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屋根塗装の相場はどれくらい?費用の目安をチェックしよう!

目次

屋根塗装の相場

最近屋根の色が褪せてきた、雨漏りなどを起こしているかもしれない、そう感じた際は屋根塗装の塗り替えを行うべきです。
屋根塗装では塗り替えだけではなく下地の補修なども行ってもらえるため、雨漏り対策にもつながります。
しかし、屋根塗装というと費用はどれくらいかかってしまうものなのでしょうか?
今回はそんな屋根塗装の相場に関することを中心にご紹介していきます。

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屋根素材ごとに屋根塗装の相場は変わる?

どの建物にも存在している屋根は紫外線や風雨に毎日さらされており、住居の中でも特に劣化しやすく再塗装が必要な箇所と言われています。
そんな屋根塗装の費用の相場を塗料別に紹介していきながら、地域によって異なる費用の相場や塗装が必要となる症状も一緒に見ていきましょう。

■トタン屋根の塗料の単価と費用の相場とは

トタン屋根用塗料の単価の相場はこのようになっています。

・ウレタン系塗料・・・約1900円/㎡

・シリコン系塗料・・・約2000円/㎡

・フッ素系塗料・・・約4000/㎡

トタン屋根塗装の費用の相場は次のようになっています。

・ウレタン系塗料・・・約9.5万円/10坪

・シリコン系塗料・・・約10万円/10坪

・フッ素系塗料・・・約18万円/10坪

ウレタン系塗料とシリコン系塗料の金額の差は僅かですが、質の高いフッ素系塗料においては塗料の単価が高い分、塗装する費用も割高になると言えるでしょう。
トタン屋根は一度錆が出始めるとあっという間に全体的に広がってしまうので、錆が確認できた時点で早めに塗装することをおすすめします。

■コロニアル屋根(スレート屋根)の塗料の単価と費用の相場とは

コロニアル屋根用塗料の単価の相場はこのようになっています。

・ウレタン系塗料・・・約1700円/㎡

・シリコン系塗料・・・約2100円/㎡

・フッ素系塗料・・・約4100円/㎡

コロニアル屋根塗装の費用の相場は次のようになっています。

・ウレタン系塗料・・・約8万円/10坪

・シリコン系塗料・・・約11万円/10坪

・フッ素系塗料・・・約18万円/10坪

コロニアル屋根はトタン屋根に比べるとポピュラーなタイプで日本でも近年多く使われている屋根材のため、全体の塗装価格も若干安くなります。
また築年数が経ちすぎると塗装のみでメンテナンスできない屋根もあるので、その際は塗装業者に相談する必要があるでしょう。

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■セメント瓦の塗料の単価と費用の相場とは

セメント瓦用塗料の単価の相場はこのようになっています。

・ウレタン系塗料・・・約1900円/㎡

・シリコン系塗料・・・約2400円/㎡

・フッ素系塗料・・・約3300/㎡

セメント瓦塗装の費用の相場は次のようになっています。

・ウレタン系塗料・・・約9.5万円/10坪

・シリコン系塗料・・・約11.5万円/10坪

・フッ素系塗料・・・約16万円/10坪

セメント瓦の場合ウレタン系塗料の単価や塗装の費用はトタン屋根・コロニアル屋根とほぼ同じですが、フッ素系塗料の価格は上記2つよりも大幅に価格が下がることがわかります。

また一昔前まで使われていたアクリル塗料は、現在ではあまり使われていません。
塗料の種類によって金額は違ってくるので、予算を立てる際は塗料選びも重要となってくるでしょう。

■地域によって差が出てくる屋根塗装の費用相場

雨が多い地域や海が近い地域など、地域によって様々な特色がありますがそれは費用の相場にも関係してきます。
地域の特性によって使える塗料や作業工程が異なるために、金額にも差が生じるのです。

