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塗料のニオイが気になる…何でつくられている?

外壁塗装の臭い

外壁と塗料は外観をオシャレにするだけではなく、防水や汚れをつきにくくするなど外壁や家を守るために施されています。
様々な理由で塗装は劣化するので、家を守るためには約10年に1回のペースで外壁塗装が必要です。
外壁塗装では外壁専門の塗料が使われますが、塗料によっては独特のニオイがあります。
有害なものではありませんが、長時間嗅いでいると体調を崩すこともあるようです。
そもそも、塗料は何でつくられているのでしょうか?
今回は塗料の原料や油性塗料と水性塗料の違い、ニオイの元を解説していきます。

塗膜となる主要素について

塗料には様々な種類があり、種類やメーカーによっても性能が異なり、含まれる成分も異なります。
つまり、性能は含まれる成分で左右されるわけです。
塗料の構成はおおまかに分けると「塗膜になるもの」と「塗膜にならないもの」があります。
塗膜は外壁を雨や紫外線、コケやカビ、汚れなどから外壁を守る保護膜であり、塗料で最も重要なものです。
その塗膜の主要素は乾性油、天然樹脂、合成樹脂の3つが使われています。

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■乾燥油

オレイン酸、リノール酸、リノレン酸など脂肪酸が含まれる植物油を乾性油と言います。
これらの油は空気に触れると酸化を起こし、硬化する性質を持っているのです。
油性塗料には、この乾性油が使用されています。
ただ、乾性油を使用しただけでは塗料の乾燥まで数日かかってしまい、実用性がほとんどありません。
そのため、塗料には加熱処理により乾燥性をアップさせたボイル油を使用しています。
ボイル油とはアマニ油や大豆油、桐油などの植物油に、マンガンやコバルトなどの金属物質を加え、煮詰めて作られているものです。
このボイル油は油絵を描く時にも使われています。

■天然樹脂・合成樹脂

天然樹脂は植物や動物から分泌される物質で、溶剤や高温状態だと液体化する性質を持ちます。
植物性樹脂は樹木のヤニから分泌される漆やロジンが代表的で、動物性ならラックカイガラ虫から分泌されるセラックが代表的です。
一方、合成樹脂は人工的につくられた有機化合物になります。
もともとは乾性油と自然樹脂が塗膜の主要素でしたが、この2つだけでは耐久性に欠けていました。
戦後は耐候性を求めるために合成樹脂が主要となっており、特に紫外線を浴びやすく、強い雨や風にもあたる外壁や屋根の塗料によく使われています。

■外壁塗料で使われる合成樹脂の種類

外壁塗料に使われる合成樹脂で様々ありますが、その中でも代表的な樹脂をご紹介します。

・アルキド樹脂

プラスチック製品の原料として使われるポリエステル樹脂の一つです。
無水フタル酸や無水マレイン酸と呼ばれる酸とアルコールの一種であるエチレングリコールやグリセリンなどが原料です。
油や脂肪酸で変性する性質を持ち、油の量により乾燥時間が変化するなど塗膜の性質が変わってきます。
アルキド樹脂の原料である無水フタル酸は光沢があり、野外でも変形や変色、劣化を起こしにくく、付着性にも優れているので様々な機械や建具でもアルキド樹脂の塗料が使用されています。
乾燥性が良い塗料ですが、低温時はなかなか乾きにくく、耐水性や耐アルカリ性はやや劣るところが欠点でしょう。

・アクリル樹脂

高性能かつ様々な用途で使用される樹脂で、原料は主にアクリル酸やメタアクリル酸です。
透明なので目地の色を調色しやすく、着色性に優れています。
外壁塗料では吹き付けタイルなどの工法で仕上げられる複層弾性塗料や、塗り替えでは単層弾性塗料で使用されることが多いです。
また、コンクリートやモルタルの壁では仕上げ材のトップコートや下塗りで使われるシーラーとして熱可塑性のアクリル樹脂が使われています。
熱可塑性アクリル樹脂は熱で溶けやすく、冷やすと固まる性質を持つ樹脂です。
なお、アクリル樹脂と水が混合したエマルジョン塗料は有機溶剤が使用されてないので、環境に優しい塗料です。

