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サイディングもメンテナンスで長持ちする!

目次

サイディングボード

かつての日本住宅はモルタル壁が主流でした。
しかし、現在はレンガやタイル、石材や木材など意匠性のあるデザインがオシャレなサイディングが主流です。
そんなサイディングも雨風の影響や経年による劣化が起きてしまうため、外壁塗装でメンテナンスをする必要があります。
ここではメンテナンスの必要性やコーキングの補修、さらにモルタル壁に変わるセメントボードについてもご紹介していきます。

モルタルが減りサイディングが増加?

今までの日本住宅はモルタル壁が人気を博していました。
しかし、現在はモルタルからサイディングにシフトチェンジしているのです。
サイディングの人気が高まる一方、モルタルが減りつつありますが、本当にモルタルはなくなってしまうのでしょうか?
まずは日本住宅の外壁の歴史からご紹介していきます。

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■夏向けの家が建てられていた

古代から平安時代までは柱を四隅に立て、屋根は草を葺くような木造住宅であり、鎌倉時代を迎えると現在に近い住宅になったと言われています。
鎌倉時代の絵巻を見ると、当時は隣家で柱を共有し、いくつも家が連なる形となっていたようです。
外壁は檜皮や竹、葦などの植物を薄く削り、それを編んで作られた「網代」が使われていました。
夏の京都はかなり蒸し暑く、木や草を使用した家の造りは涼しくて快適だったと考えられます。
冬の生活よりも夏の快適さを重視して家が造られていたようです。

江戸時代を迎えるとますます住宅も現代に近付きますが、一極集中の長屋が一般的な移住形態でした。
長屋は二階建てが少なく、部屋によっては1Kのワンルーム仕様だったそうです。
また、屋根は草葺きもしくは板葺きで、外壁も板張りでした。
板張りは雨をしのぐ程度であれば問題ありませんが、冬はすき間風が気になるなど快適な住み心地とは言えない造りでしょう。

■モルタル壁や金属系の外壁が普及

明治・大正も板張りの外壁が主流で、当時警戒されていたのが火災です。
木材で作られているため、火災が発生すると周辺に拡大する事態が多発しました。
また、蒸気機関車の普及により線路付近にある住宅は火の粉による火災が発生しないように、屋根や外壁は瓦や金属系の使用が法律で施行されたのです。
この時からトタンが住宅の外壁材として流通しはじめました。

その一方、セメントが明治初期に輸入され、明治後期にセメントモルタルは外壁材としても普及したのです。
板張りよりも耐震性や耐久性が高いことが支持され、戦後の1950年代からは仕上げ材としてセメントリシンが登場し、1970年代半ばまで活躍しました。

■サイディングのシェア率は2003年で70%越え

サイディングは1965年から外壁材として登場しました。
耐震性や防火性を高めるために金属素材の外壁が増えましたが、海岸沿いの住宅は錆などに悩まされ、使用が難しかったのです。

しかし、サイディングの登場により風合いを活かした外壁にできるようになりました。
大手建材メーカーでもサイディングが多く扱われるようになりましたが、1960年代は依然とモルタル壁が人気で、外壁材の市場では60%を超えるシェア率を誇り、優位性が揺るぐことはありませんでした。

サイディングは施工性の良さに意匠性のあるデザインが、日本に増えていく洋風住宅にマッチしており、工期も短期に抑えられることから需要もどんどん増えていったのです。
サイディングは住宅だけではなく、レストランや事務所、工場、倉庫など居住を目的としない建造物にも使用される機会が増えていきました。
外壁の需要が生まれたことで、2003年の外壁材市場ではシェア率が75%に達しており、モルタルに変わる主流な外壁材だと言えるでしょう。

■本当にモルタルはなくなってしまうのか

かつてはシェア率60%を超えていたモルタル壁ですが、現状は15%程度と言われています。
主流はサイディングに移り変っていますが、モルタルにはモルタル独自の良さがあるのです。
モルタルの下地で仕上げた壁は落ち着きや温かみのある質感が魅力的でしょう。
質感の良さから仕上げ材にはセメントリシンがよく使用されています。
サイディングが普及してからも、単調な仕上がりにこだわらず様々な仕上げ工法を試行錯誤する設計者やハウスメーカーは多いのです。
しかし、モルタルの欠点はひび割れが起きやすいことでしょう。
そこでひび割れに追随し、仕上がり面をきれいに維持できる弾性系の吹き付け材が登場し、さらにローラーを使用した仕上げ材も登場しています。
数は減りましたが、モルタル壁は現在でも様々な仕上げ材を活用して維持されているようです。

■セメントボードの登場

アメリカでセメントボードという外壁材が誕生しました。
セメントボードの特徴は乾式・湿式建材の両方の良さを兼ねており、曲げることが可能なため、曲面のある外壁も気軽に施工できます。
デザイン性の高い自由設計な建物には適した外壁材です。
このセメントボードにモルタルを仕上げ材として使用すれば、重厚感のある外壁にできると注目されています。
サイディングは圧倒的な人気を誇りますが、モルタルもセメントボードとの併用で人気は維持されているのです。

全くメンテナンスを行わなくても長持ちさせることはできる?

モルタル外壁もサイディングボードでも、どちらもメンテナンスを定期的に実施していくことで長持ちさせることができていました。
しかし、メンテナンスを行うことはそれなりに費用も掛かりますし、意外と面倒なことだと考えている方も多いかと思います。
中には全くメンテナンスを行わずに済む方法がないか調べている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、全くメンテナンスを行わなくても長持ちさせることができるのかどうか、詳しく解説していきましょう。

■メンテナンスが全く必要ない外壁はあるのか?