・雨が多い地域

降雨量が多い分屋根塗装の傷みが進行しやすく、防水効果が強い塗料や耐久年数の高い塗料が必要になるので、塗装の費用は全体的に高めとなります。

・雪が多い地域

多く普及している板金屋根は雪国で使用していると、環境ダメージを受けることから雪が屋根から滑りにくくなります。
そのことから潤滑性能の高いウレタンやシリコン樹脂などの塗料が必要となるため、塗装の費用も高くなってしまうのです。

・台風が多い地域

台風の影響で屋根に強いダメージが与えられ、他の屋根に比べて塗装の回数が多くなり、また一緒に屋根の補修もすることが多いので1回の費用が他と比較すると高めになってしまいます。

・海が近い地域

なんといっても潮風の影響が大きい海が近い地域では、金属製屋根は割と早い段階で錆びてきてしまいます。
その分他と比べて塗装するサイクルが早まっていき、塗装回数が増えることで費用は全体で見た場合高くなってしまうということになります。

■屋根塗装が必要な症状とは?

どのような症状が屋根に出たら屋根塗装をするべきなのでしょう。
そのための2つの確認方法を見ていきましょう。

・まず自分ですぐにわかる状況から確認

築年数が10年以上経っていたり、雨漏りが発生している、また外壁塗装を考えている場合は一度屋根塗装を検討してみるのがオススメです。
雨漏りの発生は経年劣化している屋根が原因であることがほとんどと言えるでしょう。

・実際に屋根に見られた症状から確認

屋根素材のズレや割れ、塗装の剥げやひどい汚れ、コケやカビが全体的に生えている、などの状態になっていた場合は屋根塗装の時期と言えるでしょう。
屋根材に塗られている塗膜の耐用年数が過ぎたことによる劣化が起こっていると考えられるからです。

劣化している屋根に自分で登るのはとても危険なので、これらの症状が見られたら優良な屋根業者に症状を確認してもらうことが重要でしょう。

屋根相場はどうやって出されている?

■基本的な屋根塗装の費用の構成について

屋根塗装の費用の内訳は、塗装前だと仮設の足場や高圧洗浄、ケレンと呼ばれる下地処理、養生や飛散防止シートが含まれています。
塗装中は下塗り、中塗り、上塗り、縁切りといった工程一つひとつに単価が付き、作業面積と合わせて計算した金額が最終的な見積もり金額となるのです。

■屋根塗装の平米単価を知っておくことが大切

一般的に住居の外壁塗装工事や屋根塗装工事の見積書は塗装業者によって書き方がバラバラのために、適正価格が分かりづらいと言われています。
業者により見積もりの金額は多少違ってきますが、あまりに大幅な金額の差は悪徳業者を疑った方がよいでしょう。
屋根塗装の見積書の適正価格は単価の相場で判断することができます。
そのために知っていた方が良い平米単価の相場を紹介していきましょう。

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□屋根塗装工事の平米単価の相場

・屋根足場・・・約750円/㎡

・洗浄、清掃・・・約300円/㎡

・ケレン(手工具)・・・約500円/㎡

・ケレン(電動工具)・・・約600円/㎡

・錆止め・・・約700円/㎡

・縁切り・・・約650円/㎡

・廃棄物処理、ごみ処理、雑費・・・約20000円

□付帯塗装

・破風塗装・・・約900円/㎡

・軒樋・・・約700円/㎡

・軒天塗装・・・約1100円/㎡

・雨樋塗装・・・約800円/㎡

・帯板・・・約850円/㎡

屋根塗装工事の作業の一つとなっている縁切りとは、塗装時に屋根材同士が重なっている箇所にできた隙間が塗料によって埋まってしまうので、それを専用のカッターで切り取る工程のことを言います。
しかしこの作業にはかなりの時間と人数が必要となり、時間がない場合は行われないこともあるので必ず業者に確認することが大切です。
また最近は縁切りにカッターでの作業の他に、タスペーサーという部材を挿入する場合もあります。
その際の平米単価は300~900円ほどですが、塗装面積によってサイズが変わるためにかかる単価の幅は広いと言えます。

