剤を使って自分でも補修することは可能です。
ホームセンターなどには外壁のひび割れを補修するための道具や塗料なども販売されており、ひびに塗料を埋めていくことでひび割れをなくすことができます。
ただし、この時使用する塗料は何でも良いというわけではなく、なるべく弾性のあるものを選んでおくと良いでしょう。
そうすれば、地震が発生した場合でも再びその部分にひび割れが発生しにくくなります。
弾性のある塗料としてはウレタン塗料や弾性塗料がありますが、ヘアクラックであればウレタン塗料で十分と言えます。

ひびの大きさがかなり大きい場合は、塗料を埋めたとしてもすぐに解決には至りません。
大きいものに関してはなるべく業者に依頼し、補修してもらうことが一番ですが、自分で補修しようと考えた場合は、電動工具などを使ってひびの周辺を削っておき、モルタル樹脂などを埋めていく必要があります。

ひび割れの補修が完了したら、その上から弾性塗料を塗っておくと、ひび割れを防止することが可能です。
ただし、外装材がサイディングボードだった場合、ボードに含まれる断熱材の影響で塗料が膨らむ可能性があったり、弾性塗料を塗ってもサイディングボード自体に効果があるわけではないので、サイディングボードには弾性塗料は塗らないようにしましょう。

地震で外壁にひびが…!地震保険は下りる?

もしも地震が発生して外壁にひび割れが生じた場合、軽いクラックであれば外壁塗装での修復は可能です。
しかし、こうした外壁塗装による補修は地震保険が適用されるのでしょうか?
現在地震保険に加入している人も、検討中の人もぜひ地震保険についてチェックしてみましょう。

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■地震保険が下りる条件とは?

地震保険が下りる条件として、3つの基準に当てはまっていれば保険金をもらうことができます。
その3つの基準は、「全損」「半損」「一部損」であり、それぞれ条件が設けられています。

・全損
主要の構造部分による損害額が建物の時価50%以上だった場合や、消失・流失してしまった床面積が建物の延床面積70%以上だった場合、保険金額が100%下ります。

・半損
主要の構造部分による損害額が建物の時価20%以上だった場合や、消失・流失してしまった床面積が建物の延床面積20%以上だった場合、保険金額が50%下ります。

・一部損
主要の構造部分による損害額が建物の時価の3%以上だった場合や、床上浸水・地盤よりも45cm以上の浸水が起きてしまった場合、保険金額が5%下ります。

このように、それぞれに基準が設けられているのですが、小さなひび割れ程度だと、一部損にもならない可能性があります。
大きなひび割れになると一部損になる可能性は高いですが、半損までいってしまうと外壁塗装を行っても不十分なため、一部損までであれば外壁塗装も対応することができるでしょう。

■実損式でないところに注意!

地震保険の基準に満たしているかどうかは、専門家が調査を行い判断していきます。
火災保険だと火災によって損失した額を算出し、それが保険金として支払われるのですが、地震保険の場合は火災保険のような実損式ではなくそれぞれの損害を点数にしてどんどん加算していく形になります。
そのため、例えばひび割れがあったらそれに見合った修理費用を算出し保険金で支払われるのではなく、全体の損害を見てポイントを加算していき、全損・半損・一部損かどうかを調べていくのです。
そのため、実際の被害は大きいのに一部損と判断されてしまったというケースも少なくないのです。

■地震発生から10日で保険適用外になる?!

地震が発生してから10日間で保険の申請を出さないと、保険が適用されず保険金は一切下りなくなってしまう可能性があります。
これは、時間が立ってしまうと地震によるものなのかそうでないものなのかが判断できなくなってしまうため、確実に地震によるものと判断するために10日間という期間を設定しています。
そのため、早めに申請を行うようにしましょう。

外壁塗装による補修が地震保険で適用されるためには、早めの申請などが必要ですが、必ずしも保険が適用されるとは限らないということを理解しておきましょう。
もしも保険が適用されなかった場合でも、外壁塗装業者によっては安い価格で補修を行ってくれる場合もあるので、保険が適用されないからと言ってひび割れを補修せずに放置することは避けましょう。

地震に負けない屋根に葺き替えよう

地震によって屋根が大きく破損してしまうことがあります。
テレビなどで見たことがある人も多いかと思いますが、屋根材の種類によっては地震が起こると大きな被害が出てしまう可能性があります。
地震大国でもある日本で暮らしている以上、地震対策を行うことは大切です。
家の中だけではなく、屋根にも地震対策を施して安全に暮らしていきましょう。