そもそも、サイディングボードを含めて、外壁材の中にはメンテナンスを全く行わなくても長持ちさせることができる外壁というのはあるのでしょうか?
結論から言えば、残念ながらメンテナンスが全く必要ない外壁はありません。
中には宣伝文句で「メンテナンスフリー」を謳っている外壁は、全くメンテナンスが必要ないというわけではなく、外壁素材に対してのメンテナンスは不要となっていますがコーキングや目地などのメンテナンスは実施しなくては劣化につながってしまいます。

■メンテナンス性の高いサイディング

外壁材にも様々な種類がありますが、中にはメンテナンス性に長けていて、頻繁にメンテナンスを実施しなくても良いものや手軽にメンテナンスが行えるものなどがあります。
サイディングボードの中でも、比較的メンテナンス性が高いと言われているのが、窯業系サイディングと金属系サイディングです。

・窯業系サイディング
窯業系サイディングのメンテナンス性が高いと言われている理由は、メンテナンスが非常に簡単であるという点です。
窯業系は塗装できる塗料の種類が豊富だったり、既に保護機能や親水性などの機能を持ち合わせたサイディングボードがあったりと、メンテナンス性の高い商品が続々と販売されていることがメリットと言えます。
ただ、窯業系サイディングには必ず継ぎ目としてコーキングが存在するため10年程度を目安にコーキングのメンテナンスを実施する必要があります。

・金属系サイディング
金属系サイディングのメンテナンス性が高いと言われている理由は、水に強くひび割れがしにくいという点です。
ボードは金属で作られているため、他のサイディングボードの種類に比べると水やひび割れに強い特性を持っています。
そのため、メンテナンス性も高くなっているのです。
もちろん、全くメンテナンスが必要ないというわけではなく、金属系サイディングにもコーキングが備わっているため10年前後でメンテナンスを実施する必要ああります。
また、金属は錆びてしまう可能性があるため、防錆効果をもたらすためにも外壁塗装が必要となってくるでしょう。

■サイディングのメンテナンス性を高めるためには?

窯業系サイディングや金属系サイディングを選ぶと、比較的メンテナンス性は高いため、メンテナンスの頻度を少なくすることもできますが、よりメンテナンス性能を高めるためにはどのようなことを行えば良いのでしょう?
いくつかポイントがあるので、ぜひ実践してみてください。

・耐候性の高い塗料を塗る

外壁塗装に使用する塗料には、様々な機能を持っている塗料が存在します。
中でもメンテナンス性を高めるなら耐候性の高い塗料がおすすめです。
耐候性とは屋外で使用した場合に変形や変色、劣化を抑える性質を指します。
外壁は常に屋外に晒されている状態ですが、なぜ屋外に晒されていると劣化が進んでしまうのかというと、太陽の紫外線や熱、雨による水の影響によて劣化が進むと言われているのです。
耐候性は紫外線や熱、雨などの影響を極力少なく抑える効果が期待できます。
サイディングボードに耐候性の高い外壁塗料を施すことによって、外壁自体の耐候性が高まりメンテナンスの頻度を少なくすることも可能となります。

・目地の耐候性を高める

外壁自体と同じく、目地やコーキングも耐候性を加えることで長持ちさせることができます。
こちらは塗料ではなくコーキング材に注目してみましょう。
コーキング材にも様々な種類があり、耐候性の高いアイテムも販売されています。
耐候性の高いコーキング材は、雨や湿気、熱などにも強い傾向があり、いつまでも弾力性を維持させることができるので地震や気温の急激な変化によって起こりやすいひび割れ等も防ぐことができます。
目地やコーキングはサイディングボードの中でも特に劣化しやすい部分でもあるため、メンテナンスを行う際にはできるだけ耐候性の高い素材を活用してみましょう。

・耐久性の備わったサイディングを選ぶ

サイディングを張り替える場合、新しいサイディングボードを選ぶことになるかと思いますが、この時できるだけ耐久性の備わったサイディングを選ぶと、メンテナンス性を高めることができます。
例えば、積水ハウスから販売されている「ベルバーン」という種類は、陶器と同じ素材で作られているサイディングボードで、火や熱に強く耐久性が高いというメリットがあります。
耐久性がかなり高いことと、コーキングが目立ちにくいということが魅力的な外壁材です。
サイディングボードの中にも、こうした機能性に富んだ商品もあるので、ベルバーン以外にも耐久性の高いサイディングを見つけてみましょう。

■悪質業者が「メンテナンスフリー」と偽る場合も…

近年メンテナンス期間をより長くさせるために、耐久性の高い塗料やサイディングの開発が進んできていますが、中には耐久性が低いにも関わらず「メンテナンスフリー」と謳って販売している悪質業者も見られます。
メンテナンスフリーのサイディングボードや塗料をおすすめされた場合、それが本当にメンテナンスフリーなのかを確かめることはかなり難しいです。
ですから、対策としては必ず保証が付くのかどうかをチェックしてみることが大切です。
ただ、悪質業者も保証が付いていないのに「付いています」と嘘をつく可能性もあるので、その場ですぐ契約するのではなく、必ずパンフレットや資料をもらったり、契約する際には保証に関する一筆をお願いすると良いでしょう。
もし、書面には残せないというのであれば悪質業者である可能性が高いので注意が必要です。

サイディングボードの張り替えと外壁塗装はどう違う?

近年、サイディングボードが注目されていることは上記でもご紹介してきましたが、こうした中で「サイディングボードの汚れが目立つようになってきた」、「かなり傷みや反りが目立つようになってきた」などで張り替え・塗り替えを検討している方も多くいます。

通常の外壁であれば塗装が一般的ですが、サイディングボードの場合、張り替えた方が良いのか、それとも塗装で十分なのか、どちらが良いのか分からないという方も多いでしょう。
サイディングボードは張り替えるべきなのか、それとも外壁塗装をするべきなのか、これらにはどんな違いがあるのかをご紹介します。

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■サイディングボードの張り替えと外壁塗装、どちらが一般的?

まずはどちらを利用している人が多いのか見てみましょう。
サイディングボードは一般的に塗装によって汚れや傷みを防いでいる人が多く利用します。

その理由としてはまず1つ目に、サイディングボードの場合、モルタル壁などと比べると汚れや傷みが分かりやすいので、早めに対処される人が多い。

早めに対処することにより、わざわざ張り替えなくても塗装で十分に対応ができます。
「サイディングボードの色が段々褪せてきた」、「チョーキングの粉が出るようになった」などのサインが見つけやすくなります。

また、サイディングボードにはコーキングと呼ばれる目地が多く見られ、コーキングは外壁に比べてより劣化しやすい部分でもあるため、コーキングの劣化を機に外壁自体も塗装して保護するといった方が多く見られます。

■張り替えと塗装のメリット・デメリットとは?

