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美観だけではなく構造にも被害が…防カビ塗料で外壁のカビを防ぐ!

壁 カビ

カビといえば、浴室のような高温多湿な場所に生えるイメージがあります。
日差しが当たりやすい外壁とは無縁のようにも思えますが、日光だけではなく雨や雪の影響を受けるため、汚れだけではなくカビも生えやすいのです。
カビが生えれば外観の見た目が損なわれるだけではなく、次第に住宅内部にも影響を与える恐れがあるでしょう。
外壁塗料ではカビ防止に有効なものがあるので、カビが増えた時も外壁塗装のベストタイミングです。
今回は外壁や室内に生えるカビについてや、カビ防止に有効な外壁塗料についてご紹介していきます。

カビは立地条件が影響する?

カビや食べ物だけではなく、住宅とも縁が深いものです。
一般的に住み方がカビを生やす原因と思われていますが、実はそれだけではなく、立地条件もカビの生えやすさに関係しています。
どんな立地条件だと住宅に壁が生えやすいのかご紹介していきます。

■湿った住宅はカビの被害に遭いやすい

食べ物のカビは保存管理の悪さが関係し、浴室のような室内のカビは手入れ不足でカビが生えるため、主婦の不始末と唱える人は現在でも多いようです。
しかし、どんなに掃除をしても住宅自体が湿っていれば、カビの被害を食い止めることは難しいと言えます。
人が暮らす住宅は平野ばかりではなく、山沿いの傾斜地や窪地にも建てられています。
傾斜地や窪地と平野の住宅を比較すると、傾斜地や窪地の方がカビは発生しやすいのです。
傾斜地に建てられた住宅は見晴らしの良さが魅力ですが、山沿いに面する外壁がありますが、その面は濡れやすく山の陰で日差しが届きにくいため、外壁や住宅内部はカビ被害に遭いやすくなります。
斜面の土地は地下水の通り道でもあり、山側は風通りの悪さもカビが繁殖しやすい環境の要因にもなっているのです。

■2階よりも1階は湿りやすい

次に土地ではなく、建物の階数からカビの生えやすさをみていきます。
一戸建てでは2階の建物が多いですが、1階と2階の湿りやすさを比べてみると、1階の方が湿りやすいです。
なので、2階よりも1階の方が生えやすい環境と言えます。
これは一戸建てだけではなく、集合住宅も1階の方が湿りやすくカビの被害を受けやすくなっています。
1階は上層階よりも風通しが悪いことが、外壁や室内が湿りやすい原因となっているようです。
1階と3階の湿度を測った調査では、1階は3階よりも7~18%も常時高いことが判明しており、上層階になるほど湿度は低いとデータに残されています。

■新築でもカビは生えやすい

外壁も内部もきれいな状態の新築はカビとは無縁と思われますが、新築も住宅内部でカビが生えやすい環境になっています。
新築は内部が乾き切っていない状態であるため、カビ被害を受ける住宅もみられるのです。
中には1棟のほぼ全域でカビ被害を受けている新築マンションもあり、壁だけではなく天井にまで生えていた事例もありました。

内壁の壁紙を貼る時に使用する糊には防カビ剤が含まれていますが、それでも完全に壁を防げていないのが現状と言えます。
特に冬は気温の低さから建材内部は乾きにくく、窓を1日開けていても乾かないので押入れの布団もカビやすくなるのです。
新築ならカビの心配はないと思われますが、地形や住宅の階数など環境の影響によりカビが生えるリスクは存在します。
特に冬や梅雨期間に入居を考えている場合は、冬の気候や長雨の影響を受けるのである程度の覚悟や注意が必要でしょう。

■最近の新築住宅ならカビの心配も少ない?