・ウレタン樹脂

断熱材やコーキング材などあらゆる製品に使われる樹脂で、光沢感や独特の肉持ち、高級感のある仕上がりから高級家具やフローリングの仕上げ塗り材としても使われています。
塗料は1液型と2つの液を混ぜて使う2液型があり、1液型はさらに細かく種類があります。
水に反応して硬化を起こす塗料の場合、水の蒸発により硬化するため、高性能の塗膜を形成することが可能です。
2液型の場合は硬化剤を入れることで効果しますが、水と反応しやすく、貯蔵する時はしっかり密封して変色を抑え、高温時は水分の結合により塗膜の性能が落ちるので扱いに注意が必要でしょう。

・シリコン樹脂

ケイ素と酸素で構成されているシロキサンの結合でできている物質です。
ケイ素化合物は水晶やガラスの原料となる石英の主成分なので、安定した性質を持ちます。
優れた高耐熱性がある一方、低粘度なので顔料が沈殿しやすく、価格も高めなデメリットもあります。
なので、他の樹脂と組み合わせて使われることが多いです。
耐久性能が高い塗料が多く、多くの外壁塗装で使われています。

・フッ素樹脂

フッ素を含むポリエステル樹脂の一種であるオレフィンを重合してつくられる樹脂です。
耐熱性や耐薬品、耐磨耗性、耐候性にすぐれた高性能の樹脂で、塗料でも耐久性の高さから最高級グレードとなっています。
なので、単価は高いですが、塗り替えの間隔が長いのでランニングコストのカットでは有効な塗料です。

塗料の特性を引き出す添加剤

塗料の塗膜になる副要素として様々な添加剤が混ぜ合わされています。
製造中に顔料と他の成分を分散させる目的や、保管時に沈殿や凝集化を防ぐ目的など塗料の品質を維持する役割があるのです。
さらに、他にも外壁塗装時の作業性をアップさせたり、塗布した表面に泡の発生やハケ目、ロール目などができないように防止したり、塗膜のカビ発生を防ぐ役割も担っています。
使用する量はわずかですが、塗料の特性を引き出す上では重要な成分の1つです。
塗料では主にどんな添加剤が使われているのかご紹介していきます。

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■界面活性剤

家庭用洗剤などにも使われる添加剤で、脂肪酸や有機酸などでつくられています。
塗料の成分が混じり合った時、表面張力の働きを抑える湿潤剤や顔料を均等に分散させる分散剤、保管中に固形分の沈殿を防ぐ沈降防止剤として配合されます。
沈降防止剤が入っていても顔料は沈みやすいので、塗装前は必ずかき混ぜる作業が必要です。

■たれ防止剤

外壁塗装ではハケやローラーで塗ったり、塗料を吹き付けたりして塗料を塗布します。
粘度が緩い塗料だと塗った後にだらだらと塗料が垂れてしまうため、塗布作業にあった粘度に調整するたれ防止剤が含まれているのです。
粘度の一種であるベントナイトや脂肪酸アミド、金属石鹸などを使い、塗膜の流れ落ちや塗料の付着性を高めています。

■消泡剤

塗料の製造やハケ・スプレーガンで塗装する時に、空気を含んで気泡が発生しやすくなります。
気泡が塗膜表面に残ってしまうと、乾燥すると円形の跡が残ってしまい、美観的によくありません。
この気泡を消すことを目的に、シリコン化合物やビニル系化合物などが添加剤として配合されているのです。

■色別れ防止剤

種類の異なる2種類以上の顔料を混ぜ合わせと、顔料の比重や粒子の大きさの影響や凝集力の差で顔料の色が分かれる現象が生まれます。
この現象を放置すると色ムラの原因になるのです。
色別れを抑えるために界面活性剤やシリコン化合物、レシチンなどが配合されています。

■防腐剤・防カビ剤

外壁は雨水や湿気の影響でカビが発生しやすいです。
カビの原因であるカビ菌は外壁についたゴミやほこりなど、様々な有機物を栄養として繁殖をします。
カビが繁殖した部分の塗膜は劣化スピードも速く、カビや塗膜を通り抜けて侵入する水分の影響で外壁が腐食することもあるのです。
また、カビ菌は塗料に含まれる界面活性剤まで栄養にしてしまいます。
カビ繁殖や塗料の性能を守るために、防腐剤や防カビ剤が含まれているのです。
もともとは有機水銀化合物や有機すず化合物がカビ対策で有効でしたが、これらの化合物は人体や環境に悪影響を与える有害物質なので、現在は添加剤として使用は禁止されています。
なので、有機塩素化合物やノール系化合物が主に使われています。
しかし、カビ菌はたくさんの種類があり、その種類によっても有効な成分が異なるため、防かび剤を含んでも全てのカビを防ぐことはできません。

