目次
自宅に素敵なウッドデッキをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
ウッドデッキは庭で育てた植物や子どもが遊んでいる様子をゆったりと腰掛けながらお茶を楽しんだり、ウッドデッキにフェンスを建てることで外から見えにくい空間作りにして機能性を持たせたりと、家族のライフスタイルに合わせて幾通りにもウッドデッキを活用できます。
しかし、ウッドデッキを長く維持させるには定期的なメンテナンスが必要です。
ウッドデッキは木材の上に塗装することで塗膜が木材を保護してくれていますが、雨や紫外線の影響からどんどん塗膜が剥がれていき、そのまま放置すると木材自体が脆くなってしまう可能性もあります。
塗装のメンテナンスは業者に依頼しやってもらうこともできますが、自分で行うこともできます。
今回は、ウッドデッキを長持ちさせるために、DIYで塗り替えを行う際の方法から、ウッドデッキの改装テク、さらにウッドデッキ以外のエクステリアや外壁塗装についてもまとめてご紹介しましょう。
ウッドデッキをDIYで塗り替えよう!
ウッドデッキの塗り替えをDIYで行う場合、どのような流れで、どんな道具を用いて行うのでしょうか?
まずは塗り替えるタイミングから見ていきましょう。
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■ウッドデッキの塗り替えは3年に1回が目安
先程も解説しましたが、ウッドデッキは常に雨や紫外線に晒されている状態であるため、家の内側にある柱に比べると傷みやすいです。
そのため、塗り替えのメンテナンスは大体3年に1回を目安に行うと良いと言われています。
ただし、塗料の種類や塗り替え時の作業工程によってはもっと早く塗り替えが必要になるケースもあるでしょう。
■塗り替えに使用する塗料は何を使っても良いのか?
ウッドデッキによく使用されている塗料の多くは外部用ステインであり、塗膜は張らず浸透させることで木目を活かしたウッドデッキにすることができます。
この場合、塗り替え時にステインを上塗りすることができますが、ウッドデッキの塗料を塗膜が張るタイプのものにしていた場合、ステインを塗るなら塗膜を全て剥がしてからでないと木材に浸透せず意味がありません。
しかし、塗膜を全て剥がすという作業はDIYでは難しいため、業者に依頼する、もしくは同じ塗料で上塗りする必要があります。
■ウッドデッキの塗り替えに用いる道具
・塗料
・ハケ
・ローラーとトレイ
・養生シート
・軍手
・ほうき
・ガムテープ
・スクレーパー
・サンドペーパー
・マスキングテープ
・バケツ
養生シートはホームセンターでも手に入れることができます。
これがあると養生の手間がかなり楽になるでしょう。
また、スクレーパーは鳥のフンやカビ、塗膜の剥がれを取る際に便利です。
特に鳥のフンやカビがある場合は、サンドペーパーだけで取り除くのは難しいので用意しておくと良いでしょう。
ローラーには様々な種類がありますが、ウッドデッキの塗り替えで使用する場合、細身のものを選ぶと良いです。
細身だとローラーが塗料を吸い込み過ぎないので、ローラーでもムラの少ない仕上がりにすることができます。
■ウッドデッキ塗り替えの手順
1.表面を研ぎ下地を作る
まずはウッドデッキの表面を研ぎ、塗装するための下地を作ります。
目の細かいサンドペーパーを使ってウッドデッキ全体を研いでいきます。
この時、きちんと研ぎクズが出てくるまでしっかり研ぎましょう。
また、鳥のフンやカビがある場合は、この時スクレーパーを使って取り除いてください。
もし汚れがかなりひどいという場合は、高圧洗浄機などを使って一度ウッドデッキ全体を水洗いし、乾燥させてから作業をした方が良いです。
全体が乾燥するまで1日程度時間がかかってしまうのも考慮してウッドデッキ塗り替えの時間を決めておきましょう。
ウッドデッキの表面を全て研いだら、ほうきを使って研ぎクズが残らないように捨てます。
2.養生をする
続いて養生する際は、まず養生用のマスキングテープやガムテープなどを駆使して、塗料が付くと困る場所に貼っていきます。
雨戸の縁部分や土台のモルタル部分など、忘れてしまいやすいところもあるので注意して養生しましょう。
次に養生シートを使ってウッドデッキの周りを囲みましょう。
養生シートがなければダンボールなどを使用しても良いです。
養生は念入りに行いすぎるくらいの方が少し乱暴に塗り替え作業を行っても安心できます。