一般的な塗装ですが、どちらにもメリットとデメリットが存在します。
塗装のメリットとしては張り替えに比べて費用を安く抑えることができる点です。
また、塗料によって防カビ・断熱・遮熱などの効果を発揮するものもあるため、それらを選ぶことでより機能的に改善されます。

デメリットとしては、サイディングボードの劣化が酷いと行えない、10年に1度はメンテナンスを実施する必要があるなどです。
一方、張り替えのメリットとして、まず古い外壁を取り除き新しい外壁に張り替えるわけですから、見た目もまるで新築のような外観になりやすいです。

さらに外壁から雨水が漏れていた場合、張り替えによって改善されます。
この雨漏りが原因で壁の中にカビが発生していると、断熱材が腐食している可能性もあります。
張り替え時に全て撤去することによって、家自体に被害が出なくなるので長持ちにもつながります。

他にも、塗装に比べて費用が高くなってしまうことです。
どうしても現存のサイディングボードを撤去し、新しいものに張り替えるのは塗装よりも大きな工事になります。
撤去されたサイディングボードを処分するのにもお金がかかるので、張り替えはかなりのコストとなりうるでしょう。

また、近隣トラブルも招きやすいと言われています。
原因は音と塵です。
工事音がうるさかったり、壁を取り外すことで塵が巻き起こってしまうと近隣住民とトラブルになってしまう可能性があります。
このデメリットをなくすためには、業者との話し合いが大切です。
近隣住民への配慮はどうしているのかなどを、工事前にきちんとチェックしておきましょう。

■重ね張り・コーキングの打ち増しなどの方法

サイディングボードは塗装や張り替えだけではなく、重ね張り、コーキングの打ち増しといった方法もあります。

重ね張りとは今まであったサイディングボードの上から新しいサイディングボードを貼り付ける方法です。
今までのサイディングボードはそのままになるので、張り替えに比べると撤去作業や処分に関するコストが抑えられます。
また、張り替えのデメリットであった音や塵といった問題も起こりにくいです。
さらに、外壁が二重構造になったおかげで耐震性が高くなりやすいと言われています。

こうしたことから、重ね張りには様々なメリットがあると言えるのです。
ただし、デメリットもあるので確認しておきましょう。

例えば元々傷んでいたサイディングはそのままの状態になっているので、壁の中で生じている不具合がそのままだったり、外壁が二重で厚くなった分窓の収まりが悪くなってしまい、雨漏りの原因につながる恐れがあります。

次にコーキングの打ち増しです。
コーキングの打ち増しとは、サイディングボード自体には何もせず、コーキングだけを補修する作業です。
塗装よりも安価で、コーキングの劣化を補修できるので防水機能も復活します。
しかし、サイディングボード自体が劣化してしまっている場合はおすすめできません。
コーキングだけの劣化が進んできたという時は、打ち増しを行いましょう。

サイディングボードの張り替えと塗装に関してご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
張り替えも塗装も、どちらにもそれぞれの特徴があるため、自宅の外壁の状態を見つつ、検討していきましょう。

サイディングのメンテナンスは重要!

サイディングはレンガや石材、タイル、木材など様々なデザインの外壁を楽しめる外壁素材です。
模様はただデザイン性を持つだけではなく、サイディング自体を保護する役目があります。
しかし、その保護も経年劣化により衰えてしまうと、サイディングや外壁自体に劣化ができてしまうのです。
そのため、通常の外壁同様に定期的なメンテナンスが必要になります。
では、サイディングは経年劣化でどのような状態になるのかご紹介していきましょう。

■コーキングの割れや剥離

コーキングはコーキングとも呼ばれており、サイディング同士の溝や窓サッシ周辺の溝を埋めるために使用します。
このコーキングが経年劣化を起こすと割れてしまったり、剥離を起こしたりしてしまうのです。
コーディングの劣化は防水機能を失ってしまうので、雨水が浸入してサイディングや外壁材の老朽化を進めてしまう恐れがあるため、打ち変えで補修する必要があります。

■サイディングの劣化

サイディングは模様があるため、しっかり見ないとひび割れや欠けなどの劣化が分からない可能性があります。
モルタルなどの外壁とは異なり、メンテナンスフリーというイメージを持たれる人も多いですが、石綿板へ塗装が施してあるだけなので、サイディングを保護するためには外壁塗装が必要なのです。
放置しているとどんどん水を吸ってしまい、ボードが反れ、限界到達すると留め金具あたりからひび割れが起きてしまいます。
サイディングの劣化が激しい場合は、張り替えも考えておきましょう。

■サイディングを守るにはどうする?

サイディングの経年劣化を放置すると外壁だけではなく、家の構造などにも悪影響を及ぼします。
家を守る意味でも、外壁塗装でサイディングを守る方法をご紹介します。

・サイディングの厚さをチェック

サイディングの厚さがどれくらいなのかご存じですか?
一般的に14mmから16mm以上の厚さとなっています。
しかし、かつて主に建売住宅で使用されていたサイディングの厚さは12mmとやや薄めのものが多いです。

厚さはサイディングの性能を左右するだけではなく、強度にも関係があります。
12mmのサイディングは反り易いといった劣化トラブルが多いため、2008年にJIS規格から外されているのです。
そのため、現在の住宅では使うことはできません。
もし12mmのサイディンを使用しているのであれば、張り替えや重ね張り、もしくは定期的に外壁塗装を行うことが望ましいです。

・コーキングを補修

サイディングはただ塗装をするだけではなく、コーキングもきれいに補修することが大事です。
目地にすき間があれば見た目も悪いですし、何よりも外壁の性能が活かせず劣化を進めてしまうため、外壁塗装をした意味をなくしてしまいます。
サイディングの外壁塗装を行う際は、コーキングも必ず補修してもらってください。

・サイディングの塗装について

サイディングは模様があるため、その雰囲気を活かすにはどう塗装するか悩む人も多いはずです。
どのような塗装方法があるか見てみましょう。

【単色に塗りつぶす】

シンプルに単色に塗りつぶす方法は安易な施工となるため、業者も好む傾向があります。
アメリカンスタイルの家なら違和感なく好きな色に塗装できるでしょう。
ただし、意匠性の高いサイディングではやや不向きと言えます。
使用するサイディングの素材や外観全体のデザインに配慮して単色の塗りつぶしを検討しましょう。

