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珪藻土の特徴とDIYで利用する際のポイント

目次

珪藻土

近年、内壁だけにとどまらず外壁に関しても自然由来の塗料が使われることが増えてきました。
化学的な塗料に比べて自然塗料は機能性はもちろん、塗装後の雰囲気が柔らかい印象があるためです。
中でも人気がある自然塗料は、「珪藻土」となります。
珪藻土外壁にはどんな特徴を持ち、外壁塗装する際にはどうすれば良いのでしょう?
今回は、これから外壁塗装を行おうと考えている方に珪藻土の特徴やDIYで利用する際のポイントをご紹介していきます。

珪藻土外壁の特徴

そもそも珪藻土とはどういったものなのでしょう?
珪藻土自体の特徴から、外壁に使用した際のメリット・デメリットなどをまずはご紹介していきましょう。

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■珪藻土外壁の特徴

珪藻土というのは、珪藻と呼ばれる植物性プランクトンが化石になり、水底で泥土(でいど)化したものを指します。
湖や海の底で取ることができ、古くから火鉢や脱臭剤などに使われています。
この珪藻土の特徴は、とても細かい穴が無数に存在することです。
その直径は2~50ナノメートルと肉眼では見ることができません。
珪藻土外壁はこの穴により、湿気が強い日は湿気を吸い、乾燥してくると溜めていた湿気を放出する機能があるので、常時調湿の効果があります。
さらに、自然的に調温してくれることで、温度調節にも優れた機能を持っているのです。
ですから、結露や温害を防止することに期待できる外壁と言えます。

■珪藻土外壁のメリット

・耐火対策

珪藻土は不燃物なので耐火性が高いです。
昔の日本家屋は紙と木でできており、家事で全焼してしまうことは珍しくはありませんでした。
しかし、貴重品を収納する蔵は珪藻土を使った防火壁にしていたのです。
貴重品を収納しておく蔵だからこそ、珪藻土を使い、火の手から多くの貴重品を守ってきたと言われています。
こういったことから、珪藻土の耐火性は昔から知られていました。

また、万が一珪藻土外壁が火事で燃えてしまっても自然資材なので有毒ガスは発生せず、周囲への環境汚染リスクも少ないと言えます。
現在使用されている塗料の中には、燃えて有毒ガスを発生するようなものは少ないですが、やはり化学成分で作られた塗料よりも、自然由来の成分で作られた塗料の方が安心です。
他にも近隣で火事がある場合、防火性能と二酸化炭素の吸収により、二次被害を最小限に抑える効果にも期待できるでしょう。

・防音と遮音性能

生活する環境・土地によっては、外の騒音が気になったり、逆に家の中の音が外部に漏れてしまっているのではないかと不安になってしまうこともあるでしょう。
こうした音の問題はストレスに直結してしまい、健康面でも被害が出てしまうケースも少なくありません。
珪藻土外壁は防音と遮音性に優れています。
例えば、交通量の多い道路に面した立地でも、音を気にせず快適に暮らすことが可能です。
また、生活音などが近所へ音漏れすることを軽減することもできます。
音のストレスに悩みたくないという方は、珪藻土外壁を検討してみてはいかがでしょうか。

・においや健康状態

内壁での魅力にもなってしまいますが、珪藻土にすることで料理やペットの臭いが減ったり、カビが生えにくくなったりするというメリットがあります。
調湿効果によりカビが生えにくくなるということは、外観の美観を維持しやすいことにもつながります。
よく、外壁に黒カビが発生していることがありますが、北側で太陽が当たりにくい方の外壁だとどうしてもカビが発生しやすくなってしまいます。
ですが、珪藻土外壁にすることでカビの発生を抑え、きれいな状態をより長く保つことができるのです。
また、天然素材なので断熱性、気密性が高い家でも、シックハウス症候群などの健康被害もほとんどないことも大きなメリットと言えるでしょう。

■珪藻土外壁のデメリット

珪藻土外壁は無数の穴が特徴ですが、そのせいで衝撃に弱いという性質も持ちます。
そのため、激しい雨に当たるとヒビ割れてしまう可能性があるのです。
なので、台風が多い地域では向いていない外壁と言えます。
強度を高めるために、他の壁土材と一緒に使われることが多いです。
しかし、中にはほんのわずかしか珪藻土が含有されていないものもあり、これでは珪藻土外壁とは言えないでしょう。
また、泥汚れなどが付かない場所で使われるのが望ましいです。
外壁なのでどうしても汚れが付きますが、水などで洗い流せない汚れの場合は高圧洗浄が必要になります。
ですが、その衝撃にも珪藻土外壁は弱く、寿命を縮めてしまう恐れがあるので注意が必要です。
耐久性に不安のある珪藻土外壁なので、どうしてもメンテナンスは定期的に行わなくてはなりません。
メンテナンスも自分で行うこともできますが、より確実なのは外壁塗装業者に相談することがベストだと言えるでしょう。

他にもコスト的に負担がかかりやすい塗材です。
漆喰やじゅらく壁、繊維壁などの自然塗材に比べると、コストは高くなっています。
塗材の種類によっても異なりますが、珪藻土塗材を使うと20kg(約8000~1万円前後)で10~20平方メートルしか塗れないため、外壁に使用するとなると材料費はかさんでしまうでしょう。

■各製品によって珪藻土の性能が異なる

珪藻土には上記のようなメリット・デメリット、そして特徴があることをご紹介してきました。
しかし、珪藻土には製品ごとに違いが出てきてしまいます。
例えば、珪藻土には様々な機能性があるものの、外壁に付着する力は他の塗料に比べて劣ってしまいます。
付着する力を加えるために、合成樹脂を混ぜ合わせて壁材製品として販売されている可能性があるのです。
合成樹脂は化学成分となってしまうので元々の珪藻土が持っている様々な機能性を低下させてしまう恐れがあります。
珪藻土を購入する際は、合成樹脂が配合されているかどうか、各製品の成分を見比べて購入するようにしましょう。

珪藻土の製品の中には、電動ミキサーを使って練らなければいけない製品もありますが、中には既に練られていて、そのまますぐに使える製品もあります。
どちらを選んでも問題ありませんが、DIYで利用する際に練るのが面倒という場合は、すぐに使える製品を選ぶようにしましょう。

珪藻土外壁には様々な特徴がみられ、多くの機能性を持つことにより、メンテナンスの手間などを省ける部分が増えることにあります。
また、耐火性や防音性などの住んでいる時の魅力が多いのも嬉しいポイントです。
ただし、まだまだ珪藻土を外壁として使用されるケースは少なく、珪藻土の外壁用塗材が少ないために料金が普通の塗料に比べて高くなっています。
それでも、機能面を考えても珪藻土外壁の方が優れている部分もあるため、検討してみる価値はあるでしょう。

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DIYで内壁も珪藻土の壁に塗り替え!