■屋根用塗料のメーカーでの塗料単価と塗装面積

見積もりを出すには塗料の単価と塗装面積も必要になります。
まずは各メーカーでよく選ばれている塗料から見ていきましょう。

□日本ペイント

・サーモアイSi・・・約3800円/㎡

・ファインルーフSi・・・約3500円/㎡

・デュフロン4Fルーフ・・・約3700円/平米

□関西ペイント

・スーパーシリコンルーフペイント・・・約2100円/㎡

□エスケー科研

・クールタイトSi・・・約3400円/㎡

・ヤネフレッシュSi・・・約3300円/㎡

・ルーフスターSi・・・約2700円/㎡

次に屋根の塗装面積の求め方は「1階の床面積×係数(1.1~1.7)」ですが、この時に注意しなければならないことがあります。
それは勾配数(傾斜面の傾きを示す度合い)と屋根の形の2つで、面積はこれらの要因によって大きく違ってきます。
1階の床面積は実際にメジャーで計るか、図面を見て計算しましょう。また屋根塗装の係数は1.1~1.7くらいが一般的と言われていますが、1.5を当てはめると切りのいい計算ができます。

以上を参考に、住居の外装塗装工事の面積を100㎡(約30坪)、屋根塗装工事の面積を80㎡(約30坪)、塗料の平米単価の相場はシリコン系塗料2000円を使用した場合の見積もり価格を出してみます。

・足場・・・60000円

・高圧洗浄・・・36000円

・養生・・・30000円

・下地補修・・・20000円

・下塗り(水性・油性)・・・60000円

・外壁のシリコン系塗料・・・200000円

・屋根のシリコン系塗料・・・200000円


合計651000円

相場から計算した見積もりはこのような価格となりますが、塗装価格は条件によっても大きく変動しますので、塗装業者から提示される見積書をきちんと見直すことが大切だと言えます。

■見積もり価格の6つの要素と見方のポイント

見積もり価格の内訳は6つの構成によって成り立っています。
それは塗料・塗装の範囲・塗装の回数・施工人数・工事の期間・経費です。
塗料関係は塗料の種類や塗装を行う範囲が重要になってきますし、施工人数や工期は人件費が大きく関わってきます。
経費については足場や養生など、下準備の経費を含んでいるかどうかで見積もり価格が変わってきます。
消耗品や副資材の価格も見積もりに含まれているかどうかを確認してもいいでしょう。
また複数の業者から見積もりを出してもらった際は、比較した時に重要視すべきポイントを覚えておくことが大切です。
例えば工事内容や塗料の種類がしっかり書かれていない場合は、こちらから確認するようにしましょう。もし質問しても回答して貰えなかったり曖昧にされた場合は安心して塗装を任せられるとは言えない業者なので、いくら見積もりが安くても候補から外した方がいいと言えるでしょう。
塗装工事を失敗させないためには、複数の見積もりを比較することが大事です。
その上で納得のいく価格で明確な見積もりを出してくれる塗装業者に依頼するのが正解です。
特に騙されやすいと言われている業種が塗装業ですので、信頼してお任せできる塗装業者を見つけ安心できる施工をしてもらいましょう。

カバー工法とは?相場は塗装とどれくらい違う?

住宅リフォームにて屋根塗装を計画している場合、その方法として屋根葺き替え工事とカバー工法の2つがあります。
屋根葺き替え工事は日本瓦を使用する和風建築等でお馴染みの工法です。
一方、カバー工法は「ガルバニウム銅板」を使った工法になります。
現在は、住宅の雰囲気やイメージに合わせてこのカバー工法を選ばれる方が増えてきています。
このカバー工法とはどういうものなのか、また塗装や葺き替え、部分補修などと費用はどれくらい異なるのか紹介しましょう。

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■カバー工法とは?