【クリヤー塗料を使用する】

サイディングでオススメの塗料がクリヤー塗料です。
その名に通り、透明の塗料なのでサイディングのデザインを活かした状態で塗装を施し、耐久性を付加させることができます。
ただし、透明なので経年劣化で起きてしまう色褪せや、雨風などの影響で汚れやすい外壁部分に対しては使用が難しいため、場所に応じて使用する方法が無難でしょう。

【色塗り工法】

主にレンガ調のサイディングに使われる施工です。
サイディング独特のデコボコを活用し、レンガと目地の部分を異なる色で塗り分けていきます。
単色だと意匠性が失われますが、色塗り工法なら単色よりも意匠性があるでしょう。

■塗装時は必ずグレードを確認しよう

一般的に外壁塗装は業者にお願いすることが多いでしょう。
そこで注意したいのが塗料のグレードです。
外壁用の塗料はたくさんあり、グレードもたくさんあります。
グレードが高いほど性能が良く、その分塗料の価格も上がってしまうのです。
なので、高グレードの塗料が安価で使われることはないですし、場合によっては希望をしていないのに高グレードの塗料が使われて支払いが高額になるケースもあります。
グレードの把握はトラブル防止にも役立つので、どのメーカーの塗料を使用するのか、またどのグレードに当てはまる塗料なのか必ず確認しましょう。
また、悪質業者は契約書や見積書とは異なる塗料を使用することも多いです。
メーカーが出荷したことをあらわす出荷証明書などの証拠を提出するように業者へあらかじめ伝えておくと安心でしょう。

コーキングとは何か?

サイディングのメンテナンスについてご紹介しましたが、サイディングのメンテナンスの中で重要な部分が一つあります。
それは、「コーキング」です。
こちらではコーキングの基礎的な部分からご紹介していきましょう。

■コーキングの役割とは

コーキングとは、サイディング同士の間にある目地に入れるゴムのような柔らかい素材のことです。
なぜ目地にコーキングを入れるかというと、サイディングボードは固くて薄い板であるため、動くとひび割れが起きる可能性があります。
しかし、柔らかい素材のコーキングを入れることで、サイディングボードが動いてもコーキング部分が動いてくれるので負荷が軽くなり、サイディングボードのひび割れを保護する役割があるのです。
サイディングだけではなく、窓やサッシ部分などにも使われています。
なお、外壁塗装業者によってはコーキングではなく、シーリングと呼ばれる場合もあります。

■コーキング剤にも種類がたくさんある

サイディングに使用するコーキング剤は主にウレタン系と変性シリコン系ですが、コーキング剤には様々な種類があり、特性も複数あります。
外壁塗装のように同じものを塗るのではなく、それぞれの場所や性質に合わせてコーキング剤を選ぶことが大切です。
では、主に使用されるコーキング剤の種類をご紹介します。

・シリコン系
シリコン系のコーキングは耐久性が高い性質を持ちます。
そのため、上から塗装することは難しいです。
主に浴室の扉など塗料を必要としない場所で使われています。

・変性シリコン系
変性シリコン系は外向けに開発されたものなので、サイディングに適しているコーキング剤です。
しかし、塗料との相性は良くないため、塗装をする場合はプライマーを塗ってから塗装する必要があります。
ブリード現象が起きやすいので、ブリードが発生しづらいタイプを選びましょう。

・ポリウレタン系
塗装をする場合に使われるコーキング剤です。
紫外線に弱いため性質があるため、目地がむき出しのサイディングでは使うことはあまりありません。

・アクリル系
アクリル系は耐久性が低いコーキング剤です。
一番コストが良いコーキング剤ですが、耐久性を配慮する場合は選択を避けましょう。

■コーキングの特性について

・ノンブリードタイプ(NB)
ブリード現象とは、コーキング成分が偏ってしまい、表面がベトベトしてくる現象です。
汚れを吸収してしまうので、次第に黒ずんでしまいます。
このタイプはブリード現象を軽減することが可能です。

・低モジュラスタイプと高モジュラスタイプ
モジュラスは元に戻ろうとする力にことで、サイディングに合わせてコーキングは動くかどうかを表します。
低モジュラスの場合は元に戻ることなく柔軟に動く性質を持ちます。

一方、高モジュラスは戻ろうとする力が大きいので、サイディングが動く可能性がある部分では使うことが難しいタイプです。
サイディング同士の間に使う場合は低モジュラス、1枚のサイディングの表面補修は高モジュラスを使うと良いでしょう。

外壁塗装と一緒に行っておきたい、コーキング補修

コーキングとはどんなものなのか、どんな種類があるのかなどをご紹介してきましたが、このコーキング材は劣化してしまうと見た目が悪くなるだけではなく、そこから雨漏りを起こしてしまい、建物自体の劣化を早めてしまうので補修が必要となります。

■コーキングの補修方法

コーキングを補修する方法は主に二つあります。

まず一つは打ち替えによる方法です。
打ち替えでは全てのコーキングを剥ぎ取り、新しいコーキング材を埋めることによって補修する方法です。
手間や費用がかかる分、全て新しいコーティング材になるのでより長く劣化を防ぐことができます。

一方、もう一つの方法である増し打ちによる方法は、今までのコーキング材の上から新しくコーキングを埋めていくことで、補修する方法です。
コーキングを剥がさなくてもいいので、その分施工時間は短く、コストも抑えられます。
ただし、増し打ちによる補修を行うためにはいくつかの条件をクリアしている必要があります。

・現在のコーキングが劣化していない
現在あるコーキングが劣化していると、いくら新しいコーキング材を充填したところで補修の意味はあまりありません。
増し打ちは今よりも一層コーキングを強化したい時に行っておく方法なのです。

・新しく充填するコーキングは10mm以上を埋めることができる
コーキング材のメーカーでは、厚みを10mm以上にすることを推奨しています。
つまり10mm以上確保できないと、せっかくコーキングを充填したにも関わらず耐久性の確保ができなくなってしまうのです。

こういったことから、コストはかかってしまいますが、補修する場合打ち替えによる方法で行った方が良いでしょう。

■コーキング補修は自分でもできる?