珪藻土は外壁だけではなく、内壁としても人気の高い素材です。
自然素材にこだわって内壁リフォームを考える人も多いようですが、予算をカットするためにDIYで珪藻土の内壁にリフォームする人も増えています。
ここでは珪藻土を使ったDIY壁塗りの方法をご紹介していきましょう。

■自然素材が年代問わず人気

珪藻土はナチュラルな仕上がりがおしゃれですが、自然素材ゆえに年代問わず住宅で使われています。
近年は建材や設備の技術も進歩して機能性抜群のアイテムが多くありますが、有害物質の影響でシックハウス症候群に悩まされる人も多いのです。
現在はシックハウス症候群を発生する恐れがある有害物質を含んだ建材や塗料の使用は制限されていますが、少しでもリスクを下げるために化学物質を含んでいない自然素材がリフォーム材として注目されています。
珪藻土のような自然素材は機能性だけではなく、仕上がりに温かみがあることも人気の理由です。
特に手作り感のある仕上がりは若い年代の家庭に好評とも言われています。

■珪藻土は塗りやすい自然素材

珪藻土は多孔質性の素材なので、部屋のニオイや空気中の水分を吸うことから消臭や一定湿度に室内を保つ効果があります。
生活臭が気になるリビングダイニングはもちろん、ペットがいる部屋にも最適です。
水を加えて練ると少し粘り気があり、コテですくっても垂れにくいため壁塗り初心者も扱いやすいでしょう。
壁紙の上からも塗ることが可能なので下処理の手間も少なく、天井まで塗ればより珪藻土の機能を活かすことが可能です。

■珪藻土の壁に塗り替えるために必要な道具

珪藻土を使って壁の塗り替えを行う場合、道具を揃えておく必要があります。
道具には様々なものがありますが、初めて珪藻土を使ってDIYをする人にとっては何を用意すればいいのかも分からないという方も多いでしょう。
そこで、珪藻土の壁に塗り替えるために必要な道具について、それぞれご紹介していきます。

【基本的な道具】

まずは基本的に使用する道具をご紹介していきます。
この項目でご紹介する道具は最低限用意しおくと良いでしょう。

・ステンレス製仕上げゴテ

コテには様々な種類があるが、内壁だけではなく外壁にも使えて、しかも初めての方にも使いやすいのは、ステンレス製の仕上げゴテと言えます。
仕上げゴテと言っても様々なサイズがありますが、できれば長さ180mm、厚さ0.3mmのものを選ぶと良いでしょう。
この大きさのものは使いやすくDIYに向いているコテです。
ホームセンターで販売されている仕上げゴテはこのサイズの仕上げゴテが多く置かれています。

・撹拌工具

珪藻土は粉末で販売されているものもあり、水を加えて撹拌しないと使えないケースもあります。
水を加えて練る場合は、まず珪藻土に規定量の水を加えて一度撹拌し、その後10分程度時間を置いてからもう一度撹拌しておくと塗りやすくなるのでおすすめです。
この撹拌作業に使用するのが、撹拌工具です。
珪藻土の場合、手で練るという方法もありますが、十分に練らないとうまく付着しない場合もあるので撹拌工具を使った方が良いと言えます。
ただし撹拌工具は意外と高価で、2万円前後するものが多くみられます。
DIYの際に頻繁に撹拌工具を活用するという場合であれば問題ないが、そこまで使用しないという場合はドライバードリルの先端に取り付けられる撹拌用のアタッチメントを購入すると良いでしょう。
既にドライバードリルを購入済みという場合はアタッチメントのみを用意すれば良いので、コストを抑えることができます。

・コテ板

塗り材を乗せておくために必要なコテ板も用意しましょう。
コテ板は購入することもできますが、木材の端材を使えば自分で作ってしまうこともできます。
コテ板自体はそこまで高いわけではないのですが、手のひらよりも少し大きめのサイズで斜めに持ち手を付けてしまえば簡単に作れてしまうので、木材の端材が余っているようならコテ板を自作してみましょう。

・おたま杓子

おたま杓子はバケツの中にある塗り材をコテ板に乗せるために必要な道具となります。
壁塗り職人の場合は柄杓を使っていますが、おたま杓子の方が価格も安く役割的にも十分なのでこちらを選ぶと良いでしょう。

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・バケツ

塗り材を練っておいたり、水を溜めておきすぐに道具を洗ったりしておくのに便利な道具です。
様々な使い方ができるので、2~3個購入しておくと良いでしょう。

・ハケ

塗り材での作業でもアク止めシーラーや下地材を塗るのに使ったり、仕上げパターンを作るのに使ったりするので用意しておきましょう。

・ローラー

ハケと同じく、アク止めシーラーや下地材を塗る時に使用します。
ただ、ローラーの場合は広い面に有効で、細かいところに塗る時はハケを使用するなど、使い分けをすると便利です。

【プロの職人が使用する道具】

基本的に揃えた方が良い道具を上記でご紹介してきましたが、この他にも珪藻土のDIYの際に使える道具は多いです。
例えばプロの職人が使用するような道具でも、珪藻土塗りに役立つ道具が見つかります。
仕上がりをこだわりたいという人は、ぜひプロの職人が使用する道具にも注目してみましょう。

・角ゴテ

先程紹介したステンレス製仕上げゴテとは異なり、先端がなく角型のコテが使われることもあります。
この角ゴテは、主に塗り付けを行う時に使用されるもので、広い面を一気に塗っていきたい時に使えます。
仕上げゴテは細かい作業もしやすいのですが、どうしても塗り付ける範囲が狭くなってしまうため、広い面を一気に塗ろうとしても時間がかかってしまいます。
そんな時に角ゴテが便利なのです。