カバー工法は重ね葺きとも呼ばれる工法で、名前の通り二枚屋根材を重ねていく方法です。
現在の住宅の屋根はそのままに、その上から新しい屋根材をかぶせていくやり方となり、葺き替えのように旧屋根を撤去する必要もなく、廃材処理費用も発生しないので経済的と言えるでしょう。
カバー工法のメリットとしては、短い工期でできること・旧屋根材の処理、処分の必要がないこと・二重のため防水効果が高くなることなどが挙げられます。

ですが、今現在の屋根材が何かによって、カバー工法ができるかできないかが変わってきます。
特に、重量のある屋根材を使用している場合、その上から他の屋根材をかぶせることが難しく、家そのものに負荷がかかりすぎてしまうのです。
屋根材は大きく分けてスレート系、セメント系、粘土系、金属系の4種類に分けられます。
この中で、セメント系と粘土系は特に重さのある屋根材となり、その上からカバー工法するのは避けた方が良いでしょう。
逆に、スレート系や金属系であれば、カバー工法に向いていると言えます。
カバー工法を検討している場合は、今住んでいる家の屋根は何でできているのか、確認しておくようにしましょう。

■他の工法と費用がどのくらい違うのか?

葺き替えなのか、カバー工法なのか、あるいは部分的な塗装なのかなど、範囲や方法によって、かかってくる費用は大きく変わります。
それぞれの価格を比較していきましょう。

①再塗装

屋根の塗り替えの場合は、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素の屋根材があり、これによっても再塗装の金額が異なります。
大体の金額が下記の通りです。

アクリル約25~35万円

ウレタン約30~40万円

シリコン約35~40万円

フッ素約45~65万円

②屋根の葺き替え

屋根の葺き替えの場合は、瓦等の屋根材をすべて新しいものに葺き替えることになりので、約70~200万と、価格差が大きくなります。

③カバー工法

カバー工法の場合も他の工法と同じく、現在の屋根材が何なのか、またどの屋根材で重ね葺きしていくのかによっても価格は変わるので、最低で約60万円、最大では130万円程になるでしょう。

このように、現在どんな屋根材なのか、どんな屋根材にするのかによって費用が変わってくるのです。
自分の家の屋根材が何か、そしてどこまでのリフォームが必要なのかを明確にして、工法を選んでみてはどうでしょうか?

葺き替えとは?相場は塗装とどれくらい違う?

住宅リフォームで、屋根も検討されている方は、多くの場合屋根の葺き替えかカバー工法、部分修理、塗り替えから方法を選ばれるのではないでしょうか?
ここでは、その中の葺き替えについて詳しく紹介していきます。
また、塗装に比べると葺き替えはどのくらいの費用になるのかも、合わせて記載していきましょう。

■葺き替えとは?

そもそも屋根の葺き替えとはどのような工法なのでしょうか?
葺き替えは、現在の住まいに葺かれている屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材に葺き替えていくやり方のことを言います。
屋根は、外壁と同じく、どうしても直射日光や傷、汚れなどで劣化しやすい場所です。
そんな劣化し古くなった屋根材を撤去すると、その古い屋根材の撤去費用と処分費用がかかります。
しかし、撤去することで屋根の下地部分や野地板をメンテナンスすることができるのは最大のメリットと言えるでしょう。
また、新しい屋根材は種類が豊富なので、家のイメージや雰囲気で好みの屋根材を幅広く選ぶことができるのです。

■屋根塗装とどう違うの?

葺き替えは古くなった屋根材を新しい屋根材に葺き替えることを言いますが、屋根の塗装は、簡単に言うと「塗り替え」です。
葺き替えと違って現在の屋根材はそのままで、保護する役割を果たします。
塗り替えをせずにそのまま放置しておけば、どうしても劣化が進んでしまい、紫外線だけでなく雨水が浸食してくることに繋がります。
最終的に住めない、なんてことになる前に塗り替えをすることで、こうした事態を防ぐことができるのです。
一般的に屋根の塗り替えは、塗料にもよりますが約5年~15年で必要になると言われています。
定期的に塗り替えをすることで、長く屋根を保護することができるでしょう。

■塗装と葺き替えの費用の違い

再塗装する場合、現在の屋根材によって費用が変動します。
塗装は多くの方が屋根のリフォームで計画される工法で、特に劣化しやすいスレート系の屋根材とセメント系、金属系のトタンは定期的な塗り替えが必要となります。
金属系では他にガルバニウム銅板が劣化してきた場合に塗り替えが必要となりますが、粘土系は耐久性が強く変色もしづらいので必要ありません。