■地震によって屋根が損傷することで起こる現象とは

地震により屋根材が損傷した場合、家だけではなく様々な被害が起こります。
まず、損傷した部分から水が入り込み、家の中まで浸透してくることが考えられます。
家の中に水が入り込むと、カビや腐りの原因にもなるので注意が必要です。
地震によって屋根が被害を受けた場合には、雨が降っても大丈夫なようにブルーシートなどで覆うことが大切です。
屋根の損傷で怪我をする場合もあります。
屋根材が、落下した衝撃で怪我をすることがあるほか、まわりの家や車を傷つけたりすることもあるのです。

■家の重心の位置で揺れの大きさが変わる?

上記のようなことを防ぐためにも、屋根のリフォーム時には地震対策を施していきましょう。
地震によって、屋根材や家が損傷を受ける原因のひとつとして「屋根材の重さ」が関係していると言われています。
地震が起こると家屋の揺れは重心の位置によって変わります。
重心の位置が低いと揺れは小さく、重心の位置が高いと遠心力が掛かり揺れも大きくなってしまうのです。
そして、家屋の重心の位置は屋根材の重さによって変わることになります。
屋根材が重いことで重心が高くなってしまうので、屋根の素材を変えるだけでも耐震設備を整えることができるのです。

■屋根材の重さを確認してみよう

例を挙げて家に圧し掛かる屋根材の重さを比較してみましょう。
一般的な家の広さ30坪の場合、

・瓦屋根材…約6tの重さで、軽自動車が約7~8台乗っていることと同じとなります。
・ストレート屋根材…約2tの重さで、軽自動車が約3台乗っていることと同じ。
・金属屋根材…約600kgの重さで軽自動車約0.7台分が乗っていることになります。

以上のように、屋根材の違いによってこれほどまで家に圧し掛かる重さに違いがあるのです。
家の揺れを抑えたいのであれば、軽量の屋根材を使用しましょう。

■スレート屋根材について

洋風なデザインの家にも合わせやすい屋根材なので人気となっているスレート屋根材ですが、薄い板状になっているので瓦と比べると軽量となっています。
天然スレート、無石綿スレート、セメント系スレートなどがあり、耐火性・耐熱性に優れている性質を持っています。
瓦と比べると安価となっており、カラーも豊富にあるので組み合わせやすい点がメリットとなりますが、金属屋根と比べると軽さやメンテナンスの点で劣っています。

■金属屋根材について

上記にも記載したように、金属屋根材はとても軽い性質を持っています。
そのため、地震が起こったとしても家に負担を与えにくいメリットがあるのです。
瓦と比べると約1/10ほどの違いがあり、家の劣化を防ぐことにもなるのです。
また、1枚1枚屋根に積み上げていく製法ではありません。
そのため、屋根材が落下する危険もないのです。
軽量である利点からコロニアルやカラーベストなどのスレート屋根材の上に乗せることもカバー工法をすることも可能です。
既存の屋根材の上から被せることで、防音だけではなく断熱性もアップさせることができます。
また、横葺き・縦葺き・瓦調葺きなどデザインが非常に豊富な点も魅力で、さらに安価となっているので、近年は大変注目されている屋根材です。
ただし、傷がつきやすいデメリットがあるので注意が必要です。

■地震に強い瓦もある

重く落下する危険のある瓦は、地震対策のためにリフォームをしようと考えている人にとっては嫌煙しがちですが、地震に強い性質を持つ瓦も存在するのです。
「防災瓦」と言い、固定の仕方によって今まであった瓦のデメリットをなくすことができます。

・ロック式の噛み合わせ
瓦にフックがあり、斜め上の瓦に引っ掛かることで、落下しにくい構造となっています。
デザインは平らな形状が多くみられます。

・ジョイント式の噛み合わせ
左上と右下にジョイントがあり、突起を付けて斜め同士で噛み合わせられる構造となっています。
デザインはカーブを描いた形状です。
ストレート屋根材や勤続屋根材と比べると重量はありますが、土を使わずに釘を使用した固定をすることで、従来よりも軽量となっています。
そして、何よりも瓦のズレや落下を予防してくれるので、地震が起きた際にも飛散しにくくなっているので安心感があります。
また、従来の瓦と比べると重さが約半分となった「軽量瓦」も存在します。
瓦のメリットはそのまま残っているので、耐震リフォームで屋根材を悩んでいる人にもオススメできる屋根材となっています。

■地震対策にオススメの工事の方法とは?