・両引きゴテ

両引きゴテは、壁の隅(出隅)を整える時に活用するコテです。
両引きゴテを使えば簡単に壁の隅を滑らかに整えることができます。
仕上げゴテを使っても整えることはできますが、あまり慣れておらず難しいという場合は両引きゴテの活用も視野に入れておきましょう。

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・切りつけゴテ

内壁に使用する場合は両引きゴテよりも切りつけゴテが使用することも多いです。
両引きゴテと同じく壁の隅(入隅)を整える役割を持っています。
こちらも仕上げゴテを活用することはできますが、美しさを見るとやはり切りつけゴテの方がきれいに仕上げることができるでしょう。

・とめさらい

珪藻土で壁を塗った後、養生テープを剥がした後に端部の塗り材まで浮いてしまうことがあります。
浮いてしまった塗り材を整えるのに使えるのが、とめさらいです。
とめさらいがなくても仕上げゴテで代用することができますが、とめさらいの方が接地面が細くなっているのできれいに整えた後の壁にあまりコテを使いたくないという場合はとめさらいを用意しておくと良いでしょう。

・左官ブラシ

養生する前の掃除に使われる左官ブラシは、他のものでも代用できますが、左官ブラシはこだわりのものも多く、繊細で細かな汚れを取り除いてくれる商品が多いです。
左官ブラシには柄があるタイプと柄がないタイプの2種類があるため、使いやすさで選んでみましょう。

・撹拌機

大量の塗り材を一気に撹拌したい場合は、ドライバードリルの撹拌用アタッチメントよりも激しい使用にも耐えられる撹拌機を用意すると良いでしょう。
撹拌機は大体1万5000円~3万円程度で手に入ります。

■内壁を珪藻土で塗る工程

珪藻土を塗る前に使用する材料の使用注意点や下地の状態をチェックしましょう。
場合によってはシーラーを使ってから壁塗りをする必要があるので、製品の注意点は必ず確認してください。

・壁をきれいにする

壁紙の上から塗る場合、まずは壁をきれいにしましょう。
汚れや埃が付着していると珪藻土がしっかり密着せず、塗料落ちの原因となります。
タオルで拭き、水拭きでも落ちない汚れは中性洗剤を使って落としましょう。
密着性を高めるために掃除後はしっかり乾いた状態で次のステップに進んでください。

・壁紙を抑える

下地と壁紙の密着が弱まっていると珪藻土の重さで剥がれてしまうことがあります。
そこで役立つのがタッカーです。
タッカーを打って下地と壁紙を密着させることで、壁紙剥がれを抑えることができます。
タッカーを打ちこみ間隔は手を広げた時の上下左右の幅が目安です。
端やつなぎ目は時に剥がれやすいのでしっかり補強しましょう。
破れている部分があればそこはタッカーを使わず、カッターで周辺を切って壁紙の浮き上がりを防いでください。

・珪藻土を練る

珪藻土を塗るためには商品に水を入れて練る必要があります。
使用する製品によって入れる水の量は異なるため、説明書どおりの量を入れましょう。
最初は規定よりも少なめの量で練り、少しずつ水を加えてゼリー状の硬さになるまで混ぜてください。
粘りを出すためにはしっかり混ぜることがポイントです。
使用する範囲が広くたくさんの珪藻土を練る場合は撹拌機を用意して使うと効率が良いでしょう。
練った珪藻土は少し寝かせてから使うのが基本ですが、寝かせる時間は製品説明の従ってください。

・壁全体に塗る

練った珪藻土はヘラを使いコテ板に載せます。
多く取ると床に落とす可能性があるので、適量を載せてください。
小手を真っ直ぐに押し出す感覚でコテ板に載せた珪藻土をコテの裏にすくいます。
この時、すくいすぎに注意しましょう。
コテで塗る時は下から上へ伸ばすように塗ると垂れる心配がありません。
すくった半分の量を伸ばしたらコテを下に返し、横に広げるように2回程塗ります。
コテを横に動かして壁全体に伸ばしていきます。
窓枠近くなど過度の部分はコテ先に珪藻土を塗り、過度に押し付けるように広げるときれいに塗れます。
柱や桟の際はコテで珪藻土を押しつけて伸ばすと良いでしょう。

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・ならしは霧吹きを使用

長時間の作業で珪藻土の表面が固まってしまうと、表面の仕上がりが困難となります。
もし珪藻土の表面が固まってしまったら霧吹きで表面を濡らしてください。
濡らした後に軽くコテをあててなでるように左右へ動かすと表面をきれいに仕上げることができます。

・模様をつける

きれいにならした珪藻土の内壁も美しいですが、模様をつけることで雰囲気ももっと変わります。
単純にコテの跡を残すだけでも良いでしょう。
曲線を描くようにコテを動かせば波模様に仕上げることが可能です。
ほうきも動かし方によって味わい深い模様をつくることができます。
コテの動かし方や当て方次第で様々な模様を描くことができ、ほうきなど身近にある小物で描けばよりオリジナリティ溢れる内壁になるでしょう。

よく珪藻土の壁でみられる模様として、ウェーブパターンがあります。
ウェーブパターンの作り方は、右上から左下に向かって仕上げゴテを使い波のような線を描いていきます。
線はまっすぐ引くのではなく、緩やかで少し波打っているように付けるときれいな模様を付けることができます。
また、風紋パターンも人気の一つです。
この模様は仕上げゴテではなくスポンジを使って小さい円を描くように模様を重ねていきます。
少しずつ模様が重なっていき、全体的に模様を付けていきましょう。
すると和風にも洋風にも合わせやすい壁が完成します。
この他にも、ハケで線を入れただけの模様やコテを使った定番のウロコ仕上げ、コテ尻を使いスクエアのパターンを重ねて作るスパニッシュパターンなどがあります。

業者に依頼するのとはまた違った仕上がりで、DIYだから楽しめる要素と言えます。
模様を考えたい人は板を用意し、一度塗り方を研究すると安心です。

・スポンジで塗ってみる

コテの変わりにスポンジたわしを代用して塗ることも可能です。
実際に塗る際はでこぼこの面と平らの面、どちらでもかまいません。
使用する面によって仕上がり具合もかなり変わってくるでしょう。
コテより細かい部分は塗りにくい場所もあり、柱などの部分に珪藻土が付着すると変色する場合もあるので、スポンジで塗布する場合は注意して作業してください。

珪藻土をコテで塗るには少しテクニックが必要ですが、慣れればスムーズに塗ることができるでしょう。
塗る前の工程も忘れずに珪藻土を使い内壁をDIYしてみてください。

内壁の本塗り前の下地処理テクニック!