やりすぎてしまうということはないので、しっかり養生を済ませましょう。
3.塗料を塗る
いよいよ塗料を塗っていきます。
塗料を開ける時は逆さにして振っておくと、中の塗料がしっかりと混ざります。
缶のまま使うのではなく、一度バケツにとって使うようにしましょう。
塗る順番としては、ステインのようなサラサラしていて垂れやすい塗料を使っている場合、上から下に塗ると垂れの心配はありません。
特に手すりを塗る時は上から下に塗っていくと良いでしょう。
また、ウッドデッキ表面を塗る時は右利きの人は右から左へ移動しながら塗っていく方が塗りやすく、逆に左利きの人なら左から右へ移動しながら塗っていくと効率的が良くなります。
入り口付近を最後に塗って戻れるように、ウッドデッキの形状に合わせて塗ってください。
ハケで手すり部分や木材が接合している部分などの細かい部分を塗ったら、床などの広い部分にはローラーを使って塗っていきましょう。
もちろん、そのままハケを使っても問題ありませんがローラーの方が楽に塗ることができます。
塗料は1度塗り終わったら乾燥させ、今度は重ね塗りをします。
重ね塗りをすることで、より塗料の機能を発揮させることができます。
確実に2回以上は塗るようにしましょう。
ちなみに、乾燥にかかる時間はその日の気温や天候にも左右されますが、水性塗料(ステインなど)の場合は2時間程度、油性塗料なら1日程度かかります。
ウッドデッキも塗装した方が良い?注意すべきポイントとは
ウッドデッキの塗り替え方法についてご紹介してきましたが、塗装する際の注意点もいくつかあります。
注意すべきポイントを詳しくご紹介していきましょう。
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■ウッドデッキの隙間を塗布するのは手間がかかる
ウッドデッキは木の構造であるため、木材保護塗料を塗っていく必要があります。
しかし塗布の仕方によっては仕上がりが大きく左右されるので気をつけましょう。
まずウッドデッキには床板と床板の間に隙間があるため、その隙間にきちんと塗料を塗布していくことが必要です。
この隙間は雨水などが溜まらないようにできているのですが、塗装に関しては思いもよらぬ盲点となってしまいます。
一般的には10㎜程度の間隔で隙間をあけていますが、ハケが入りにくい場合は隙間専用のハケを使用した方が塗りやすいでしょう。
■塗布は2回以上重ね塗りする
ウッドデッキに塗布する木材保護塗料は、1度塗っただけでは効果を期待できません。
最低でも2回は重ね塗りしていく必要があり、色あいを見ながら進めていきましょう。
その際、前の塗装が完全に乾いた状態で重ね塗りしていくことが重要です。
浸透性塗料を使用する場合には、しっかり塗料が浸透してからでないと塗料をうまく塗ることができないので注意が必要です。
■塗布作業は必ず晴れた日に行う
ウッドデッキの塗装は雨が降っていなければ問題ないと思う方も多いのですが、実は違います。
何度か重ねて塗る手間があるため、作業を行う日だけ晴れていればいいというわけではなく、塗装後3日間くらいはしっかり乾燥させるために天候は重要な条件となります。
なぜかというと、乾燥が必要となるからです。
きちんと乾いていないうちに雨にあたってしまうと、雨跡が残ってしまい綺麗な仕上がりとは程遠くなってしまいます。
ウッドデッキはしっかり乾燥させるということが重要なのです。
また、塗った後だけではなく塗る前にも乾燥が必要となります。
塗布作業前に雨が降ってしまうと、塗料の浸透性に悪影響を及ぼしてしまう可能性があるのです。
これは、ウッドデッキ自体が耐候性にあまり強くないということが原因として挙げられるためです。
しっかりと乾燥させてから塗布作業を行えば仕上がりも美しくなるでしょう。
少しの水分が残っているようなら、雑巾やウエスなどを使って水分を拭き取ってから作業に移ることもできます。
ただ、いくら表面の水分を拭き取っても木材は中に水分が浸透してしまうので、やはり乾燥する時間は必要となってくるでしょう。
そもそもウッドデッキに限らず、外壁などの塗布作業は全て天候が悪くない日に行われるべきです。
最も理想的なのは、ウッドデッキを洗浄後に3日間乾燥させ、ウッドデッキの塗布作業中も晴れており、その後3日間は雨の降らない状態が続くといったものです。
ということは、最低1週間は晴れが続かなければ理想的な塗布作業は行えないということなので、できれば晴れの日が多い夏を選んで行うと良いでしょう。