塗り替えの場合、アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素の種類の中からどの塗料を使うかで費用はもちろん耐用年数も変わってきます。

①アクリル
アクリルは約5年~8年の耐用年数で、相場は約25万~35万と最も安価なのが特徴ですが、耐用年数も短くなっています。

②ウレタン
耐用年数は約7年~10年で、約30万~40万の相場です。

③シリコン
約10年~15年の耐用年数で、約35万~40万の相場で、ウレタンと価格帯が似ています。

④フッ素
フッ素は耐用年数約15年~20年で最も長く、相場も約45万~65万と最も高額なのが特徴です。

一方で葺き替えは、屋根材をすべて撤去して新しい屋根材に葺き替えるため、塗り替えと違い費用が上がってしまいます。
葺き替えの場合、相場は約70万~200万と言われています。
部分的に補修する場合はその分費用が安く済みますが、すべて葺き替えの場合は、どうしても高くなってしまうでしょう。
屋根のリフォームで葺き替えを選択される方は、屋根材が劣化しして寿命がきている場合が多く、塗り替えでは保護しきれない段階が多いです。
葺き替えとなってしまうと、大がかりなリフォームになってしまうので、定期的なメンテナンスが非常に重要と言えるでしょう。
葺き替えは最終手段と考えて、耐用年数を過ぎているなと気付いたら定期的な塗り替えをするなどして、屋根を長く保護していけるようにすることが大切なのです。

屋根塗装の流れを知っておこう

屋根のリフォームは、今お住まいの屋根の劣化度や状態によって、どのように対処していくかがポイントとなるのではないでしょうか?
劣化具合や状態によって、塗り替えが良いのか葺き替えがよいのかなどの工法も変わってくるのです。
そんな屋根の塗り替えとも呼ばれる屋根塗装の流れを紹介していきましょう。

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■屋根塗装の工程と作業内容

屋根塗装は、依頼する業者によって工事にかかる日数が変わってきますが、約8~14日前後が一般的です。
屋根塗装は、仕上がりをより良くするために、足場の設置から撤去まで、丁寧に作業する必要があります。
工程とその内容を紹介しましょう。

①足場設置
塗装をするための準備段階として、安全に正確に作業していくために足場の設置は必要不可欠です。
例外として、屋根の勾配が緩い家は足場を設置しない場合もあります。

②養生
マスキングとも呼ばれる作業で、塗装しない部分に塗料がかからないよう保護する重要な作業です。
飛散防止ネットや飛散防止シート、マスキングテープでしっかり保護することで、車や庭の植木、近隣の住宅に飛散しないようにします。

③高圧洗浄
塗料を塗る前に、屋根材についている汚れをしっかり落とす作業です。
屋根は紫外線や雨風などでカビやコケ、古い塗膜が多く、きちんと剥がしてきれいな状態にする必要があります。
汚れがひどい場合は、塩素系カビ取り剤やトルネード洗浄を使用することもあるでしょう。

④下地補修
シーリング材を使用して、ひび割れや欠けた部分を補修していく作業です。
棟板金という金属部分には、細かい傷をつけていく「ケレン」という作業を行います。
この作業をすることで、塗料の密着力が高くなるのです。
トタン屋根も、サビを落としつつ細かい傷をつけます。
また、ケレンを行った場合はその日中にサビ止めまでの塗装を行っていきます。

⑤下塗り
塗料は、主に下塗り、中塗り、上塗りの3段階で塗っていきます。
ここでの下塗りは、接着材のような役割を果たすために行う重要な作業で、丁寧に塗っていくことで塗料が剥がれにくくなるのです。
また、スレートの痛みがひどい場合は下塗りを2度行うこともあります。

⑥中塗り
中塗りをすることで、より美しく塗装が仕上がることができます。
中塗は仕上げの塗料を塗る工程の1つで、2度塗りが基本で塗料本来の効果が発揮できるようにしていく作業です。