外壁塗装で壁面をリフォームする時は、壁紙を貼る・ペンキを塗る・塗壁材を塗る、以上の3種類が代表的な方法になります。
どの方法に関しても、施工前には必ず下地処理が必要になってきますが、ここでは仕上げ材が珪藻土の場合の下地処理についてご紹介していきます。

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■下地処理の重要性

壁面のリフォームにおいて下地調整というのは非常に重要な役割を持っています。
「下地と養成が8割、塗りが2割」と言われているのは決して大袈裟なことではありません。
下地の状態で仕上がりの成否が決まると言っても良いでしょう。
下地の状態が均一になっていないと、仕上げ材をうまく塗ることができません。
古い壁には油分やヤニなどを含んでいることも多く、その処理を怠ってしまうとアクとして浮き上がってきてしまいます。
デコボコとした表面では、仕上げ材を塗った時厚みが変わってしまい、乾く時間にもムラが出てしまいます。
これらを防ぐためにも、しっかり下地処理を行い美しい壁を完成させましょう。

■下地処理に必要なテクニック

①壁にある汚れを落とす

壁に汚れやホコリが付着したまま上から塗料を重ねても、きちんと塗料が密着せずきれいな仕上がりになることができません。
中性洗剤などで壁全面を拭き掃除して目に見えない汚れを取り除きましょう。
落ちにくい汚れは、ペイントうすめ液をウエスに含ませて拭き取ると落ちやすくなります。
一見きれいに見える壁でも、細かい汚れやホコリは必ず着いているため隅々まで除去するようにしてください。

②めくれた壁紙を補修する

壁紙を下地にする場合は、壁紙をしっかり壁面に密着させなければなりません。
浮いている部分やめくれあがっている部分は、時間経過と共にどんどん剥がれていってしまうので、壁紙用接着剤を使ってしっかり接合します。
壁紙を浮きあがらせないよう、壁紙と壁面との隙間に接着剤を入れ上から押さえつけるように密着させてください。
壁紙が剥がれている場合は、剥がれた箇所をはさみで切り取り、穴うめパテで段差を埋めるようにしましょう。
ヘラで穴にパテを薄く押し込むようにすると段差が目立たなくなります。

③壁紙を剥がす

壁紙を剥がす時は、下地を傷めないようにきれいに剥がすことが重要です。
壁紙の種類によって剥がし方が違うので注意してください。
二層構造になている高級な壁紙の場合は、剥がした時裏紙がきれいに壁に残るので、皮スキやスクレーバーなどの金属ヘラを使ってそげ取るようにしましょう。
ヘラのしなりを利用するとうまく落とすことができます。
また、一般的な壁紙は水分を含ませるときれいに剥がすことができます。
水で濡らしたスポンジを壁紙にあて、浸透させてから剥がすと比較的取れやすいです。

④タッカーを打つ

壁紙の上に珪藻土など重量のある塗料を塗る時は、上からタッカーを打ち壁紙が剥がれないように処理しておきましょう。
タッカーを打つ際は、等間隔に打つと壁紙を効果的に抑えることができます。
一箇所打ったら、約20㎝(手の幅分)あけて次の位置に打つようにしてください。
同じ要領でどんどん打ちこみ一列分打ち終わったら、次の段も同じように打っていきます。
尚、天井際などの端に打つ場合は、中央部よりも割と剥がれやすいため間隔を狭めて打つようにすることがポイントです。
カッターを打った後は、手が触れた壁面をもう一度きれいに拭き掃除しておきましょう。

■傷みが激しい壁面にはジョイントテープを貼る

壁紙の劣化がひどい時は、壁紙を全て剥がしてから壁材を塗っていきますが、その際石膏ボードや合板などの合わせ目の処理を行うようにしましょう。
合わせ目にできる溝や隙間は、壁材が乾燥した時にひび割れができてしまいます。
そのまま放っておくと塗料が剥がれ落ちてしまうので、溝に沿ってメッシュになっているジョイントテープを貼ってください。
その上から目地処理用のパテを盛ってきれいに均していきます。
ジョイントテープを貼る際は、テープが剥がれないよう指で左右両端をしっかりこすりながら密着させます。
水で練ったパテを用意し、ボードや板にゴムベラなどで塗り上下方向、横方向に動かしながら埋めていきましょう。

■壁面に大きな穴がある時は?

壁に大きな穴があいている場合は、穴の周りの壁紙に切り込みを入れて剥がしていきます。
カッターなどで四角く切ると、後処理もきれいに仕上がります。
穴が隠れるくらいのリペアプレートを壁紙を剥がした形に合わせて切り取り貼り付けましょう。
リペアプレートがしっかり接合し、接着剤が乾いたらその上からパテをのせていきます。
ヘラを使ってパテを均一に伸ばしながら塗り、完全に乾くまで待ちます。
乾燥したら、サンダーを使って表面を平らにすれば下地処理は完了です。

■コンクリートやモルタルの下地処理

コンクリートやモルタルは、表面についた汚れやホコリを拭き、錆がついている場合はヤスリなどで削っておきましょう。
ヒビや凹凸がある部分は、パテを使って埋めて平らにします。
汚れやアクが目立つ時は、シーラー処理してください。
アク止めのシーラーは、壁内部に釘やビスなどが打ちこまれている場合などに便利な処理方法です。
金属製のものが壁内にある場合、その上から珪藻土を塗ると汚れやアクが表面に浮き出てしまいます。
古壁の場合は、下地強化の役割もあるので、長期間きれいな壁を保つためにはシーラー処理は非常に有効と言えるでしょう。

養生とマスキング貼りのテクニック

珪藻土の壁に塗り替えをする場合には、養生をしなければきれいな仕上がりとはならないでしょう。
塗らない部分にシートを貼れば良いだけだと思っている人もいるようですが、しっかりと養生をしないと自分が思っていた見た目とはかけ離れた出来栄えになる可能性もあるのです。
失敗しないためにも、的確な養生の仕方を知ってDIYをしていきましょう。

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■養生とは?