このようにウッドデッキの塗装は、やり方や天候などあらゆる条件が必要になります。
もしDIYでの塗り替えが不安という方は、無理をせず業者に依頼した方が逆に損をせずきれいな仕上がりの塗り替えができるでしょう。
■塗り替えなら同じ種類の塗料がおすすめ
ウッドデッキの塗布作業には欠かせない塗料ですが、どんな塗料を選んで良いのか分からないという方もいらっしゃるかと思います。
確かに、一口にウッドデッキの塗料と言っても、様々な種類があります。
ただ、ウッドデッキの塗り替えを行う場合は、同じ種類の塗料を選んだ方が良いと言えるでしょう。
なぜ同じ種類の塗料を選ばなくてはならないのかというと、水性・油性の違いで馴染まない可能性があることが考えられます。
ウッドデッキの塗料として使われる、木材保護塗料というのは水性と油性、両方の商品があります。
もし、前回は水性の木材保護塗料を使っていて、今回は油性の木材保護塗料を使うとなると、水性と油性は反発しあってしまい、うまく馴染みません。
結果的に木材を保護するために使われる塗料なのに、木材に馴染むこともなく効果を発揮しないまま塗料が落ちてしまう可能性も考えられるのです。
そのため、以前水性塗料を使ったとしたら水性塗料を、油性塗料を使ったとしたら油性塗料を使うようにしましょう。
ただし、例外としてウッドデッキの塗膜がかなり劣化していてほとんど剥がれてしまっているような状態であれば水性・油性、どちらであっても構いません。
では、ウッドデッキによく使われている塗料の種類について簡単にご紹介していきましょう。
・木材保護塗料
木材に対して浸透性が高く、それでいて撥水コート的な役割を果たします。
木材にとって水分は劣化を促進させてしまう厄介なものです。
ですから、ウッドデッキには撥水効果のある塗料を中心に使われることが多くなっています。
初めてウッドデッキの塗り替えをする方にもおすすめの塗料と言えます。
・屋外木部用塗料
木材を使ったもので、屋外で使用する場合によく使われる塗料です。
この塗料を塗ることで木材の弱点である耐候性をアップさせることができます。
雨などにも強くなるので、ウッドデッキにも適した塗料と言えるでしょう。
・防カビ性塗料
防カビ機能を備えた塗料もおすすめです。
いくら撥水していたとしても、気付かないうちに塗膜が剥がれてしまえば水分が木材の中に入り込んでしまい、カビが発生する可能性もあるでしょう。
防カビ性塗料は、防カビ効果を高め劣化の原因にもなっているカビをウッドデッキに作らないようにします。
また、防カビだけではなく、防藻機能も備わっているとよりウッドデッキの劣化を防ぐことができるでしょう。
■下地処理が重要
ウッドデッキは木目を意識した塗装が中心となるため、下地処理をしっかり行わないと仕上がりにも影響が出てきてしまいます。
ウッドデッキの下処理はしっかりと行うようにしましょう。
では、どのような下処理が必要となるのでしょうか?
・サンドペーパーをウッドデッキ全体にかける
まずはサンドペーパーで表面を研ぎ、塗装するための下地を作ります。
「サンダー」という機器があれば簡単に表面を研ぐこともできますが、面積が広ければサンダーを使うようにしましょう。
もし、カビが根を張っていたり、鳥のフンが落ちていた場合は、サンドペーパーではなくスクレーパーを使って削ぎ落としていきます。
サンドペーパーで表面を研いだら、木くずを掃いておくことも忘れないようにしましょう。
・洗浄する
外壁塗装などでも下地処理としてまずは洗浄が行われます。
洗浄するのは、ウッドデッキの汚れをそのままに塗装してしまうと、その汚れのせいでウッドデッキは塗膜が剥がれやすい状態になってしまい定着しないこと、また美しく仕上げるためにも洗浄は必要となります。
基本的には雑巾などを使って水拭きしていきますが、全体的に汚れが目立っている場合はウッドデッキ全体を丸洗いします。
この場合、しっかりと乾燥させなくてはなりません。
ちなみに、ウッドデッキにひびや欠けが見つかった場合、パテ埋めしようと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、パテ埋めしないようにしましょう。
パテ埋めをしてしまうとパテの上にステインが乗らなくなってしまうため色が違って見えてしまいます。
ビスに錆びが付いた状態でも、木材にはほとんど影響しないのでそのままの状態にしておきましょう。
■カビ対策も大切!