コーキング補修はコーキングを剥がし、新しいコーキングを充填していけば良いので自分でもDIYとして出来るのではないかと考える方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、家の至るところにあるコーキングを全て一人で補修したり、材料の撹拌や除去、プライマーなどをしっかりと行わないと失敗して施工不良を起こしてしまい、早くて半年までにコーキング材にトラブルが生じてしまう恐れがあります。
そうなると、結局業者にお願いする羽目になり、結果としてコストが余計にかかってしまう可能性があるのです。

コーキングの補修は国家資格が存在する程難しいとも言われています。
ですから、もしコーキングの劣化が見つかったら、まずは外壁塗装業者に相談するようにしましょう。

セメントにこだわるならセメントボード

外壁に求めることと言えば、デザインのほかに家を守ることでしょう。
様々な自然現象から身を守ることができ、時には不審者の侵入を防止することができる、そんな安全な暮らしを守ってくれることなどが挙げられます。
外壁の主流は上記でも説明してきたようにサイディングではあるものの、セメントボードを取り入れる家庭も増えてきました。
そこで、セメントボードのメリットや特性についての説明をしていくので参考にしてみてください。

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■外壁材に求められる性能

家族の安全を確保する目的のほかにも、外壁に求められる性能があります。

・耐久性
頑丈な家にすることで、雨や風、地震にも強い家にすることができます。

・耐火性
火災による被害を食い止めるためにも、耐火性が備わっている家は安全だと言えます。

・防水性
雨水の浸入を防ぐことで、腐食だけではなくカビも予防できるので健康にも優しい家となります。

・断熱性
冬の寒い時期にも温かさをキープさせるために断熱性は重要です。

・遮音性
家の中の音が外に漏れることを防ぐだけではなく、外からの騒音を防ぐこともできます。

・環境性
省エネルギー性能で地球だけではなく家計にも優しい住まいを手に入れることができます。

・透湿性
湿気は、快適な生活には不要であるので湿度を適度に逃がす家づくりをすることで、快適さを備えることができます。

以上のような性質を兼ね備えた外壁であれば、どんな季節でも快適に過ごすことができ、家族の健康も守ることができます。

■シームレスな外壁でより高い性能を持つセメントボード

上記の7種類の性質については、サイディングだけではなくセメントボードにも備えることができます。
セメントボード単体だけでは備わっていない性質であっても、ベースコートや素材をのせることで高性能な外壁にすることができるのです。
また、サイディングでは外壁に目地があるものも多いです。
コーキングは劣化してしまいやすく、定期的なメンテナンスを要します。
一方、セメントボードは目地が目立たないだけではなく目地のない外壁にすることも可能です。
継ぎ目がないことで、サイディングよりも高性能となるでしょう。

■セメントボードの特性

では、セメントボードの特性について詳しく紹介していきましょう。

・耐水性
外壁材に耐水性が備わっていることは普通のことですが、セメントボードは、材料に有機物を使用せず無機系原料のみで作られているので、吸水することで起こり得る寸法の変化が極めて少ないことが実験によりわかっています。
なので、雨や雪による被害から家を守ってくれるだけではなく、トイレや洗面所などの水回りの下地材にも有効なのです。

・衝撃吸収性
日本に住んでいれば誰もが地震の心配をするでしょう。
地震の被害を最小限に抑えるためにも、セメントボードは有効的です。
セメントボードはマイクロクラックを起こす性質を持っています。
マイクロクラックとは、衝撃を受けた際に内部で細かいクラックを発生させることによって衝撃を吸収し、外壁の表面のひび割れを抑える効果があるのです。
そのため、大きな衝撃が加わっても被害を最小限に抑えることができるでしょう。

・耐凍結融解性
水分を含んだ材料が凍結と融解を繰り返すことで、強度の低下を招くことがあります。
これを凍害と言い、ひび割れや剥がれを引き起こす原因となってしまいます。
セメントボードは、耐凍結融解性が備わっているので寒冷地にも相応しい外壁と言えるでしょう。

■セメントボードが持つその他のメリット

セメントボードには上記にもあるように様々な特性がありますが、その他にもメリットがあるので紹介していきましょう。

・ひび割れの心配が少ない
外壁は長年住んでいることでひび割れの心配があります。
紫外線や雨などにさらされているので、塗膜が劣化しやすいのです。
ですが、セメントボードはひび割れの心配が少ないのでメンテナンスも少なく家計にも優しいのです。

・仕上げ剤の選択も自由
吹き上げ仕上げ、コテ塗り仕上げ、ローラー仕上げ、タイル張りなど、様々な種類の中から選ぶことができるので、デザインを豊富な種類の中から自分好みにすることができます。

・曲面にも施せる
外壁のデザインにこだわりを持つ人も多いでしょうが、セメントボードは曲面であっても簡単に思考することが可能なので、住む人の好みに合わせたデザインの家づくりが可能です。

・構造を選ばない
セメントボードは構造を選ばず施すことが可能なので、木造枠組み工法や木造軸組工法だけではなく鉄骨造にも安心して施工可能です。

家族の健康や安全、快適な暮らしを望んでいるのであれば高性能なセメントボードがオススメです。
外壁材に求める性質は耐久性、耐火性、断熱性、防水性はもちろんのこと大切な見た目、デザインでもある意匠性が必須となるのです。
セメントボードを採用することで、自分好みの住まいを実現でき、より快適に過ごすことができるでしょう。

外壁は出来るだけ長持ちさせた方がコストを抑えられ、しかも安全で快適な暮らしが守られます。
しかし、そのためにはメンテナンスは欠かせません。
メンテナンスにもコストはかかってしまいますが、メンテナンスをするよりもボロボロになってから全て打ち替えた方がコストはかかってしまいます。
日頃から外壁のメンテナンスを行い、長持ちさせられるようにしましょう。

窯業系サイディングのメンテナンス方法

一口にサイディングと言っても様々な種類が存在し、一般的にサイディングというと窯業系サイディングを指すことが多いです。
窯業系サイディングとは主原料にセメント質と繊維質を用いた外壁材になります。
サイディングの主なメンテナンスはコーキングの補修となりますが、劣化具合によっても異なるので、窯業系サイディングの一般的なメンテナンス方法をご紹介しましょう。