上記で新築でもカビの被害を受けるリスクを紹介しましたが、全ての新築がカビやすいわけではありません。
最近は住みやすさや環境に配慮された省エネ住宅が主流です。
年代では1970年代から気密性・断熱性を重視した住宅が普及し始めた影響から、壁部分が多く多くなり、窓も「サッシ窓」が採用されるようになりました。

住宅内部でも断熱材の使用が重視されています。
省エネルギー基準が1980年に設定され、その後も度々見直されて、住宅の気密性も高いものを要求されるようになりました。
1989年は省エネ住宅が少数派であったものの、2006年では省エネ基準を満たす住宅が一気に増加した調査結果も発表されています。
気密性の高い住宅は温度が下がる夜の室温も下がりにくく、1日あたりの平均気温も上昇したことから、室内の相対温度が低下する結果になり、カビが生えにくい住宅へと進化したのです。
食事や炊飯時に発生する湿気がこもる心配もありますが、気密性の高い住宅では空調システムが必須であり、その機能がうまく湿気を逃がしています。

■住宅設備やインテリアもカビ防止に影響

最近は水蒸気を発しないエアコンが登場し、気密性のある部屋で使うことで効果的に除湿していることも、室内が乾燥しやすくカビが繁殖しにくい環境になっていると考えられます。
他にも住宅建材やカーペット、畳も天然素材よりも、安価な理由から人工素材の使用が中心で、人工素材は天然素材より吸水性が低いので、カビの発生予防に一役買っているようです。
外壁でも強力な防カビ剤が添加された塗料も増えており、カビにとって生きにくい環境になっていると言えます。

外壁や内壁にはカビが生える!

大切な家の中に繁殖し続けることで大きな問題点を引き起こす「カビ」ですが、カビにも様々な種類があります。
そこで、家の中で繁殖しやすいカビの種類や繁殖しやすい箇所について解説していきましょう。

■内壁に繁殖するカビは2つに分けられる

家の中でもカビが特に繁殖しやすい箇所は内壁です。
壁と接触している家具や雑貨、カーテンなどを移動させることで、初めてカビが生えていることに気づく人も多くいます。
また、外壁にもカビは繁殖するので定期的に点検をすることが望ましいでしょう。
そして、壁に生えているカビは2つの種類に分けることができます。

・好乾性のカビ

コウジカビやアオカビなどの種類があり、室内に浮遊していることが特徴です。
浮遊していたカビが壁の中に入り込んで増殖します。
カビと聞くと湿気を好むことを想像する人も多いのですが、このカビは結露の量が少なくても繁殖しやすく、湿度が65%以上であれば生えてくるのですが、湿度が高すぎると生えない性質を持っています。

・高い湿度を好むカビ

好乾性のカビとは反対に湿度が高いことで繁殖をし続けていくカビも多くあります。
中でも暗色のカビは危険で健康被害も考えられるので、室内に発生した場合には早めの対処が必要になります。
表面に鋭いトゲのようなものがあることが特徴のケタマカビやクルブラリアなどの種類があります。
結露が多いことや水漏れが発生した際に見られることが多く、この種類のカビが発生している場合には壁が湿っぽくなっている可能性が高く、壁紙に浮きや剥がれを引き起こすこともあるので注意しましょう。

■危険なカビ「ブラックモールド」

暗色のカビの中でも危険なカビが「ブラックモールド」です。
室内では窓にもカビが繁殖しやすいのですが、ブラックモールドではありません。
同じように暗色のカビですが、外で浮遊しているカビが家の中に侵入し、結露を引き起こしているサッシ部分を好んで繁殖しているクロカワカビやコクショクウボなどが多いです。

ブラックモールドは、アメリカで多く発生していたカビなのですが、その要因としては水漏れなどが多いです。
2001年にはテキサス州で水漏れが発生した住宅をブラックモールドが猛威を振るい、住んでいた家族が健康被害を受けたとして、裁判にまで発展し修理を怠ったとされる保険会社が日本円で約30億円もの賠償額を科せられたことがニュースになるなど話題になりました。
また、2005年にはニューオーリンズを襲ったハリケーンによって水害が発生し、ブラックモールドが多く発生したことでも問題になりました。
日本でも関西でブラックモールドは確認されています。
水道管から水が漏れていたことで壁の裏が菌が好みやすい高湿度となり、壁一面にブラックモールドが発生し、健康被害を発生させたのです。