⑦上塗り
仕上げの塗料を塗る工程の2つ目で、中塗りをして初めて行うことのできる作業と言っても過言ではないでしょう。
中塗りをしてから数時間空けて行う作業です。
上塗りをすることで、より光沢がでて綺麗に仕上がるでしょう。

⑧縁切り
スレート屋根の場合に必要な作業で、他の屋根材の場合にはない工程です。
スレート屋根は塗膜が積み上がり、隙間がなくなってしまうため、縁切りという作業をします。
これをすることで、雨漏りを防ぐことができるのです。

このように、8つの工程が完了して、屋根塗装は完了となります。

■屋根塗装をする際の注意点

屋根塗装を計画している場合、注意しなければならないことがあります。
それは近隣住民への配慮です。
現在は依頼した業者が、工事着工前に近隣住民へ挨拶に行くという場合が多くなってきています。
しかし、今後も長くお付き合いしていかなくてなりませんし、トラブルを避けるためにも、前もって工事の旨を伝えておく必要があるのです。
屋根塗装は足場を組んだりと大がかりな作業となるため、大きなトラックが路上に止まっていることで邪魔になってしまったり、塗料の臭いなどで、近隣住民に迷惑がかかることもあります。
屋根塗装が決定したら、着工前に必ず挨拶しておくようにしましょう。

■屋根塗装の流れを事前に知っておこう

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屋根塗装は上記で紹介したように、様々な工程があります。
依頼した業者がしっかりと適切に作業しているかどうか確認するためにも、流れを理解しておくことは非常に大切なのです。
養生が綺麗に仕上げることのできる業者は、塗装も仕上がりも美しいと言われることがあります。
様々な工程の内容も知っておくことで、何か不備に気付いたり、疑問に思ったことをすぐに確認することができるのです、
大切な住まいのリフォームなので、より長く屋根を綺麗に維持していくためにも、屋根塗装の流れを事前に知っておくようにしましょう。
屋根塗装は、屋根材の種類にもよりますが、年々劣化していく場所です。
屋根は紫外線や雨風などでどうしても汚れが付きやすく劣化しやすい場所でもあります。
屋根塗装をしたからと言って、永遠に保護されているわけではありません。
家のどこにでも言えることですが、屋根は定期メンテナンスが大切です。
塗料によっても耐用年数が変わるので、選択した塗料がどれくらいの耐用年数なのかも計画時に確認しておくようにしましょう。
リフォームともなると費用に目を取られがちですが、長い目でみて、定期メンテナンスのことも頭に置きつつ、塗料を選んでいくのがオススメです。

屋根塗装はDIYよりも塗装業者に依頼を!

屋根塗装を考えている方の中で、部分的な塗装で済みそうな時、自分でできるのではないかと考えられる方が少なくありません。
最近はDIY用品を多く扱っている店も増えてきています。
しかし、屋根は危険が伴う場所であることをしっかりと覚えておかなければなりません。
ここでは、DIYではなく塗装業者に依頼した方が良い理由を紹介していきましょう。

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■屋根は危険な場所

上記でも述べたように、屋根は危険の伴う場所です。
思わぬ事故につながる可能性が高い場所でもあるため、屋根塗装は自分で行おう思わない方が無難でしょう。
二階建ての住宅の場合、地面から屋根までの高さは約7~9mにもなります。
また、屋根までの足場がない場合、個人的に足場を借りる必要があり、だいだい30日借りるだけで20~25万円程かかってきます。
足場を借りずに作業するとなると、脚立やハシゴを使う場合が多くなりますが、足場とは異なり不安定なので怪我をする可能性があり危険です。
そして、養生する際にも注意が必要です。
DIYで行う際に見落としがちなのが、エアコンの室外機やボイラーです。
これらが養生したまま稼働すると、排気が十分にできずにひどい場合爆発することがあります。
このように、屋根に上がって自分で塗装することは非常に危険なことなのです。