まず、養生について知らない人のためにも養生にどんあ目的があるのか解説していきましょう。
珪藻土だけではなく漆喰やペンキなどで壁を塗り返る場合には、養生は必ずしなくてはいけない工程で、「養生8割、塗り2割」という言葉があるほど大切な工程なのです。
目的としては、塗料の飛び散りを防止することになります。
ペンキと比べると珪藻土であれば飛び散りが少ないだろうと考える人もいますが、飛び散るだけではなく塗らない部分にまで珪藻土を塗らなくても良いよう防ぐ役割もあるのです。
そのため、丁寧に準備を進めていくことが大切なのです。

■養生をする前に行うこと

すぐに養生を行うのではなく、塗り替えを行う前には準備が必要です。

・家具を移動させる
塗り替えに邪魔なものは移動させましょう。
家具だけではなくインテリア雑貨や家電なども移動させて作業をしやすい環境に整えます。

・掃除をする
ゴミやホコリがある状態で珪藻土で塗り替えてもきれいな見た目にはなりません。
劣化が早まる原因にもなるので、きれいに掃除をしておきましょう。

・コンセントカバーを外す
養生をするだけでも良いのですが、仕上がりをアップさせるためにも外しておくことをオススメします。
また、ライトも外しておくと良いでしょう。

・カーテンレールを外す
珪藻土を塗る際にはカーテンレールは邪魔になってしまいます。
作業効率を上げるためにも、外してしまいましょう。
ビスを外すだけで取り外すことができるので簡単です。

・服装は汚れても良いものを
素人であれば、高い確率で服を汚してしまいます。
そのため、汚れても良い服に着替えましょう。
また、軍手をすると手を守ることができます。

■養生に必要なものとは?

・マスキングテープ
下地を傷めることなく貼ることのできるテープです。
塗料が染み出る心配もないので、塗り替えを行うには最適なのです。

・ビニールシート
壁や動かせないものを保護するシートです。
ホームセンターやインターネットで入手することが可能です。

・新聞紙やブルーシート
ブルーシートは厚みがあるのでビニールシートでは薄くて心もとない床に使用します。
新聞紙は養生に使用するほか、残った塗料を処分する際にも使用できます。

・養生テープ
ビニール製のテープで貼っても簡単に剥がすことができます。

・マスカー
マスキングテープにビニールシートが付いたテープで誰でも簡単に養生を行うことができるのです。

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■養生のやり方

①マスキングテープを貼る

ドアやクローゼットなど珪藻土を塗らない部分にマスキングテープを貼ります。
一気に貼ろうとすると曲がってしまうので、50cm程度に分けて進むと失敗しにくいです。
貼った後には、密着するようしっかりと上から押さえつけましょう。
また、珪藻土の場合には塗り返ることで厚みができるので、ピッタリと養生をしてしまうとテープを剥がした際に隙間ができてしまいます。
そのため、下地や仕上げ剤の分だけ隙間を空けてテープを貼ることをオススメします。

②マスカーを貼る

ドアやクローゼットなど広い面を養生する場合には、マスカーを使用します。
マスキングテープの上からマスカーを貼り付けて、シートを広げます。
静電気が発生するので簡単にビニールシートが貼れるでしょう。

③床の養生

床の場合は、歩くのでマスカーではなくブルーシートを使用します。
床の大きさよりも若干小さくカットすることで、養生テープを貼ることで動きにくくなり作業もしやすくなるでしょう。

④動かせない部分の養生

家電やコンセントなど動かせない部分にも養生をしていきます。
特にエアコンは外すことができないので、エアコンと壁の設置部分にマスキングテープを貼り、マスカーを貼りつけてビニールで覆います。
しっかりと覆うことで珪藻土も塗りやすいです。
無線LANに関しては段ボールに入れてビニールシートで保護します。

■養生をする場合の注意点とは?

養生は、養生シートをただ貼るだけではありません。
マスキングテープを貼り付けてマスカーを貼っていくなど細かい手順が必要になります。
面倒だからと省いてしまうことで、仕上がりにも大きな差が生まれるので気をつけましょう。
また、多くの時間を掛けて丁寧に作業を行うことが重要です。
初心者の場合には、きれいに珪藻土を塗るためにも養生に丸1日掛けても良いでしょう。
ドアや窓にする際には、出入り口を確保することも忘れないようにすることが大切です。

■塗り変えた後には

珪藻土を塗り終えたら養生を剥がす作業になりますが、剥がすときには、慎重に行うことが大切です。
勢いに任せて一気に剥がしてしまうと、せっかく塗装を施した部分に傷が付く可能性もあるので注意が必要です。
ゆっくりと丁寧に養生を剥がしていきましょう。
また、珪藻土は固まりやすいので使用した用具については、早めに洗うことが重要です。

珪藻土で塗り替えを行うには、養生が何よりも重要です。
適当にしてしまうと失敗の原因にもなるので時間をかけてじっくりと行い、きれいな仕上がりになるよう施すことが重要です。

珪藻土の壁をメンテナンスする方法

時間が経てば珪藻土の外壁は汚れや傷がつき、美観にも影響が出ます。
また、補修をせずに放置すれば珪藻土の劣化はますます進んでいき、大きな工事が必要になる可能性もあるでしょう。
多少の汚れや傷は自分でもメンテナンスが可能なので、この項目では珪藻土の壁のメンテナンス方法を便利グッズと共にご紹介します。

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■外壁の汚れを落とす方法

家を雨風から守る外壁は汚れやすく、汚れが目立つような明るい色の壁だと古びた印象を与えてしまいます。
まずは外壁の汚れを落とす方法を4つご紹介しましょう。

【メラミンスポンジで落とす】

メラミンスポンジは洗剤を使わず、水だけで汚れが取れるスポンジです。
掃除で使われたことがある方は多いと思いますが、珪藻土についた汚れを落とす時にも活用できます。
スーパーやホームセンター、100円ショップなど様々なお店で手に入るので、手軽に珪藻土の壁の汚れを落とすことが可能です。
本来の使い方と同じく水を含ませて固く絞り、優しく擦っていきましょう。
強く擦ると壁の質感が変わってしまうので注意してください。
汚れがなくなると表面が粉っぽくなるので、刷毛などを使って取り除きましょう。

【消しゴムで落とす】

表面が平らな壁やでこぼこが弱い壁なら、メラミンスポンジがなくても消しゴミでも汚れを落とすことができます。
消しゴムのきれいな面を壁に当て、縦、横、斜めと方向を変えながら落としていきましょう。
使う消しゴムは硬いものよりも柔らかいものの方が落としやすく、壁を傷つけるリスクも減らせます。
また、壁のメンテナンスグッズの中には、壁専門の消しゴムがあります。