■ブラックモールドの健康被害

万が一、壁にブラックモールドが発生した場合、どんな健康被害が発生するのでしょうか?
上記のアメリカのテキサス州で発生したブラックモールドでは、神経障害などの重い病気が発生しています。
そのほかに考えられる症状としては、
・喉の痛み
・くしゃみ
・鼻づまり
・かゆみ
・喘鳴
・咳
・疲労
・頭痛
・めまい
などが挙げられるので、日常生活にも大きな影響が考えられるでしょう。
また、アレルギーや喘息に罹っている人の場合は、その症状が悪化する危険もあります。
特に子どもの場合には特に問題がない場合でも、急に喘息になったりと健康を害することも考えられるので注意が必要なのです。

■湿度以外にも繁殖する条件がある

カビが壁に繁殖しやすいのは、湿度だけが原因ではありません。
壁紙を貼る際に使用されるデンプン糊は、全てのカビにとって栄養になります。
また、ケタマカビと呼ばれる壺の中に胞子を含んだようなカビは、壁紙の繊維成分でもあるセルロースを栄養にしていることが研究の結果わかったのです。
一般的には濡れた状態の新聞紙に繁殖しやすいことで知られていますが、セルロースを分解できる性質を持っているので、セルロースを含む壁紙もカビにとっては繁殖しやすい条件の一つとなってしまうのです。
また、ケタマカビだけではなく壁に発生しやすい黒カビの多くもセルロースを好む性質を持ち合わせています。

■外壁から内壁へカビが侵入することも

日当たりなどの影響から、外壁自体にカビが発生する場合もあるのですが、外壁のカビが原因で内壁にまでカビが進行してしまう場合があります。
外壁のカビは通常であれば外壁にしか留まりませんが、万が一外壁にひび割れなどが発生していると、そこからカビ菌が侵入し、建材や内壁にまで影響を及ぼしてしまうのです。
特に、先程も紹介したように内部が湿った環境であれば外壁から内壁にカビが進行してしまうことも少なくありません。
外壁にカビが生えていて、なおかつひび割れもみられる場合は建材や内壁にまでカビが進行している可能性も考えておきましょう。

■家の中で発生しやすいカビについて

また、上記で上げられた好乾性のカビを発生させないことも大切です。
健康被害の高い暗色のカビだけではなく、好乾性のカビも健康に悪影響を与えるので繁殖させないよう注意しましょう。
カーペットや畳から生えてくるカビもあり、雨漏りだけではなく水をこぼしてしまうと、保水性を持った素材のマットであれば、水分を含んだ状態が長く続きカビが繁殖しやすい条件となってしまいます。
また、家にあるホコリに付着して成長するカビもあるので掃除をすることも大切となるでしょう。
こうしたカビが増えることで壁の中に侵入する危険もあるので気をつけてください。

カビは健康被害を起こす可能性もあるので注意が必要です。
繁殖する要因は湿気だけではないので、カビが好みやすい状態の家にしないよう生活をしていくことが重要です。
また、臭いや壁に剥がれが発生したり浮きが見られる場合には、自分で対処をすると危険なので専門の業者に修理を依頼することが望ましいでしょう。

木造建築に被害をもたらす菌類

カビといっても膨大な数の菌類が存在し、それぞれのカビが好むものも異なります。
日本は木造住宅が多く、住宅に関わるカビのほとんどが木材を好む菌類です。
どのような菌類が木造住宅を好むのか、室内や外壁のカビを抑える掃除についてご紹介していきます。

■日本は木造建築が主流

日本の住宅は木造建築が主流であり、これは弥生時代以降から成り立っています。
当たり前の造りと思われますが、世界的に見てみると木造建築はユニークな建材のようです。
海外の遺跡や住宅は石やレンガを用いるのが一般的ですが、日本家屋は木の柱で構造を造り、屋根や壁を支えています。
なぜこのような造りが主流になったかというと、日本は樹木が豊富だったことも関係し、近世まで伝統は続きました。
地球に存在する生態系はあらゆるものを分解することが可能であり、生物素材は微生物や害虫による分解の影響を受けやすく、住宅でも深刻な問題です。
ところが、木材の場合は樹木の葉と比べて丈夫なため、微生物の影響を受けにくいとされています。