屋根の修繕やリフォームとして、塗装・重ね葺き・葺き替えがあります。
塗装に関しては、塗料を塗るだけになってしまうので、遮熱効果や遮音効果は上がっても、耐震効果を出すことはできません。
重ね葺きについては、既存の屋根材の上から新しい屋根材を乗せていく方法となります。
軽い屋根材を乗せていくので、従来の瓦と比べると全体的な重さは軽いのですが、既存の屋根材と比べると重さが増すので、建物に負担を与える可能性もあります。
よって、耐震効果を弱めることとなるのです。
葺き替えであれば軽い屋根材を使用することで、家屋の重心を下げることができ、家に対する負担を軽減させることができます。
なので、地震対策として屋根をリフォームする場合には葺き替え工事がオススメできると言えるでしょう。
費用については、業者によって違いがあるので確認してみましょう。

耐震効果を高めるためにリフォームをする場合、様々な屋根材があり悩んでしまうこともあるでしょう。
瓦屋根材・スレート屋根材・金属屋根材、それぞれに多くのメリットやデメリットが存在します。
きちんと把握することで、どの屋根材が向いているのかを知ることができるので、しっかりと調べて地震に備えたリフォームを行いましょう。

地震対策に適した塗料「キルコート塗料」は本当に適切なのか?

外壁の劣化状況によっては、耐震性能に大きく影響することはご存知かと思います。
建物の強度を増すためには外壁塗装することが重要ですが、キルコート塗料はどのくらいの効果をみせてくれるものなのでしょうか?
ここでは、キルコート塗料のメリット・デメリットも含めて地震対策にどのくらい適しているのかをご紹介していきます。

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■5つのメリットを持つキルコート塗料

キルコート塗料は、遮熱・断熱塗料に分類され勢いを増してきている人気塗料の一つです。
メリットの多い塗料としてPRされていますが、具体的にどのような特性があるのでしょうか?

1.断熱・遮熱性能
太陽光を約90%反射し、外壁や屋根などの表面温度を低減させてくれる効果があります。
室内温度と外気温度が調和しないよう熱を遮断します。

2.伸縮性能
200%の伸び率があり、少しくらい外壁にクラックが入っても塗膜が伸びることによってカバーしてくれます。

3.密着性能
接着剤と同じくらいの粘着力があるので、一般塗料と比較すると約3倍の付着力を現します。
この強い密着率によって、塗膜剥がれを抑えることができます。

4.高耐久
フッ素塗料に匹敵する約15年もの耐久性能を持っています。

5.防音効果
人間の耳による音のとらえ方は、10dB下がると音が小さく感じる仕組みになっており、キルコートは約10dB程度の音を防ぐ効果があります

■キルコート塗料のデメリット

キルコート塗料は、フッ素ほど高額ではありませんが、ガイナ塗料と同じくらいもしくはそれ以下の価格になっています。
外壁塗装の際に主流となっているシリコン塗料に比べると比較的高額な塗料といえるでしょう。
ガイナ塗料は割と最近発売された塗料ですが、キルコート塗料も同じく、発売してから何十年と経過している塗料ではないのであまり多くの実績はありません。
まだまだ開発にも力を入れている段階だけあって色見本も少ない傾向にあります。
選択肢は淡い色に限定されており、赤・青・黄といったような鮮やかな色味を表現できないのがデメリットとして挙げられます。
遮熱・遮断・防音など万能な機能を備えていますが、塗膜の厚さはわずか数ミクロンですから、過度な効果は期待できないといえるでしょう。

■優秀な遮熱性が最大の魅力!

キルコート塗料は、やはり遮熱性能が素晴らしい塗料です。
メーカーの資料を参考に分析すると、キルコート塗料を施工した場所とそうでない場所の屋根の表面温度は50.3度もの温度差が出ていることがわかっています。
自宅屋根をキルコート塗料で塗装することによって、2階部分で体感する温度が急激に低くなったという結果も出ています。
屋根に密接な場所にある2階部分でこれだけ効果を感じるのであれば、当然1階で感じる体感温度も変わってくるでしょう。
これだけ性能力の高い特性があれば、多少高額になったとしてもキルコート塗料で施工してもらいたいものです。
色の選択肢に限りがありますが、あまり赤・青・黄のような鮮やかな色を外壁に取り入れる人は少ないのではないでしょう。
淡くて無難な色は表現できるので、好みのカラーが色見本の中にあればオススメな塗料になります。
どうしても色を希望したい場合には、費用は上乗せになりますが特注で注文することも可能です。
専門業者に自身の希望色を伝えて問い合わせてみてはいかがでしょうか。

■キルコート塗料の価格は?

