■シャッターや雨戸に塗り替えは必要なのか
家の耐久性や機能性を高めるため、あるいは美観のために外壁塗装を行う方は多いです。
しかし、家の寿命に特別関係ないからといって、シャッターや雨戸を塗り替えるケースは少なく、必要性に関しても意見が分かれます。
シャッターや雨戸に対してはひどく傷つき、交換が必要になった時に考える方も多く、シャッターや雨戸の塗装を行う人のほとんどが美観的な理由で行っています。
実際、外壁塗装をしてもシャッターや雨戸だけ違和感があり、同時に塗装をしてもらえば良かったと後悔するケースも少なくないです。
美観を維持する意味でも、外壁塗装と同じくシャッターと雨戸の塗り替えは必要と言えるでしょう。
シャッターや雨戸の劣化が激しくなれば交換が必要となりますが、交換する場合塗装以上の費用がかかってしまいます。
塗装で補修コストを抑えられるのであれば、外壁塗装と同時にシャッター・雨戸も塗り替えてしまいましょう。
■シャッターや雨戸の塗装タイミング
シャッターや雨戸の場合、金属に塗料を塗ることになります。
そのため、外壁塗装よりも耐用年数は短いと言えるでしょう。
しっかり錆止めや下処理を行うことで、塗装を長持ちさせることができますが、それでも5年が塗装塗り替えのタイミングと言えます。
また、環境や下処理の技術力によっても大きく異なり、10年も維持できる場合もあります。
シャッターや雨戸の塗料は必要になる時期は、赤サビが出てきたり、表面がくすんだように見えたりするようになれば、塗り替えを行うようにしましょう。
あまり汚れて見えないシャッターや雨戸でも、塗装をすることで見違えるほど綺麗になります。
シャッターや雨戸の塗装は比較的低価格で行ってくれる業者が多いですが、きっかけとして外壁塗装と一緒に塗装してもらうこともおすすめです。
■シャッターと雨戸の塗装は刷毛塗り?吹き付け塗装?
シャッターと雨戸の塗装では、塗着量が多いほど長持ちします。
ですので、塗着量を考慮すれば刷毛塗りと吹き付け塗装、どちらを選んでも問題ないでしょう。
ちなみに、シャッターや雨戸のように金属に塗料をなじませるために、サラサラした特徴を持つウレタン塗料を使用するのが基本になります。
■防カビは必要?
雨戸の場合、その大半が南や東、西側に設置されます。
カビやコケ、藻などが生えやすいのは、湿気が乾きにくい北側に多くみられるものです。
そのため、日当たりが良い環境であれば防カビ塗料を使う必要はなく、塗料に既に含まれている防腐剤で、ある程度カビを防ぐことはできるでしょう。
なお、西は南や東に比べてカビができやすいので、気になる方は防カビ塗料を一緒に施しておくことをおすすめします。