■可塑剤

塗料にはDOPやDBPと呼ばれる可塑剤やトウゴマの種子から採取される植物性油のひまし油も配合されています。
これら可塑剤は成分の分子同士の間に入り、すべり剤としての役割を持っている添加剤です。
塗料にやわらかさや肉持ち感を持たせることができ、付着力を高める効果があります。
そのため、アクリルラッカーや塩化ビニル系の塗料に使用されています。
可塑剤は主に軟質塩化ビニルなどのやわらかいプラスチックの形成でも使用されますが、時間が経過すると可塑剤が表面にあらわれ変色を起こすブリード減少を起こす恐れがあるでしょう。
なので、可塑剤が添加される素材に直接塗ると塗料と反応して、変色など様々な影響を受けてしまいます。

■皮はり防止剤

塗料を貯蓄中、塗料に空気が触れると皮ができてしまいます。
その皮の発生を防ぐために、塗料に溶け込む酸素を吸収するフェノール系化合物などを添加しているのです。
主にフタル酸樹脂エナメルや合成樹脂調合塗料に含まれています。
皮の発生を防ぐために皮はり防止剤をたくさん加えてしまうと、乾燥時間が延びるデメリットがあります。

■レベリング剤

ローラーやハケを使う際、流動性が悪いとロール目ができて、きれいな仕上がりができません。
ロール目を防ぎ仕上がりを良くする目的で、流動性をアップさせるアクリル系重合物が添加されています。

このように、塗料の特性を引き出すために様々な添加剤が混ぜ合わされています。
添加剤の種類や量により塗料の特性は変わるので、わずかな添加量でも塗料の構成には外せない成分です。

色彩や機能に関わる顔料

塗料にはアクリルやウレタン、添加物などの他に、色彩や機能に関わる顔料も含まれています。
「顔料」という言葉は聞いたことがあっても、詳しい特徴については理解していない人が多いでしょう。
そこで、顔料にはどのような働きや特徴があるのか解説していきましょう。

■顔料とは?

水や油、溶剤にも溶けずに残るので塗料に色彩を生み出すことができるのが顔料です。
塗料のほかにも化粧料の着色にも使用され、形状は微粉末となります。
分類をすると着色顔料・体質顔料・機能性を持った顔料に分けられ、それぞれに特徴を持っています。

■顔料と染料は何が違う?

顔料と類似したもので「染料」と言われるものがあります。
染料も着色に使用されるものなのですが、特徴には大きな違いがあるのです。
顔料は溶けない性質を持っていますが、染料に関しては水に溶ける性質を持っています。
そのため、発色にも透明性があるのです。
透明性は染料の方があるのですが、顔料と比べると耐候性が劣るので外壁の塗料には向いておらず、文字通り草木染めや藍染めなどの伝統工芸でよく用いられています。

■着色顔料について

外壁に塗料を塗ることで塗膜ができます。
その塗膜が光に当たると特定の波長を吸収するか反射します。
それによって塗膜の色を出しているのです。
大部分が反射することで白色に、大部分が吸収されることで黒色になり、440~500であれば青色に、500~570であれば緑色、610~780であれば赤色と人の目で見れる波長帯によって見える色合いが変わってくるのです。
そして、顔料は2つの品質性能が求められています。

①着色力
1つ目は着色力です。
少量でもきちんと着色できるのかがポイントとなり、着色力が強いことでメリットがあるのです。
もし、着色力が弱い顔料であると外壁塗装で使用すれば何度も上塗りが必要となります。
そうなると大きな手間となり作業を行う業者の負担が多くなるので費用がかさむ原因にもなるのです。
ですが、着色力が強いと上塗りをする回数も少なくて良いので手間も掛からずに塗装ができることになります。

②隠蔽力
2つ目の性能としては、隠蔽力です。
隠蔽力とは顔料を混ぜた際の不透明度のことで透明度が少ないことで下地をしっかりと隠すことができるので、隠蔽力が高いことで高性能であることが証明されます。

■着色顔料の種類について

着色顔料には有機系と無機系の2つがあります。
それぞれの特徴について解説していきましょう。

【有機着色顔料】

有機着色顔料は、人工的に作られたもので色が鮮やかで色の調整がしやすい点がメリットです。
ですが、隠蔽力が弱く紫外線を受けると色褪せを引き起こす性質を持っているので、外壁塗装にはあまり向いておらず自動車などに使用されることが多い顔料です。