■住宅はキノコからの悪影響も受ける

木材はセルロース繊維が主成分で、カビの中にはそのセルロース繊維を分解できる種類がいますが、それを上回る分解力を持つキノコが存在するのです。
ご存じの方も多いと思われますが、食品としても親しみのあるキノコはカビ菌からできています。
よく切り株や樹木に空いた穴からキノコが生えていますが、そのようなキノコは木材を分解できる木材腐朽菌(ふきゅうきん)と呼ばれています。
その木材腐朽菌のキノコはたくさん存在し、野山で生えるものと住宅で生えるものは種類も性質も異なるのです。

・ナミダタケの特性と被害

家屋の建材でよくみられるキノコは、水滴が付着している姿が名前の由来となっているナミダタケです。
ナミダタケは木材を腐食させる特性を持ち、世界中の住宅で被害を受けています。
日本では奈良県の薬師寺にある金堂の円柱3本がナミダタケの侵食されたころ、内部が粉末状になって柱が歪む被害が報告されています。
北海道の新築住宅でも、断熱材を入れた壁内部に結露が生じ、ナミダタケが繁殖したことで床が抜けるなどの被害がたくさん報告されているのです。
ナミダタケの厄介なところはコンクリートやモルタル壁を通過し、建物の木材を腐らせてしまうことです。
菌糸と呼ばれる細胞をつくり、建物の床下や土壌、湿っているモルタル壁などを通じて水分を吸収し、繁殖と湿気による広範囲の腐食を進めています。
乾いた建材なら問題ないと思われますが、ナミダタケは長い菌糸を形成するため、遠くの水分まで吸収できるため、乾いた木材にも生えてしまうのです。

・激しい低高温では生育できない

ナミダタケにも弱点があり、-20℃もしくは30℃以上の環境では死滅する性質を持ちます。
一度生えてしまうと住宅の腐朽を抑えることは困難であるため、防止策として床下は乾燥状態を保つことが有効です。
また、住宅内部に湿気や結露が生じないように、外壁の下地補修や外壁塗装で防水性を高めることも必要でしょう。

■室内のカビ防止は掃除と換気

室内や外壁のカビ被害を抑えるためには、やはり掃除や乾燥が重要です。
部屋の掃除では掃除機が使われますが、カビに効果的な掃除のやり方は、四角い部屋を丸く掃除することです。
これはほうきによる掃除が主流だった時からの言葉で、部屋の中心だけを掃除するのではなく、4つの隅も含め部屋全体を要領よく掃除する意味を持ちます。
掃除機を使って同じ床部分を繰り返し掃除すると、1分あたりに取れるホコリの要も減り、同時にカビも少なくなっていくのです。
ただし、長く掃除機をかければ良いというわけではありません。
吸引力の強い掃除機で長時間掃除しても、床やカーペットなどの繊維などのゴミだけが吸引され、カビの胞子がその繊維に含まれていないため、無駄な電力を使ってしまうだけです。
なので、短時間でくまなく掃除することが、カビとりでは有効と言えます。
掃除中はホコリやカビの胞子が舞うため、必ず換気した状態で行いましょう。
窓は1箇所だけではなく、複数個所開けることで浮遊するカビ胞子が外に出やすくなります。
マンションやアパートの場合は窓の位置が限定されていて難しいでしょうが、換気扇を上手く活用する方法が有効です。

■外壁のカビを掃除しよう

外壁塗装は10年に1度が目安であり、あまりにカビや藻、汚れがひどい場合は塗膜の劣化が疑われるため、外壁塗装が有効です。
しかし、カビの発生は塗膜が劣化していなくても発生してしまいます。
塗膜が正常であればカビも落としやすいので、気になる時は掃除すると良いでしょう。
お風呂場でも使用するカビ取り用の洗剤を拭きかけ、濡らした雑巾で拭くと簡単に落とせます。
高い位置の外壁は屋根や土台に乗っての掃除は転落の恐れがあるので、長いモップなどの使用が良いでしょう。
それでも届かない場合は外壁洗浄を行ってくれる業者に頼んで、掃除すると確実にきれいになりますし、怪我のリスクもないので安心です。
頻繁にカビが生えて掃除しきれない場合は、速やかに外壁塗装できれいにしましょう。

■外壁のカビ掃除も業者に任せた方が良い理由

上記で紹介したように、外壁のカビ掃除を自身で行うことも可能ではありますが、高いところにまでカビが及んでいたり、自分ではどうにも落とせないような汚れの場合は、業者に任せた方が良いでしょう。
丁寧に外壁洗浄することによって自宅の住宅寿命を延ばすことにもなります。