■屋根塗装は落下事故だけではない事故も発生する可能性がある

屋根塗装で危険な点と言えば高さだけではないかと考える方もいらっしゃいますが、実際は違います。
様々な事故に発展する危険性がある作業なのです。
例えば、屋根の上での作業となると近くには電線が通っている場合があります。
そんな電線に間違って触れてしまうと高圧電線の場合、感電してしまう可能性が高く最悪のケースでは死亡に至ることもあるでしょう。
また、塗装で使用する塗料には有機溶剤が含まれているのですが、この蒸気によって充満してしまうとかなり発火しやすい状況に陥ります。
屋根の上だから大丈夫と思っていると、直射日光などの影響から発火してしまう危険性があるので、十分注意しながら使用しなくてはなりません。
また、有機溶剤には発火のリスクだけではなく、吸いすぎてしまうとそのまま湿疹してしまう危険性もあります。
もし屋根塗装の最中に間違って塗料のガスを吸ってしまいそのまま気絶してしまったら、転落事故に発展する可能性もあるでしょう。
このように、様々な危険性が伴う屋根塗装をDIYで行うことは難しいと言えるのです。

■手間と時間がかかる

仮に自分で業者が作業するのと同じような工程で作業しようとすると、時間がかかることは確実です。
業者の作業の流れとして、屋根の洗浄、養生、下地処理、下塗り、中塗、上塗りがあります。
これらをすべて1人で行うとなると、日数が2カ月程かかったり、他にも仕事をしている場合や天候の影響から、それ以上の日数がかかってしまうこともあるのです。

■耐久性が劣る

DIY用品として販売されている塗料は、価格も手ごろで初めての方でも使用しやすく、自分でもできると考えがちです。
しかし、業者が使用するような塗料と比較すると、たとえ同じ塗料のものだとしてもどうしても耐久性が劣ります。
また、慣れない方が塗料を塗っていくことで、ムラができてしまったり塗り残しがあったりと仕上がりも綺麗になりにくいです。
十分に塗料が塗れないと、その分さらに長持ちしなくなり、結局業者に依頼しなくてはならない状態になってしまうことになるのです。
そうなるとDIYにかけた道具の費用や屋根塗装に費やした時間が全てムダになってしまいます。

■長い目で見ると高くなってしまう

自分で塗料を揃えることは簡単で、安く手に入れることが可能ですが、上記でも述べたように耐久性が劣ってしまいます。
屋根は、紫外線や雨風などで汚れが付きやすく、劣化しやすい場所です。
自分で屋根塗装をした場合耐用期間が短く、業者に依頼するよりも早く塗り替えする必要が出てきます。
頻繁に塗り替えをすることで、長い目で見た時に費用が業者に依頼するよりも高くついてしまった、ということにもなりかねません。

これらの理由から、DIYとして自分で作業するのではなく、専門の業者に依頼するのがオススメです。

■屋根塗装は外壁塗装業者にも頼める?

外壁塗装と屋根塗装を一緒に行っている業者も多く、屋根塗装を行うついでに外壁塗装も依頼する方が多いです。
屋根塗装も外壁塗装も、どちらも定期的なメンテナンスを必要とするもので、時間や費用もかかってしまいます。
それならまとめてやってしまった方が、分けて行わなくても済みますし、同時にメンテナンスしてもらうことができるため、家の寿命も長く持ちやすくなるでしょう。
こうしたことから、屋根塗装と外壁塗装は同時に行った方が良いと言えます。
ただし、そうなると屋根塗装の相場以上の金額になってしまうため、費用を検討した上で行いましょう。
もしもまとまったお金をすぐに用意できないという場合は、リフォームローンがオススメです。
リフォームローンは、内装以外にも外壁や屋根塗装に利用できるローンです。
まとめて支払うよりもコツコツ支払いたいという方にオススメの支払い方法と言えるでしょう。
外壁・屋根塗装業者の中にはリフォームローンを組んでくれるところもあるので、リフォームローンについての相談も可能です。
ぜひ相談してみましょう。

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