【無機着色顔料】

加工が難しいとされていますが、経年劣化に強い性質を持っているので外壁塗装に向いているとされるのが無機着色顔料となります。
着色顔料の種類については、

・白:チタン、亜鉛華、リトボン
・赤:モリブデートオレンジ
・茶色:べんがら、アンバー
・黄色:黄鉛
・緑:クロムオキサイドグリーン、クロムグリーン
・青:紺青、群青
・黒:カーボンブラック
・さび色:酸化鉄

などがあり、それぞれの種類によって耐光性や耐熱、耐薬品性などに優れているなどの様々な特徴を持っています。

■体質顔料について

炭酸カルシウムやタルク、マイカなどがあり、岩石や鉱物、貝殻を砕いたものから作られるので様々な用途で使用されています。
顔料自体は白色が多く、塗料と混ぜ合わせることで無色透明になるので着色力はありません。
そのため、下塗り用や白色系の塗料に増量して使われることが多く、塗膜の性能を上げるよりは作業効率をアップさせる効果のほか、乾燥後の塗膜が均一でない肉持不良を改良させる効果があります。

■機能性顔料について

原料として金属系の物質が使われる顔料で、機能を兼ね備えた塗料に仕上げることができるのです。
アルミ粉末やガラスビーズ、セラミック粉末などを使用することで耐熱性や防火性、張り紙付着防止性能などを塗料に施すことができるほか、サビが付着しやすい外壁ならではの防錆顔料も存在します。
鉛やクロム、亜鉛、鉛酸カルシウムなどがサビ止め顔料に用いられるので大切な自宅を厄介なサビから守ってくれる働きがあるのです。
また、MIOという特殊な顔料もあります。
雲母状の結晶が重なって分散することで腐食を引き起こす成分をブロックすることができるので、様々な原因によって腐食することも考えられる外壁を顔料が守ってくれるのです。

以上のように外壁塗料に用いられる顔料には様々な性質や特徴があります。
塗料に色合いを出すだけではなく、自宅を守るほどの大きい役割を持っているなど様々な高性能を塗料に施すことができるのが顔料となっているのです。

塗料の液状化を維持する溶媒

塗料の液状化を保ち、それを維持するのに必要な溶媒とは何でしょうか?

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■塗料の溶媒とは

塗料は一般的に液状になっていますが、その組織には膜になって残るものと残らないものに分類することができます。
その中の膜にならないものとして、「有機溶剤」もしくは「水」が使われていますが、これらの溶媒は膜にならないので塗膜状態になったときには消え去ってしまう成分です。
しかし、これらの成分がなければ塗料を液状に保つことができず、塗料を均一に塗るためには重要な役割となるので、良い塗料にするためには欠かせない成分となります。
その中の有機溶剤は、有機化合物であり物質を溶媒する性質を持っているため溶解、洗浄、抽出などの化学処理に使われる化学物質でもあります。
この有機溶剤には多くの種類があり、それぞれが溶解力や沸点など性質が異なっています。
混合することによって相乗効果があり、溶解能力や蒸発特性、展延性などが特性となってあらわれるのです。
これらを塗料に使う場合、それぞれの役割を整理してまとめてみました。

・主溶剤・助溶剤

溶剤は、読んで字のごとく「溶かす」ことができる液体のことです。
主溶剤は、この溶剤単独で樹脂などを溶解することのできるものをいい、助溶剤は、この溶剤単独では溶解することができないが、主溶剤と組み合わせて使うことで溶解性能が発揮できる溶剤となります。
樹脂の固形分を溶かして液状にするという役割は同じであるが、主溶剤と助溶剤には単体で溶かすことができるかどうかの違いがあります。

・希釈液

塗料を塗りやすくするために水やシンナーなどで塗料を薄めて、粘り具合を調節することで塗りやすくする役割をします。
多く希釈してしまうと、必要な膜厚を確保することが困難になってしまうので、過剰に使うことはできません。
また夏や冬など温度に違いがある場合には、調整しながら使います。

・リターダー

リターダーとは、遅らせるものや抑制するという意味があり、主剤や硬化剤が反応して、高分子化させるための時間を確保するために必要です。
蒸発を抑制して乾燥時間を調整する働きがあります。
現場などでは、塗料を薄め塗りやすくするために使用されるシンナーは補助材料であり、それぞれの塗料の主要素に対して溶解性や蒸発特性などを考慮してから調合されています。
また入れれば入れるほど時間を変えられるわけではないので、合った量が適量ということになります。