・SEED 壁の汚れ消しゴム
SEEDの「壁の汚れ消しゴム」は汚れや珪藻土のカスが本体にくっつくので、下にゴミが散ることなく汚れを落とすことが可能です。
三角形の形をしているので汚れや範囲によって面や角を使い分けて落とせます。
また、小型のブロックタイプは細かい部分の汚れ落としに最適で、汚れた部分は千切ればきれいな部分を使えるので衛生的です。

【サンドペーパーで落とす】

細かいへこみや内部に浸透した汚れは消しゴムで落とすことは難しいので、サンドペーパーを使って削り落していきましょう。
サンドペーパーはホームセンターなどで入手でき、最近はDIYグッズを取り扱う100円ショップでも購入可能です。
番号によって目の粗さが異なるので、壁の質感に合わせて選びましょう。
平面の珪藻土の壁なら滑らかな仕上がりが良いので中目の240番以降が良いでしょう。
でこぼこでざらつきのある壁に対しては120番や60番などの粗目のサンドーペーパーが最適です。
壁を削って汚れを落とすので平面は時に問題ありませんが、ざらついた壁は質感がやや薄れるので理解しておきましょう。

【珪藻土を上塗り】

メラミンスポンジや消しゴム、サンドペーパーで汚れが落ちない場合は、珪藻土を上塗りしましょう。
上塗りで汚れをカバーする場合は、既存の外壁と同じ壁材を使用してください。
ただ廃番などの事情で入手できない場合もあり、その場合は珪藻土調や漆喰調といった小瓶の塗料があるので、それを代用しましょう。
なお、外壁用の珪藻土にはフジワラ化学の「シルタッチEX」や「シルタッチティエラ」などがあります。
これらの商品は一般のDIY向けの商品ではなく、練りや撹拌といった本格的な準備が必要なので注意しましょう。
手間がかかったり、汚れの範囲が広かったりする場合は、珪藻土の施工実績がある業者にお任せした方が安心です。

・シルタッチEX
珪藻土の風合いが活かされた外壁材です。
素材感があるのでナチュラルな仕上がりになり、接着性、耐水性、耐候性に特化しています。
放散等級区分はF☆☆☆☆と安全性が高く、また性能に関する試験では初期乾燥や温冷繰り返し、洗浄、衝撃など各項目でひび割れが起きない、剥がれや著しい変形がないといった耐久性の高さが認められています。

・シルタッチティエラ
こちらは純粋な珪藻土ではなく、厳選された自然素地を用いた珪藻土が含まれる壁材です。
外壁だけではなく内壁にも使用できます。
こちらも放散等級区分がF☆☆☆☆で、性能に関する試験も各項目で高基準をクリアしているので安全です。

■傷やへこみ、剥がれのメンテナンス

【パテで傷やへこみを補修】

珪藻土の壁に小さな傷がつき下地が見えたり、軽いへこみがあったりする場合はパテで補修できます。
わずかな傷やへこみでも範囲が広がる可能性があるので、見つけたら早めに補修しましょう。
パテの使い方は簡単で、補修箇所の汚れをとり乾かしたら、付属のヘラなどを使い傷や穴を埋めていきます。
はみ出した部分はヘラで削ぎ取るときれいに仕上がります。
パテを充填したしっかり乾かし、平たい壁ならサンドペーパーで表面を整えてください。

・アサヒペン 外部用パテ
厚塗りしても肉痩せやひび割れが起こりにくく、研磨性があるので乾燥した後に水性塗料や油性塗料で塗装できます。
ヘラがついているので、購入後すぐに補修が可能です。

・セメダイン 穴うめパテ
ホワイト、アイボリー、ベージュの3色を用意しており、外壁と内壁の両方に使用できます。
こちらもヘラがついているのですぐに補修可能です。
ガラスバルーンが配合しているので肉痩せしにくく、大きなへこみに対しても使いやすくなっています。
乾燥後は水性塗料を上塗り可能です。

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【剥がれの補強】

珪藻土が剥がれた場合、一般的には部分的な補修ではなく全面塗り直しが必要ですが、物理的な原因で一部が剥がれた場合は補修でも十分です。
既存の外壁と同じ珪藻土を用意し、壁に垂れない硬さに水を混ぜて塗っていきましょう。
珪藻土だとパターン付けしているケースもありますが、慣れていないと難しいので、型取り補修材があると便利です。

・建築の友 クロスの型取りキット
型取り材を使えばパターンテクニックなしでも、既存の壁に近い状態に仕上げることができます。
失敗してもお湯につけるとやり直しできるので安心です。

■全面塗り替え

珪藻土の壁の雰囲気を変えるなら、全面を水性塗料で塗り替えるのがおすすめです。
塗料を付着させたくない部分をマスキングテープや養生材でカバーし、下地処理からはじめましょう。
壁の汚れを落としたり、サンドペーパーをかけたり、傷はパテで埋めてくだし。
下地処理が完了したら水性塗料を丁寧に塗っていきましょう。
広い面はローラーでWを描くように塗るときれいに仕上がります。
細かい部分はサイズの異なる刷毛を使い分けて塗ってください。
塗り終わったら塗料が乾く前に養生を剥がしてしっかり乾燥させましょう。

珪藻土の壁に活用したい、模様の種類

珪藻土はコテなどの道具を使用して模様を付けていくことになりますが、その模様にはいくつかの種類があります。
DIYともなると、難しくてできないと感じる人もいるでしょうが、意外にも手軽に模様を付けられる種類もあるので、DIYで珪藻土の壁にしようと試みている場合には参考にしてみてください。
では、初心者でもできる珪藻土の模様の種類をご紹介していきましょう。

■仕上げ塗りは完全に乾く前が鉄則

珪藻土で模様を付ける際には2回塗りを行いましょう。
1回目の下塗りが終わり、10分ほどすると表面が半分程度乾いた状態となります。
その半乾きの状態で2回目の仕上げ塗りを行いましょう。
下塗りの上から珪藻土を重ねて塗っていき、自分の好きな模様を付けていくのです。
塗る厚さに関しては下塗りと仕上げ塗り合わせて1.2mm~1.5mm程度になるように塗っていきましょう。