■塗り替えによるメンテナンス

木材やモルタルの外壁は建材や壁の内部を保護するため、また外観の見栄えを良くするために外壁塗料を塗ります。
サイディングも雨風で表面に汚れが付きやすくなったり、雨水が外壁材に浸透したりするので、塗り替えが1つのメンテナンス方法です。

【塗り替えをするタイミング】

サイディングの塗り替えには適したタイミングがあります。
一般的にサイディングの汚れや色あせ目立つ時、触ると白い粉がつく時(チョーキング現象)、ツヤがなくなった時など、外観の見栄えが悪くなった時に行いましょう。
他にも、塗膜が劣化すると表面に塗膜の割れやふくれ、剥がれといった症状が発生していることもあるので、その場合は早めに外壁塗装してください。
塗り替え用塗料は様々な種類があり、サイディングとの相性もあるので外壁塗装業者と相談して選ぶと安心です。

【塗り替えの手順】

どのような手順で塗り替えが行われるのか簡単にご紹介します。

①事前調査
塗装前にサイディングの塗装面や基材、コーキングの劣化状態を確認します。
劣化具合によっては塗り替えでのメンテナンスが適さず、また他の補修が必要になることがあるので理解しておきましょう。

②素地調整
サイディングの汚れなどを高圧洗浄やサンドペーパー、ワイヤーブラシ、ヘラ等でしっかり取り除き、乾燥させたら事前に確認した補修を行います。

③塗装
劣化状況に合わせた塗料やサイディングと相性の良い塗料を塗っていきます。

④検査・完成
塗装が終わったら仕上がりを確認し、塗りムラや塗り残しがないか確認します。
必要と判断された場合は塗り重ねし、しっかり乾燥されたら完成です。

■藻やカビの除去

窯業系サイディングは基本的に有機質塗料で仕上げているため、塗膜に胞子が付着し、雨がかかりやすい場所や湿った場所に藻が発生します。
そして、窯業系サイディングの黒ずみは藻の死骸に寄生したカビが引き起こしています。
藻やカビが外壁内部や建物の構造に直接悪影響を与えることはありませんが、放置するとなかなか落としにくくなり、外観の美観を大きく左右するのでメンテナンスで定期的にきれいな状態にするのが望ましいです。

藻とカビはセルフでもメンテナンスすることができます。
除去方法も簡単で食器用の中性洗剤を5倍から10倍で薄め、柔らかいブラシや布で拭くと落とすことが可能です。
除菌効果のある薬剤であれば藻やカビの繁殖を抑えられますが、色素がある場合は跡が残ってしまうので注意しましょう。
漂白作用のある薬剤ならきれいに落とせますが、窯業系サイディングを傷つける恐れがあるので控えた方が良いです。
大きな劣化が目立たない場合は外壁塗装と一緒に除去作業をしてもらうのがおすすめです。
人の手では届かない場所もあるので、その時も業者へ除去を依頼した方が安全でしょう。

■クラックの補修

窯業系サイディングは経年劣化や地震などの災害で亀裂が生じることもあります。
亀裂を放置すると雨水が内部に侵入するので、早めにクラックの補修をしておきましょう。
大きな亀裂は目視で確認することができ、欠損はひどい場合やはがれ落ちそうな時はその部分のサイディングを撤去し、新しく張り張り替えてください。
張り替えが必要ない亀裂の場合は補修が必要です。

【クラックの補修方法】

軽度のクラックは専用プラズマーやパテ、補修塗料を使うことで補修できます。
一般的なクラックの補修方法をご紹介しましょう。

①V溝加工と掃除
カッターナイフなどを使い、斜めにカットしてV字の溝に加工してください。
溝の幅と深さは3mmから7mmが目安です。
V溝に加工したらナイロンブラシなどを使いカット面を掃除し、必要に応じてマスキングテープで養生しましょう。

②プライマーを塗布
小さな刷毛を使い、専用プライマーをカット面に塗布してください。

③パテの充填
プライマーを塗布したら次にパテをすき間に充填し、ヘラなどで表面を整えていきましょう。
パテがはみ出した時はきれいに取り除き、張ってあるマスキングテープもゆっくり取り除いてください。

④補修塗料を塗布
パテが乾いたら刷毛などで補修塗料を塗り、しっかり変わったら完了です。
補修塗料の種類によってはプライマーを塗る工程を省くことができます。

■反り・うねりの補修

経年劣化で窯業系サイディングが反ったり、うねったりすることがあります。
反りやうねりに関しては、ねじの増し打ちで改善することが可能です。

①事前調査
どこに反りやうねりがあるのか、くぎの打ち忘れや浮きが生じているか、どのくらい段差や浮きがあるのか、浮きを捺してどの程度動くのか確認しましょう。

②先孔加工
増し打ちする位置を決めてドリルで穴をあけます。
穴の径は皿頭ステンレスねじを使っている場合はねじの径+1.5mmが目安です。
開けたらねじ頭が出っ張らないように、パテ処理用の座ぐりをしましょう。

③ねじの増し打ち
所定の位置にねじを打ちましょう。
金具留め施工の場合は打ちこみを加減して、窯業系サイディングに沈まないように注意しましょう。
もともとあったねじや釘が浮いている時は、打ち締めるか新しいねじや釘を打ち直してください。

④パテ埋め・補修塗料の塗布
必要であればパテを充填し、ねじ頭に補修塗料を塗布しましょう。

■サイディングの交換

窯業系サイディングの劣化が激しい場合はサイディングの交換が必要です。
サイディングの交換は釘留め工法と金具留め工法によって少し違いがありますが、一般的な流れをみていきましょう。

①コーキングの除去と取り外し
張り替え部分のコーキングをカッターナイフなどで除去します。
釘留めの場合は釘を抜き、下段のサイディングは当て木を使い、平バールなどで浮かして取りましょう。
金具留めの場合は電動ノコなどで切断して取り外してください。

②取り付け
サイディングを差し込むように取り付け、目地幅の間隔を合わせましょう。
その後は釘留めも金具留めも規定本数の釘を打ち込み、釘頭が目立つ部分は補修塗料を塗布し、目地部にコーキングを充填しましょう。

金属系サイディングのメンテナンス方法

次に金属系サイディングのメンテナンス方法について確認していきます。
金属系サイディングはスタイリッシュな外観にするためには最適な材質で、メリットも多く近年人気のサイディングの種類です。
そこで、金属系サイディングの特徴を見ていくとともに、美観を長年保つためにも大切なメンテナンス方法を解説していきましょう。

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■金属系サイディングとは?