ウッドデッキは塗料の塗膜により保護されていますが、湿気を苦手とする木材は塗膜の劣化を放置するとカビが生える可能性があります。
カビを放置すると美観だけではなく、ウッドデッキの構造自体にも問題が生じてしまい、最悪の場合や撤去や再設置が求められるでしょう。
ウッドデッキを長く使うためには、カビ対策も考慮した塗装が必要です。
それでは、ウッドデッキにカビが生える原因と共に、カビ対策の方法についてご紹介します。
・ウッドデッキにカビが生える原因
カビは湿気によりカビの胞子が増えてウッドデッキに映えてしまいますが、特に注意したいのが春から梅雨の時期です。
春になるとカビの胞子は栄養を蓄えていき、そしてジメジメと雨や湿気が多い梅雨を迎えると一気に繁殖してしまいます。
カビは気温25℃から30℃で湿度80%以上、風通しが悪い場所が繁殖しやすく、季節に限らず立地やウッドデッキのある位置によってカビの生えやすさに違いがあるでしょう。
しかし、一般的にウッドデッキは日当たり良好で風通しも良い場所に設置する家庭が多いはずです。
カビの発生と無縁なイメージがありますが、屋外とは異なり屋外の場合は好条件でもカビは生えやすいとされています。
なので、日当たりが良いからと油断せずカビ対策を行いましょう。
・カビが見つかったらサンドペーパーで磨く
もしウッドデッキにカビが見つかったら、塗装の前にサンドペーパーできれいに磨いてください。
まずは粗めの100番から150番でカビを取り除いていき、きれいになったら240番から320番のサンドペーパーで表面を整えましょう。
触った時にサラッとした手触りになったら、仕上げに400番から600番のサンドペーパーで丁寧に磨き、手触りをさらに良くしてください。
サンドペーパーでカビを完全に取り除いたら、ウッドデッキを保護するために塗装しましょう。
・ウッドデッキにも防カビ剤がおすすめ
木材用の塗料には防カビ性能を持つものがほとんどですが、ウッドデッキを長持ちさせたいのであれば、塗装前に防カビ剤を使用しましょう。
防カビ剤を塗っても完璧にカビを防ぐことはできませんが、塗料のみに比べると長持ちしやすくなります。
使い方は防カビ剤を水や溶媒で2倍に薄め、刷毛やローラーを使って塗っていくだけです。
塗料と違って塗りムラが出る心配もないので、まんべんなくしっかり塗っていきましょう。
もっと効果を引き出したい場合は、溶剤や水を5倍ほどにして、2度・3度塗りにすると安心です。
ただし、商品によって使い方や適した用量が異なるため、基本は商品の使い方のとおりに使いましょう。
しっかり乾かしたら塗装に入ってください。
■塗装テクニックのポイント
ウッドデッキが長持ちするかどうかは塗料だけではなく、塗装のやり方も重要と言えます。
塗布方法によって仕上がりも耐久性にも違いがでてくるでしょう。
この項目ではウッドデッキ塗装のテクニックや注意点をご紹介します。
・床板のすき間もしっかり塗装
目につく場所はムラなくきれいに塗っていきますが、見落としがちなのが床板のすき間です。
ウッドデッキの場合、床に水分が溜まるのを抑えるため、床板同士の間に約10mmのすき間があります。
このようなすき間に素地があるので、忘れずに塗装してください。
刷毛にもたくさんの種類があり、すき間に特化した刷毛もあるので、塗りにくい場合は専用刷毛を使うようにしましょう。
また、後からすき間を埋めていくよりも、ウッドデッキの雰囲気を統一させるには少し手間がかかりますが床板を1枚ずつ塗装していくのが望ましいです。
ローラーで数枚を一気に塗ると簡単ですがムラができやすくなってしまいます。
木目に合わせて刷毛やローラーを動かすことを意識し、1枚ずつ仕上げていきましょう。
・塗料のつけすぎに注意
塗料はたっぷりの方が塗りやすいと思い、刷毛やローラーにたくさんつける人もいますが、つけすぎると逆に塗りにくくなってしまいます。
スムーズに刷毛やローラーで塗布できないとムラができやすくなり、塗料の厚みも均等になりにくいので仕上がりが悪くなってしまうでしょう。