DIYで外壁洗浄する場合は、転落などの怪我のリスクだけではなく、近所トラブルに発展する可能性があります。
例えば、高圧洗浄機を使って自分で落とそうとすると、高圧洗浄機の勢いのある水圧によって隣家に汚水が飛んでいってしまいトラブルに発展するというケースもあるのです。
外壁洗浄の業者に依頼すると、必ず飛散防止シートを張ってから作業が行われるので、近隣トラブルに遭うリスクも抑えられるでしょう。

■高圧洗浄だけじゃない!外壁のバイオ洗浄について

外壁のカビをきれいにする方法は、何も高圧洗浄だけではありません。
「バイオ洗浄」という方法を使ってカビを撃退することもできます。
そもそもバイオ洗浄とは、薬品を使って生物系の汚れを落とす方法を指します。
カビだけではなくコケにも高い効果を示し、普通に高圧洗浄するよりも根こそぎ落とすことができる方法です。
外壁のバイオ洗浄にはいくつかメリットがあります。

・物理的な負担がかかりにくい

高圧洗浄機を使った洗浄方法は、高い水圧によって汚れを吹き飛ばすという仕組みです。
いくら水であっても水圧が高ければ外壁に何のダメージも残らないということは考えにくいでしょう。
1回の洗浄であれば特に問題ありませんが、何度も高圧洗浄をしてしまうと外壁素材が傷んでしまう可能性があります。
特に、シーリング部分は外壁材とは異なり、傷みやすい箇所となるので水圧の影響を大きく受けてしまうことになるでしょう。
一方、バイオ洗浄は薬剤を噴霧してカビを退治することになるので、物理的な負担はかかりません。
薬剤を使用する前に一度外壁全体を濡らす必要があるのでその時に高圧洗浄を使用すると多少の負担はかかりますが、汚れを落とす目的で使用するわけではないので、物理的な負担を最小限に抑えることができます。

・安全な薬剤もある

バイオ洗浄で使われる薬剤に、安全性で不安を感じる方も多いかと思います。
しかし、実際は植物由来の成分を使用することで安全性と洗浄効果を両立している商品もあるのです。
そのため、人体や環境への影響は少ないと言えるでしょう。
ただし、全くもってないとは言い切れないため、自分が購入して使用するよりも詳しい業者に相談した方が良いです。

防カビ塗料とは?特徴とメリット・デメリット

■防カビ塗料の特徴

外壁にカビや藻などが生えてしまうと、喘息やアレルギーを発症させる危険性があります。
そんなカビを防ぐために外壁をこまめに掃除する方も多いでしょう。
掃除をする時に市販のカビ取り洗剤などを使うこともあるかと思いますが、なかなか効果を発揮してくれない…などと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
日本で販売されているカビ取り洗剤などは、13種類の特定の菌の内、3~5種類の菌に効果があればカビ取り洗剤などに認定してもらうことが可能です。
しかし、外壁のカビや藻は57種類もあると言われており、市販のカビ取り洗剤などでは対処しきれないこともあります。
そこでおすすめなのが、防カビ塗料でカビの発生を防ぐということです。
防カビ塗料にはカビを死滅させる成分が塗料にプラスされているため、防腐剤を含む塗料よりもカビの繁殖防止に優れた効果を持っています。

■ 防カビ塗料のメリット

・汚れに強い

カビはほとんどの有機物を栄養源に繁殖していきます。
そのため、塗料の有機物や汚れも繁殖の原因になってしまうのです。
防カビ塗料を使うと、カビや藻だけではなく汚れの付着も防ぐこともでき、カビが繁殖する原因を抑えることができます。

・美観が長く続く

防カビ塗料を使うことで外壁が汚れにくく、さらにカビや藻の繁殖を防ぎ、長期間美観を保つことが可能です。
カビが防止できることで美観維持だけではなく、健康状態の悪化や建物の劣化などを防いでくれます。