■珪藻土をDIYで行う際にオススメの模様

【コテ波仕上げ】

珪藻土の模様の中では1番標準的な仕上げ方でコテで塗った際に自然に跡を残します。
シンプルな模様になっているので、どんな家にも合わせやすいことが特徴です。
DIYで行う際には力をかけ過ぎずに優しく表面をならすようにコテを横に動かしていきましょう。

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【引きずり仕上げ】

魚のウロコのような見た目をしている引きずり仕上げは手軽に模様を付けられます。
角柄のコテを使用し、コテの後方を浮かせ気味にして持ち、コテの先端を押し付けるようにして模様を付けていきます。
一定の長さで模様を付けることでバランスが良くなるでしょう。

【扇仕上げ】

その名の通り「扇」のような形をしている模様で、オシャレな飲食店などで目にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
コテを上下逆さまにして持ち、半円を描くようにコテを動かし模様を付けていきます。
綺麗な半円を作るには多少の難しさがありますが、好みによって大きさを変えたり自由にアレンジできる点が魅力です。
また、上品な仕上がりとなるので大人な雰囲気の壁へと変身できます。

【ハケ引き仕上げ】

初心者であればハケ引き仕上げはオススメの模様です。
仕上げ塗りを行った後に、ホームセンターなどで販売しているブラシやハケを使用して模様を付けていきます。
模様を付ける際にはブラシの毛が付いている方の柄を持ち、横に動かしていきます。
力を込めてしまうと下塗り部分まで傷つけてしまうので優しく模様を付けるよう心がけましょう。
使用するハケやブラシの種類によって仕上がりパターンを変えることができるので、自分好みの仕上がりとなります。

【スポンジローラー仕上げ】

ホームセンターなどで売っているペンキを塗る際に使用するスポンジローラーを使用して珪藻土で模様を付けることも可能です。
仕上げ塗りをした後に、スポンジローラーを使用して模様を付けます。
自然なデザインとなり、どんなインテリアにも合う壁となりますが、仕上げ塗りを平滑にしないと綺麗に模様を付けることができないので、慎重に行うことが大切です。

【スパニッシュ仕上げ】

コテを使用して模様を付けていきます。
スタイリッシュな仕上がりとなり、男性にも人気の種類です。
コテの先端を浮かせるようにして持ち、コテの後部で縦・横・斜めにランダムに押さえることで模様ができます。
エッジを効かせた持ち方をするので、初心者であると難しい場合もあります。
力強く押しつけてしまうと、下地が見えてしまう可能性もあるので優しく押さえるようにしましょう。
また、コテではなくゴムベラを使用することでもスパニッシュ仕上げの模様を付けることが可能です。

【ゴムローラー仕上げ】

ホームセンターなどで販売されているゴムローラーを使用して模様を付けていきます。
ローラーを転がすだけで簡単に模様ができ、強弱をつけることで仕上がりに違いができます。
ただし、転がす前の仕上げ塗りの際に平滑にしておかないと綺麗な模様を付けることができません。

【木ゴテ仕上げ】

木製のコテを使用して模様を付ける方法です。
仕上げ塗りをした後に木ゴテをピッタリとくっつけるようにして持ち、横にずらしていきます。
荒々しい自然な模様ができるのですが角が残っているので、その上からならしヘラを使用して軽く押さえることで角をとっていきます。
ならしヘラがなければ下敷きで代用できます。
ナチュラルな模様でデザイン性があります。

【コテバケ仕上げ】

コテバケを使用しても珪藻土に模様を付けることが可能です。
横に動かすだけでも自然な模様ができますが、部分的に珪藻土を壁に盛り付け、その上からならすようにハケ目を付けるとラフな仕上がりとなるでしょう。
また、スパニッシュ仕上げのようにランダムに縦・横・斜めと模様を付けたり、扇仕上げのように模様を付けることも可能なほか、チェックのように交互に斜めに模様を付けていくなど工夫をすることで、自分好みのオリジナルの壁にすることができます。

【台所用スポンジ仕上げ】

DIYでオススメの仕上げ方法です。
コテを使用せずに珪藻土をそのまま塗ることも可能で最も手軽に行える模様付けの1つです。
スポンジを横に動かすだけでも縞模様を付けることができますが、斜めに持ったり、縦に動かしたりすることでオリジナルの壁になるでしょう。
また、スポンジをくるっと回転させると薔薇のような模様ができます。

【素手仕上げ】

自分の手を使用して模様を付けることも可能です。
仕上げ塗りを行った後に、ビニールやゴム製の手袋をした手で模様を付けていくのです。
5本の指を使い、サッと横に動かすだけで自然な縞模様を付けることができます。
絵を描いたり、手形を付けると家族の記念にもなるでしょう。

【トッピング仕上げ】

自分好みの壁にするには最適な方法です。
仕上げ塗りの珪藻土にガラスビーズや藁すさを混ぜてコテを使用して塗っていきます。
ガラスビーズの場合は、最後にハケに水を付けてからなでることでガラスビーズが浮き上がるので綺麗な仕上がりとなります。
仕上げ塗りをした後に、直接ガラスビーズを撒く方法もありますが、取れやすいので最後に押し付けることを忘れないようにしましょう。

上記のように、珪藻土の壁に活用できる模様の種類は様々です。
中には初心者であると難しい模様もありますが、素人ならではの自然で味のある仕上がりとなるので、思い切って模様を付けることでお気に入りのデザインとなるでしょう。
様々な道具を使用してオリジナルの壁を作り出すことで自宅への愛着もさらに増すこととなります。
子どもを含めた家族全員で行えば記憶にも残り記念にもなるDIYでしょう。

おすすめ珪藻土塗料をご紹介!