また、厚塗りになりすぎて塗料がなかなか乾かないという事態になりこともあります。
缶の端などに刷毛やローラーをしごいて余分な塗料を落とし、適量にしてから塗装を始めてください。
・塗装後は余分な塗料をとる
浸透性塗料を使った場合、その塗料は木材に浸透して内部を保護します。
塗ったほとんどの塗料が木材に浸透しますが、塗料が多い場合は完全に浸透せず、表面に残ってしまう場合もあるでしょう。
その塗料を残したままだと浸透性が不安定になり、仕上がりにムラができてしまいます。
塗装して5分以上経過しても表面に塗料が残っている場合は量が多いということなので、ウエスを使用して余分な塗料を拭き取ってください。
少し面倒に思いますが、些細な工程でも見た目の仕上がりは大きく変化し、保護性能もアップします。
DIY塗装は職人ではない素人が行うものなので、塗り残しや上手く塗れていない箇所が残る可能性があります。
その部分から劣化は進行していくので、塗り残しや仕上がりが悪いところがないか注意深くチェックし、ご紹介したテクニックやポイントを踏まえてウッドデッキ塗装を行いましょう。
エクステリアや外壁も綺麗に塗装!
ウッドデッキを塗り替えるのであれば、周辺にある他のエクステリアも塗膜が劣化している可能性があるので、一緒に塗装するのがおすすめです。
また、ウッドデッキ同様に塗膜の劣化が激しい部分は外壁なので、できれば外壁塗装も行った方が良いでしょう。
それでは、他のエクステリアの塗装ポイントや外壁塗装の目安についてご紹介していきます。
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■ガーデン家具の塗装ポイント
ウッドデッキと一緒に木製のガーデン家具を置くこともあるでしょう。
外に置きっぱなしなのが一般的なので、いずれはその家具も風化し、腐朽してしまいます。
素敵なガーデン家具をきれいな状態に維持するためにも、塗り替えは大切です。
ガーデン家具で使う塗料はウッドデッキの塗装と同様の屋外木部用の塗料を使用しましょう。
木目を活かすにはステイン塗料がおすすめです。
では、ガーデン家具の塗装ポイントをご紹介します。
・1回目は普通に塗る
通常の塗装のようにガーデン家具を洗って汚れを落とし、しっかり乾かしたら1回目の塗装を行います。
外壁塗装のようなシーラーのような下地塗料は不要で、ハケを使って屋外木部用塗料を塗っていきましょう。
細かい部分から塗っていくと全体的に塗りやすくなります。
1回目は特に仕上がりを意識せずに塗っても問題はありません。
・乾燥後に研磨
ガーデン家具は2回の塗装が原則ですが、その前に研磨をしましょう。
研磨で表面を整えることにより、なめらかな表面にしてきれいに仕上げることが可能です。
やすりでも構いませんが、電動サンダーがあると簡単に全面を研磨できます。
・2度塗りは丁寧に
研磨が終わったらタオルなどでカスをしっかり拭き取り、2回目の塗装を始めましょう。
2回目の塗装は仕上げなので、ハケ目に気を付けて丁寧に塗ってください。
1回目よりも薄めに塗ることでハケ目が出にくくなります。
■アンティーク風にガーデン家具をアレンジ
塗装するだけでも使っていたガーデン家具の雰囲気はガラリと変わりますが、アンティーク風にすればもっとオシャレなウッドデッキになるでしょう。
アンティーク風家具にするには焦がしと塗装、2つのテクニックが必要です。
・バーナートーチで一部を焦がす
アンティーク風家具に仕上げるには、バーナートーチを使って家具の一部に焦げ目をつけます。
少しテクニックが必要ですが、マスターすればオリジナルのアンティーク風家具に仕上げることが可能です。
火傷する恐れがあるのでバーナートーチの扱いには注意し、家具以外燃えやすいものとは距離を取って加工しましょう。
・上から塗装をする
焦げ目を作ったら屋外木部用塗料やステイン塗料などで塗装していきます。
色は好みですが、白系にするならクリーム系やオフホワイトだと古びた雰囲気が出て、失敗もすくないのでおすすめです。