■有機溶剤、シンナーの種類と注意点

【有機溶剤の種類】

・芳香族炭化水素類
・塩化脂肪族炭化水素類
・アルコール類
・エステル類
・エーテル類
・ケトン類
・グリコールエーテル類
・脂環式炭化水素類
・脂肪族炭化水素類
・脂肪族・芳香族炭化水素類混合物

【シンナーの種類・溶剤成分(組織)】

・塗料用シンナー・・・芳香族
・アルキド樹脂塗料(長油性)用・・・脂肪族
・アルキド樹脂塗料(短油性)用・・・芳香族
・アクリルシンナー・・・芳香族・エステル系・ケトン系
・ラッカーシンナー・・・芳香族・エステル系・アルコール系
・エポキシ樹脂塗料用・・・芳香族・エステル系・ケトン系・アルコール系
・アクリルウレタン塗料用・・・芳香族・エステル系
・アクリルシリコン塗料用・・・芳香族・エステル系・ケトン系
・フッ素樹脂塗料用・・・芳香族・エステル系・ケトン系

シンナーの種類と成分はこのような分類ができますが、それぞれの有機溶剤にはこのような成分があります。
ここで最も注意しなければならないのは、ウレタン系塗料を使う場合、ラッカーシンナーのようなアルコール系の組織の溶剤を使ってしまうと、硬化剤が反応してしまい、適切な重合反応ができなくなってしまいます。
また「ペイント薄め液」として販売されている塗料用シンナーは、身近であると同時にどこでも持ち込まれて使われることがありますが、このシンナーには溶解力がほとんどなく、樹脂成分が固まってだんご状態になってしまうことがあるので注意が必要です。

また、それぞれの溶解系塗料の希釈液として、塗料用シンナーが指定されていることがありますが、これを間違ったラッカーシンナーなどで薄めてしまった場合にも問題となります。
それはラッカーシンナーの溶解力にあり、見ただけではよく混ざっているように見えても、そのまま塗った時に艶が失われてしまったり、重ね塗りしたときに仕上がりが変わってしまうことがあります。
そのため、シンナーであれば何でも良いのではなく、各塗料専用のシンナーを使う必要があるので確認しましょう。

■環境問題に発展する場合もある

実際に外で現場作業をする場合、塗料する物の特性やそのときの気象条件などによって、塗装作業の効率を下げてしまうことがありますが、このようなときに作業のスピードや効率を高めるために、シンナーを加えて作業することがあります。
シンナーを加えることで、塗料の塗りやすさが良くなり、これによって作業スピードを上げることができますが、単に作業性を上げるためだけにシンナーを加えることは悪い結果になる可能性があります。
これによって仕上がりが変わってしまうことに注意しましょう。

また外装材の塗料の場合は、外気が常に当たる場所での作業になるため、この外気が周辺に拡散しやすく、作業環境に与える影響が少なくなりますが雨や風、紫外線などの影響を受けやすいことから、性能の高い溶剤系の塗料を使わなければならないことがありますが、火災防止や安全衛生上、または環境保護の面からこれらには問題点がたくさんあります。
これらを考慮して、VOC(揮発性有機化合物)対策の一環として弱溶剤が進んできて、またPRTR法によって指定されているトルエンなどの化学物質の使用を避けるための配合変更も進んできています。
現在はまだ溶剤系の塗料の方が高性能になりますが、周辺の環境を考えたときに、今後は環境に配慮されている水系の塗料を使用していく方向に変わっていくかも知れません。

外壁塗装独特のニオイの元って何?

外壁塗装を行うと、工事期間中は塗料の臭いが気になってしまう方も多いのではないでしょうか。
特に嗅覚が敏感な人にとってはツラいものがあります。
では、この塗装時に起きるニオイは何が原因で発生してしまっているのでしょうか?
また、人体には影響を及ぼすことはないのでしょうか?

■ニオイの原因は?