金属系サイディングは表面にメッキ塗装が施された金属板に断熱効果のある裏打材を施した外壁材の一種です。
金属なので重く建物に負担をかけるのではないのか、と不安に感じる人もいるでしょうが、軽量なので建物に負担をかける心配はなく、むしろ他の外壁材と比べても軽量なので耐震性に優れているメリットを持っています。
そのほかにも、耐凍害性に優れている性質を持っていることが特徴です。
凍害は、劣化した外壁材から水分が浸透することで凍結、膨張し、爆裂することによって外壁材が崩れてしまう現象です。
金属製サイディングは、内部に水が浸入しない構造となっているので、凍害の心配も少なく寒冷地に住む人にもオススメの外壁材となっているのです。
ですが、表面に傷が付きやすいデメリットや酸性雨や塩害被害を受けやすいデメリットがあるので海岸付近に住んでいる場合には向かない外壁材と言えるでしょう。
また、金属なので錆びの発生も懸念されます。
傷が付いた部分に水や空気が触れることで錆びが発生することが予測できるので、定期的なメンテナンスが欠かせません。

■金属系サイディングの劣化内容について

金属系サイディングの劣化には、いくつかの種類があるのでご紹介していきましょう。

・赤錆
金属系サイディングが傷ついた部分から発生するカビで、赤っぽい色をしています。
外壁に傷を付けないことが一番の対策となるので、外壁周辺に物を置かないなど考えることが重要です。

・白錆
海岸付近に住んでいる場合には気をつけたいカビの一種です。
白い斑点のようなカビが発生する現象で、雨のかからない場所にできることが多いです。

・もらい錆
金属系サイディングに錆びているほかの金属が付着することで錆びができてしまう現象です。
錆びたネジが壁に当たっているだけでももらい錆は発生します。
自転車の錆びがうつったり、スコップの錆びがうつるなど、様々な原因があるので気を付けましょう。

・接触腐食
錆びていない金属が接触することで腐食してしまう可能性もあります。
金属以外にも木材が接触していたことで腐食してしまうこともあるので、ものが接触しないよう対策を考えることが大切です。

■金属系サイディングのメンテナンス周期とは?

上記のような様々な劣化が考えられる金属系サイディングは、どのくらいの周期でメンテナンスを実行すれば良いのでしょうか?
メンテナンス前の点検であれば、1年に1回程度実施することをオススメします。
点検する項目としては、

・傷
・凹み
・変形
・亀裂
・外れ
・変色
・チョーキング現象
・カビ
・錆び
・汚れ
・コケ

となります。
目視で行える範囲だけでも点検することで、劣化を早い段階で発見することができます。
また、台風や大雨、地震が発生した後にもできるだけ点検するよう心がけましょう。
そして、メンテナンスの周期としては10~15年と言われています。
周辺の環境によっては10年よりも早い段階で劣化が現れる可能性もあるので、上記のような点検を行うことが大切です。

■金属系サイディングのメンテナンス方法とは?

金属系サイディングは、定期的に簡単なメンテナンスを行うことをオススメします。
メンテナンスフリーであると言われる場合もありますが、定期的にメンテナンスを実施することで劣化を遅らせることも可能なので面倒でも行うことでメンテナンスにかかる費用を抑えることにも繋がるでしょう。
メンテナンス方法を解説していきます。

・軽い汚れの場合
泥はねがあるなど、軽い汚れであれば水洗いだけで十分でしょう。
外壁に水をかけて柔らかい布やスポンジなどを使用して洗い流していきます。

・落ちない汚れがある場合
水洗いだけでは汚れが落ちない場合には洗剤を使用します。
専用の洗剤でなくても、家庭用の中性洗剤で十分です。
スポンジなどに洗剤を含ませて優しく汚れを落としましょう。
水洗いした後には、洗剤が残らないよう水で十分に洗い流してください。

注意点としては、金属系サイディングを傷つける恐れがあるのでブラシや高圧洗浄機を使わないことです。
強く擦って汚れを落とすことも凹みや傷の原因となるので注意が必要です。
使用する洗剤についても、アルカリ性の洗剤や有機溶剤、研磨剤が含まれている洗剤は使わないよう気を付けてください。
また、水洗いした後には柔らかい布で水分を取り除くことが大切です。

■金属系サイディングにオススメの塗料とは?

金属系サイディングにオススメの下塗り材は「2液型のエポキシ樹脂塗料錆止め」です。
上塗りの塗料を付きやすくする意味があり、橋などにも使用され、硬く固まる性質を持っているので中と外からくる錆びに対して侵入や出にくくする効果を持ちます。
また、上塗りには「2型液のシリコン樹脂塗料」がオススメです。
耐候性に優れている性質を持っているので、紫外線による色褪せが起こる確率を低くしてくれます。
2液型は、硬化剤を添加することで化学反応を引き起こし、十四動詞の力が強くなります。
1液型よりも性能が向上されるのでメリットも多いのでしょう。

ただし、住んでいる地域によっては最適な塗料が違う可能性もあるので、どの種類の塗料を使用するかは業者と相談しながら決めていくことが大切です。

■金属系サイディングの塗装は業者に任せることが大切

外壁塗装をDIYで行う人も多くなってきましたが、金属系サイディングの塗装は難しいと言われています。
金属系サイディングは汚れが付着しにくい性質を持っているので、塗料も同じように付着しにくいのです。
そのため、素人が塗装をしてしまうとムラができたりするため、見た目が悪くなってしまうだけではなく、塗料の性能を備えることができなくなってしまいます。
なので、しっかりとした知識のある業者に任せることが大切なのです。

木質系サイディングのメンテナンス方法

最後に、木質系サイディングのメンテナンス方法について確認していきましょう。
サイディングといえば窯業系や金属系のサイディングが一般的ですが、天然木に塗装を施してある木質系サインディングを使用する場合もあります。
ここでは、木質系サイディングの特徴を見ながら、メンテナンス方法について解説していきましょう。

■木質系サイディングの特徴は?