・他の塗料と混ぜて使える防カビ塗料がある

防カビ塗料の中には無添加の塗料もあり、そのような塗料なら他の塗料と合わせて使うことも可能です。
下塗りとは別に塗り、他の塗料と混ぜ合わせることもできます。

・部分的な塗料も可能

外壁全体を防カビ塗料で塗ってしまうと費用がかかってしまいますが、業者によっては部分的に防カビ塗料を塗ることもできます。
外壁ではカビが特に発生しやすい方角が北と西なので、他の面は別の機能性塗料を塗るなど使い分けるという方法も良いでしょう。

■防カビ塗料のデメリット

・防カビ効果はメーカーや塗料の種類によって変わる

カビ防止に優れた防カビ塗料ですが、デメリットとして機能性はメーカーや塗料商品によって異なることです。
塗料の種類によっては対応している菌の数が異なったり、耐用年数も異なったりします。

・5~6年で塗り替えが必要

防カビ塗料はメーカーや塗料によって耐用年数が異なります。
防カビ機能が劣化してしまうと、正常に機能せずカビや藻が生えてしまう可能性が高いです。
それを防ぐためにも、5~6年に1回は外壁塗装のメンテナンスを行いましょう。

このように、防カビ塗料にはメリットだけではなくデメリットも存在します。
防カビ塗料のメリットを活かしたい場合は、防カビ塗料を使用する前にどんな種類があるのか、対応する菌はどれほどあるのかをチェックすることが大切です。
また、メンテナンスは定期的に行うことで美観を保持することができるでしょう。

シャッターや雨戸を塗り替えた方が良い理由

家の耐久性や機能性を高めるため、あるいは美観のために外壁塗装を行う方は多いです。
しかし、家の寿命に特別関係ないからといって、シャッターや雨戸を塗り替えるケースは少なく、必要性に関しても意見が分かれます。
シャッターや雨戸に対してはひどく傷つき、交換が必要になった時に考える方も多く、シャッターや雨戸の塗装を行う人のほとんどが美観的な理由で行っています。
実際、外壁塗装をしてもシャッターや雨戸だけ違和感があり、同時に塗装をしてもらえば良かったと後悔するケースも少なくないです。
美観を維持する意味でも、外壁塗装と同じくシャッターと雨戸の塗り替えは必要と言えるでしょう。

シャッターや雨戸の劣化が激しくなれば交換が必要となりますが、交換する場合塗装以上の費用がかかってしまいます。
塗装で補修コストを抑えられるのであれば、外壁塗装と同時にシャッター・雨戸も塗り替えてしまいましょう。

■シャッターや雨戸の塗装タイミング

シャッターや雨戸の場合、金属に塗料を塗ることになります。
そのため、外壁塗装よりも耐用年数は短いと言えるでしょう。
しっかり錆止めや下処理を行うことで、塗装を長持ちさせることができますが、それでも5年が塗装塗り替えのタイミングと言えます。
また、環境や下処理の技術力によっても大きく異なり、10年も維持できる場合もあります。
シャッターや雨戸の塗料は必要になる時期は、赤サビが出てきたり、表面がくすんだように見えたりするようになれば、塗り替えを行うようにしましょう。
あまり汚れて見えないシャッターや雨戸でも、塗装をすることで見違えるほど綺麗になります。
シャッターや雨戸の塗装は比較的低価格で行ってくれる業者が多いですが、きっかけとして外壁塗装と一緒に塗装してもらうこともおすすめです。

■シャッターと雨戸の塗装は刷毛塗り?吹き付け塗装?

シャッターと雨戸の塗装では、塗着量が多いほど長持ちします。
ですので、塗着量を考慮すれば刷毛塗りと吹き付け塗装、どちらを選んでも問題ないでしょう。
ちなみに、シャッターや雨戸のように金属に塗料をなじませるために、サラサラした特徴を持つウレタン塗料を使用するのが基本になります。

■防カビは必要?

雨戸の場合、その大半が南や東、西側に設置されます。
カビやコケ、藻などが生えやすいのは、湿気が乾きにくい北側に多くみられるものです。
そのため、日当たりが良い環境であれば防カビ塗料を使う必要はなく、塗料に既に含まれている防腐剤で、ある程度カビを防ぐことはできるでしょう。
なお、西は南や東に比べてカビができやすいので、気になる方は防カビ塗料を一緒に施しておくことをおすすめします。

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