DIYでも安心して塗装できる珪藻土塗料はどのようなものがあるのでしょうか。
おすすめの珪藻土塗料とそれぞれの特徴についてもご紹介していきましょう。

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■リターナブルパウダーA

サメジマコーポレーションの「リターナブルパウダーA」は、固化材に天然の粘土を使用している珪藻土なので、天然素材としての特徴を十分に発揮することができます。
外壁塗装用ではなく、内装用の塗料として販売されている塗料材です。
塗装できる下地は、石膏ボード、コンクリート、モルタル、ビニールクロスなどに塗装できます。
水を混ぜて練る仕様のため、一度撹拌させてから10~15分程時間を置き、再び撹拌させると空気をたっぷり含み塗装しやすくなるでしょう。
リターナブルパウダーAは、ビニールクロスの上からでも塗装できるDIY向きの塗料です。

成分:珪藻土、火山灰、粘土、無機顔料、色土、火山灰バルーン、セルロースファイバー、メチルセルロース、でんぷん糊
正味量:8㎏
色:8色(アイボリーホワイト・ベージュ・トパーズ・シェルピンク・メイズイエロー・オリーブグリーン・ライトイエロー・マンダリンオレンジ
塗装面積:2mm/8㎡

珪藻土の特性を最大限に活かし自然素材で作られているため、安心して使用することができます。
石灰成分が含まれていないため、色ムラや白華現象が発生することもありません。
珪藻土の吸放湿機能で結露を防止し、ダニやカビ、アトピー対策にも効果があります。

■フジワラ化学「かんたん・あんしん珪藻土」

こちらの珪藻土塗料も内装壁用の塗料で、ローラーを使って簡単に塗装することができます。
調湿機能や脱臭機能を備えており、既調合されているため水を加える必要がありません。
蓋を開け、内容物をよく混ぜて均一になればそのまま使用することができます。
塗装できる下地は、繊維壁、じゅらく壁などの塗り壁や漆喰、コンクリート、モルタル、合板、コンパネ、ビニール壁紙などです。
板や古壁に塗装する場合は、水性下地強化材を塗りしっかり乾燥させてから塗るようにしてください。

成分:珪藻土、アクリルエマルション、顔料など
正味量:10㎏
色:9色(ホワイト・クリーム・ベージュ・アイボリー・浅黄・若葉・イエロー・ピンク・ブルー)
塗装面積:20~25(2度塗り)
乾燥時間:1回目(2時間)2回目(12時間)20℃目安

かんたん・あんしん珪藻土は、有害な化物質やアスベストなどを一切使用していないため、DIYでの施行後にホルムアルデヒトなど有害なガスを発生させることはありません。
脱臭機能や調湿機能を活かして、健康的な住まいづくりに使用することができます。

■漆喰珪藻土ケイソウくん

「ケイソウくんMIXグレードは、塗り置きタイプなので蓋を開ければそのまますぐに使用することができます。
通常は撹拌させて練り込む作業が必要になりますが、こちらの塗料はすでに練り込まれてういる塗料材です。
女性や子どもでも簡単に施行できるのでDIY向け商品としてとても人気があります。
缶タイプのものは蓋屋やハンドルがついているので、取り扱いが非常に便利で作業中も扱いやすいでしょう。
コテだけでなく、刷毛やスポンジでも施行可能です。

正味量:5㎏、18㎏
色:5色(ホワイト・モミガラ・クリーム・ベージュ・ピンク)
塗装面積:5㎏(約3~4㎡)18㎏(約14-15㎡)

ケイソウ君の珪藻土塗料には、合成樹脂が使用されていません。
日本古来から使用されている、漆喰の原料「石灰」によって珪藻土を硬化させています。
天然素材で作られているので、安心・安全な施行が実現できるでしょう。
樹脂を使用していないことで、珪藻土の孔が潰されずに空気を汚染させる物質を吸着する能力が働きます。
ケイソウ君は、通常の珪藻土塗料よりも吸着能力が高い塗料材として注目されています。

■ウォール デ ジェラテリア

ウォール デ ジェラテリアは、内装仕上げ材としてゼオライトを採用している塗料材です。
ゼオライトとは、火山灰などが降り積もり固まった鉱物で、結晶中にある多くの穴によってガスや水を吸着する性能を持っている成分です。
歯磨き粉や洗顔料などにも使われている身近な鉱物でもあります。
小さな穴に悪臭や有害ガスを取りこむ物理的消臭や、珪藻土だけでは得られなかった電気的な結合によって臭いを取る化学的消臭のダブル消臭効果が期待できるでしょう。
高い消臭性や調湿・防カビ効果を発揮し、ホルムアルデヒド提言にも優れています。
練り済みの状態で販売されているので、撹拌器で混ぜるといった面倒な作業は不要です。

成分:アクリルエマルション、ゼオライト、珪藻土
正味量:10㎏
色:9色(ソルトサイダー・ミルクティー・マンゴー・メロン・レモン・ピーチ・ミルク・ブルーベリー・ブラッドオレンジ)
塗装面積:1缶で約10㎡
施行可能な下地:壁紙、塗り壁、砂壁、石膏ボード、板張り、ビニールクロス、ブロックなど

塗装できる下地は、ビニール壁材や石膏ボード、塗り壁などです。
9色のカラーバリエーションが用意されていますが、カラー同士を混ぜて新しいオリジナルカラーを作って施行することもできます。
専用ローラーと塗料材をセット商品として購入することもできるのでとても便利です。
専用ローラーは、1回の施行で厚塗りできる特殊なローラーを使用しているため、2度塗りする必要がありません。
効率よく作業できるので、養生工程を含めても1日あれば施行完了も可能です。

ここでは、おすすめの珪藻土塗料を5つご紹介しました。
珪藻土塗料は、脱臭効果や調湿効果があるためトイレや脱衣場、ペットがいる部屋などにもおすすめです。
コテやローラー、刷毛などの専用道具を使用すれば、模様付けやアレンジを自由自在に加えてDIYを楽しむこともできます。
ビギナーズセットは、DIYが初めてという方でも安心して施行できるお試しセットです。
珪藻土塗料の性質に合った道具が付属されているので、DIYでの施行もスムーズに進むでしょう。
珪藻土塗料は、乾燥後すぐにひび割れが起きることもあるので「素人でも塗れるだろうか」「失敗しない?」「塗り壁だから難しそう」という不安の声もあります。
しかし、最近の珪藻土塗料は誰でも簡単に施行できるよう、必要な成分がすでに練り込まれている塗料材も多くなっています。
自身にピッタリの珪藻土塗料を見つけて、DIYにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

珪藻土についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
珪藻土を外壁に使用する際にはメリットがある反面、デメリットもいくつか存在することを理解しておきましょう。
それでも珪藻土を外壁として使用したいという場合は、自分で行うよりも外壁塗装業者に相談し、適切な方法をとってもらった方が良いです。
また、メンテナンスも定期的に実施するようにしましょう。

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