冒頭でも説明した通り、木質系サイディングは天然の木材に塗装が施されたサイディングです。
断熱性に優れていますが、木でできているため防火地域によって使用できないところもあります。
天然木を活かしているのでバリエーションが少なくなりますが、天然木独特の質感や雰囲気を演出することができるでしょう。
デメリットとしては、木質系サイディングは水に弱いので定期的なメンテナンスが必要になるということです。
特に外壁などに使用する場合は、できるだけ水が溜まらないように注意しなければなりません。
木材が腐ってしまう可能性もあるので、水に強い加工をあらかじめ施しておくことをおすすめしますが、加工によっては木の味わいが薄れてしまうので劣化してきたら塗り替えをする場合も多いです。

■木質系サイディングのメンテナンス周期

木質系サイディングを長持ちさせるためには、木の性質をよく理解し上手に付き合っていかなければなりません。
湿気を嫌うため濡れた状態が長期間続いてしまうと腐食の原因になります。
また、木目を活かすためのクリヤー系塗料が施されている場合は、メンテナンスのタイミングに合わせて再度クリヤー系塗料で塗り替えをしましょう。
すでに劣化してしまっている箇所に塗り替えを行うことは難しいので、劣化する前にメンテナンスを取り入れる必要があります。
メンテナンス周期は5~8年程度と言われていますが「メンテナンスするには少し早いかな?」と思うくらいの時期に行うのがポイントです。
木の味わいを損なわずに、サイディングを長持ちさせることができるでしょう。

■木質系サイディングが劣化しやすい原因

最近は、木質系サイディングを外壁だけでなくデッキなどに用いて自分でメンテナンスする方が増えてきています。
外壁やデッキは、基本的に雨風や気候の変化にさらされ続けています。
日本は高温多湿といった気候の特徴が見られ、ヨーロッパに比べると早い速度で劣化が進んでしまうようです。
外部に使用している木質系サイディングの劣化要因は、一口には言えませんが塗装に最も影響があるのは紫外線と言えるでしょう。
太陽光に含まれる紫外線は、光酸化作用によって木材の成分をどんどん分解してしまいます。
ですから、どんな木材の種類でも経年による劣化を防ぐことはできません。
無色のクリア―塗装を施しているものは、樹種問わずグレーがかった色になってしまうことは避けられないでしょう。
しかし、経年劣化によるこのグレー色を他のサイディングにはない味わいとしてとらえることもできます。
あえてグレー色を意匠的に活かすケースも増えているようです。

■木質系サイディングに向いている塗料は?

基本的に外壁やデッキに用いる塗料は、造膜型と含浸型に分かれていることをご存知でしょうか。
それぞれの塗料の特徴は以下の通りです。

・造膜型塗料

造膜型の塗料は、顔料を含んだエナメル塗料やウレタン塗料、ペンキなどです。
経年によってグレーに変色してしまうのを防ぎたい場合は、造膜型の塗料でメンテナンスすることをおすすめします。
しかし、塗膜が割れたり剥がれてしまうといった症状は回避できません。
竣工当時の状態をできるだけ長く保ちたい場合は、半年に1回くらいの頻度で塗り直しした方が良いでしょう。
自分でメンテナンスをするのに、半年に1回の頻度で実行するのは難しいことですが、何年も放置してしまうと美観を損ねるだけでなく塗り直しをする前に塗膜を剥がす作業が必要になってしまうかもしれないので非常に手間がかかります。

・含浸型塗料

含浸型の塗料は、表面を保護する性能に関しては造膜型より劣ります。
木材の変色や撥水性、微生物による変色するタイミングも早まってしまうでしょう。
しかし、最近は自然素材の経年劣化は時間が経過したからこそ味わいが生まれるといった傾向にあるようです。
そう考えるとメンテナンスも最初のうちは1~3年に1回程度の塗り直しでも十分と言えるのではないでしょうか。
その後は、5年ごとにメンテナンスをし良い状態を保つようにしてください。

■天然木に最適!最近話題の自然塗料

ここまで紹介してきた造膜型・含浸型の塗料には有害な物質が含まれるものもあるため、化学系塗料に分類されています。
特に小さい子どもや高齢者がいるご家庭は、安全で安心できる塗料で仕上げたいという方も多いでしょう。
ここ数年「ロハス」という言葉を耳にすることが多くなり、健康と地球環境に良い自然塗料を扱うことが多くなりました。
自然塗料は、木目を活かすための「亜麻仁油」、撥水性を高めるための「桐油」、紫外線を防ぐための「蜜蝋ワックス」、表面保護をするための「天然樹脂」、溶剤として「Dリモネン」をブレンドして作られた塗料です。
外壁塗装に用いることによって、1年半程度退色を防ぐことができます。
また、変色してしまった木材に塗装することでお好みの色に塗装することもできます。
耐久性を高め腐りにくい状態にするために、100%自然素材の原料で作られた塗料でメンテナンスしてみてはいかがでしょうか。

■外壁のアクセントに木質系サイディングは効果的

最近よく見かけるモダンな家の外壁は、ガルバリウム鋼板と木質系サイディングの2つの外壁材を組み合わせることが多いです。
無機質な金属と柔らかい印象を与える木の質感、色合いによって良いバランスを保つことができます。
外壁に木質系サイディングを採用する場合は、アクセントとして使うことが多いです。
木質系サイディングを外壁に使う際注意することは、幅広の木は山小屋のような見た目になってしまうので避けた方が良いでしょう。
建築基準法上、どこにでも自由に使えるわけではないということも把握しておいてください。

木質系サイディングを採用した外壁は、木の柔らかい味わいを取るか、メンテナンス性を取るかしっかり検討した上で採用してください。
きちんとメンテナンスされた外壁は見た目がとても素敵です。
正しいメンテナンス方法で、綺麗な外壁を長持ちさせましょう。

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