シリコン塗料よりも少し高額な塗料であることはご説明した通りです。
外壁塗装を依頼される方の中には、価格の面で遠慮してしまう方もいて、提案した方全員に選ばれる訳ではありません。
しかし、万能型の性能や耐久年数などを考慮すると決して割高な塗料でないことは確かです。
下塗り、中塗り、上塗りの種類によって価格は変わってきますが、容量16Lに対しての設計価格は、42,000~80,000円となっています。

■ガイナ塗料と比較すると?

キルコート塗料は、ガイナ塗料と比較されることが多いのですが、明らかに違う点は伸縮率200%によって外壁に多少ヒビが入ってもカバーしてくれる効果があることです。
そして、ガイナ塗料はマットな艶消しの仕上がりになるのを特徴としているのに対しキルコート塗料もマットな仕上がりですが、汚れなどが抜きにくい作用があります。
汚れや手垢が付きにくいという点が、ガイナ塗料と大きな比較ポイントになるでしょう。
地震対策の他に、防汚性を求める方も多いので選択に迷った場合は、キルコート塗料をオススメします。

キルコート塗料には以上のような特性がみられますが、外壁塗装はメンテナンスを伴う作業であるため、長期間耐用できる塗料はコスト的にもお得です。
キルコートは地震対策に必要不可欠な、耐久性・断熱性の高い塗料なので、外壁塗装でお悩みの方は一度キルコート塗料を検討されてみてはいかがでしょうか。
屋根や外壁塗装のメンテナンス不備は、地震による被害を大きく左右させる原因の一つです。
被害を被ってからでは遅いため、劣化状況によってはできるだけ早めの計画を試みてください。

外壁塗装も間違ったメンテナンスをすれば地震対策にならない!?

外壁塗装や屋根塗装の定期的メンテナンスや塗り替え・葺き替えなどを行っていれば地震対策につながることを今までご紹介してきましたが、実は間違ったメンテナンスを行っていて、地震が発生した際に全く効果が現れなかったというケースがあります。
例えば、耐震補強を取り入れたリフォームを行ったのに倒壊してしまったなどが挙げられるのです。
耐震補強を行っていない家であればわかるのですが、なぜ耐震補強を行った家でもこうしたことが起こってしまうのでしょうか?

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■意味のない補強工事が行われることがある!?

耐震補強工事というと、基本的には耐震補強用の金具などを用いて補強していくのですが、その金具が耐震に意味をなさないものばかりで、それが意味のない場所に取り付けられていたり、その分高額な請求をされてしまったりと、耐震補強になっていないのに高額請求されてしまう場合があります。
こうしたケースは耐震リフォームの悪質業者によるものがほとんどで、現在では数自体少なくなっているものの、完全に耐震リフォームの悪質業者がいなくなったわけではありません。

■外壁塗装も間違ったメンテナンス方法で地震対策にはならない!

外壁塗装においても間違ったメンテナンスを行っていれば地震対策にはなりません。
例えば、外壁塗装業者に依頼するよりもDIYでやった方がいいからと、自分の手で塗り替えやひび割れ補修を行った場合、見た目としては綺麗にできても実際にきちんと補修や塗装ができているかと言われれば不安な部分があります。
また、定期的にやらなければいけないということで何度も何度も塗り直しを行っていると、外壁自体にダメージが加わってしまう可能性もあるのです。
塗料には耐用年数と呼ばれる、いわゆる塗り替えの目安となる年数が設定されています。
場合によっては耐用年数が早まる可能性もありますが、なるべくその耐用年数に応じて塗り替えを行うようにしましょう。

もしも正しいメンテナンス方法で外壁塗装を行いたいという場合は、自分でメンテナンスを行うよりも外壁塗装業者から調査をしてもらい、外壁塗装を行ってもらった方が良いでしょう。
正しいメンテナンスで、地震での倒壊によるリスクを少しでも減らしておくようにしましょう。

外壁や屋根塗装を行うことで完全な地震対策につながるとは言えません。
しかし、何かがあった時では遅いのです。
ぜひ外壁や屋根の定期的なメンテナンスを行うようにしましょう。

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