外壁塗装に使用されている塗料の中でも、イソプロピルアルコールやメタノールなどのシンナーを使用している塗料があり、これらが強いニオイの原因となっています。
シンナーは吸いすぎてしまうと体に影響を及ぼすことがあります。
例えば吐き気やめまい、頭痛、月経不順、目や鼻・喉などへの刺激や不快感など、軽度でもこのような状態が出てしまう恐れがあるのです。
これが重度の症状になるとノイローゼや不妊、呼吸困難、アトピーの悪化などにも繋がる恐れがあります。
また、シンナーというのは呼吸から体内に入ってくるだけではなく、皮膚から侵入してきてしまいます。
これは、シンナーが油で溶けてしまう性質を持っているため、皮膚表面にある皮脂とつながり、そこから体内に入り込んでしまう可能性もあるので、施工現場ではなるべく肌は出さない格好が良いです。
作業員の方も肌は出さず、長袖長ズボンで作業を行っているのは、肌から侵入しないようにするためだったのです。

■ニオイの対策方法

ニオイの対策方法としては、一つにマスクを着用するという方法があります。
手軽に手に入るものですが、実際は専用のマスクを使用しないと意味がありません。
専用というと、防毒マスクや有機ガス高濃度用防毒マスク、キーメイトマスクなどがあります。
施工現場に入って立ち会う時は必ず防毒マスクを使用しましょう。
もしくはそもそもニオイの少ない塗料を選ぶことはニオイ対策にもつながります。
シンナーを使っていない水性塗料や揮発性有機化合物(VOC)の含有量が少ない塗料などはニオイ対策に直結させられます。
ただし、これらの塗料は下地によって塗れないものもあるので気を付けなくてはなりません。
また作業中は基本的に出掛けていく、妊婦さんや子ども、ペットなどが心配な時は帰省したりホテルを利用するという手があります。
こういった方法も検討しつつ、自分はどの方法が合っているのかを見つけていきましょう。
また、外壁塗装業者なら、ニオイ対策も十分に行っているため、どうすればいいのか分からないという時は、一度外壁塗装業者に相談してみましょう。

油性塗料と水性塗料、何が違うの?

外壁塗装には油性塗料と水性塗料の2種類が存在します。
それぞれに特徴が見られるのですが、実際外壁塗装においてどのような違いが見られるのでしょうか?

■そもそも水性塗料と油性塗料とは何なのか?

水性塗料と油性塗料という名前を聞くと、水性ペンと油性ペンのように、落ちやすいのが水性、落ちにくいのが油性というイメージを持たれる方も多いかと思います。
実際には外壁塗装において固形の塗料を水で溶かすか溶剤(シンナー等)で溶かすかによって水性か油性かの違いに分けられます。
そのため、油性塗料は油性というより正しくは溶剤塗料なのですが、水性の反対だから油性、というように呼ばれるようになったと言われています。

■水性塗料と油性塗料にはどんな違いがある?

では、次に違いを見ていきましょう。

一つはニオイの違いです。
油性塗料では、シンナーなどの溶剤を使って塗料を溶かしているため、ある程度のニオイが発生します。
水性塗料の場合は水で溶かしているため、ニオイはかなり少なく抑えられています。

二つ目は維持期間です。
塗料を終えてから劣化が進みやすいのは、やはり水で溶かした水性塗料と言えます。
油性塗料の場合汚れもつきにくく、外壁のツヤを長く保たせる効果も発揮してくれます。
三つ目は価格です。
水性塗料と油性塗料とでは、塗料の値段は同じでも、溶かしている液体、水と溶剤で値段は異なります。
そのため水性塗料の場合は少し値段は安め、油性塗料は高めになっています。
このように、水性塗料と油性塗料とでは様々な違いが見られるのです。

■どちらの塗料を使うべきなのか?

では、それぞれ違う特徴を持っていることが分かりましたが、一体どちらを使用すれば良いのでしょう。
結論から言えば、水性と油性にはメリット・デメリットが見られるので自宅の外壁や自分の好きな塗料を選ぶべきです。
例えば、水性塗料では下地にできない外壁素材があります。
そういった外壁では油性塗料を選ばなくてはなりません。
また住んでいる環境(隣家が近く外壁塗装の際に出るニオイが気になる可能性がある)や日当たり(乾燥しやすいかどうか)、外壁はツヤありがいいのかツヤなしがいいのかなど、外壁における様々な影響によって、水性塗料と油性塗料のどちらを使うべきかを見極めていく必要があります。
自身の環境に合わせて油性塗料と水性塗料のどちらを選ぶか決めましょう。
もし、どちらが良いか分からない時は外壁塗装のプロに相談することをおすすめします。

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