塗料を塗ったらタオルなどの布を使い、塗料が乾く前に炭化した部分を擦って混ぜ合わせて濁りを出しましょう。
焦げ目が塗料の下から浮き上がり、おしゃれなアンティーク風家具に仕上がります。
■ブロック塀の塗装ポイント
ブロック塀で囲んでいる家もあるでしょう。
コンクリートは耐久性が高い素材ですが、年数が経てば劣化して壊れてしまう恐れがあります。
また、雨や湿気によりコケが生えたり、汚れで黒ずんだりして見た目も悪くなるでしょう。
耐久性を高めつつ美観を維持するためにも、ブロック塀も塗装を行うのが望ましいです。
家のガーデンの雰囲気にも関わるので、ウッドデッキやエクステリア塗装と一緒に行ってみましょう。
・ハイモルで下地調整
ブロック塀の塗装では下地調整が肝心です。
下地調整には塗料の粘着力を高めるハイモルを使用します。
塗りたくない場所は養生し、左官用のコテなどを使いブロックの目地を埋めつつ、厚さ2mm程度に塗っていきましょう。
溝や穴を埋めることができるので、きれいに本塗りをすることが可能です。
ハイモルを塗ってすぐに仕上げ塗料を塗ることはできないため、1日以上しっかり乾燥させてください。
・外壁用弾性塗料を塗る
弾性塗料は主に木造モルタル建築の外壁や、コンクリート素材の外壁に使用される塗料で、ハイモルと組み合わせて使うことが一般的です。
ブロック塀を塗装する場合は、ローラーバケがあると広範囲を一気に塗装できるのでおすすめになります。
ローラーバケの幅にあったバケットへ外壁用弾性塗料をあけ、ローラーバケに塗料を染み込ませて壁面を塗ってください。
ブロック塀も塗料の強度を高めたり、仕上がりを良くしたりするために2度塗りが好ましいです。
1回目の塗装が終わったらしっかり乾かし、2回目は1回目よりも丁寧に塗って仕上げてください。
■外壁塗装をするタイミングの目安は?
ウッドデッキやエクステリアを塗装できれいにしても、家の外壁の美観が悪いと雰囲気もまとまらなくなります。
雰囲気を変える意味でも外壁塗装は有効ですが、外壁に不具合が見つかった場合はエクステリアの塗装と一緒に外壁塗装をした方が良いでしょう。
外壁塗装をした方が良いタイミングの目安をご紹介します。
・塗装が剥がれている、膨れている
塗装された部分がポロポロ剥がれていたり、膨れていたりする場合は塗膜の耐久性が失われています。
・クラック
外壁のひび割れはクラックと呼びます。
クラックが起きると内部に雨水が浸入し、外壁どころか構造や内部の老朽化を招き、雨漏れの原因にもなるので補修が必要です。
・チョーキング現象
外壁に触れると手に白い粉がつく現象をチョーキング現象と呼びます。
これは塗料の防水性が失われていることをあらわし、放置すると外壁材が水分を含んでクラックを起こしてしまう恐れがあるので注意しましょう。
外壁の状態が悪すぎるとDIYでの塗装も困難です。
外壁材に影響がない程度ならDIYで塗装することはできます。
ただし、塗装範囲も広く上部の塗装は足場を必要であり難易度が高いため、無理せず業者にお願いすることも検討しましょう。
ウッドフェンスも塗装すべき?
ウッドフェンスは隣家や道路からの視線を遮り、プライバシーを守る役割があるため、オープン空間のウッドデッキと一緒に設置している人は少なくないでしょう。
ウッドフェンスも木材でできているため、長持ちさせるためには定期的なメンテナンスが必要です。
では、塗装が必要な理由や塗装方法についてご紹介しましょう。
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■ウッドフェンスの手入れが必要な理由
ウッドデッキと同じく屋外にあるウッドフェンスも時間が経てば劣化してしまいます。
劣化を放置すると次の問題が発生するでしょう。
・ウッドフェンスが腐る
年中外に設置されているウッドフェンスは砂埃がつきやすいです。
実はこの砂埃を放置すると木材が乾燥しやすくなり、ひび割れを起こすリスクがあります。
また、砂埃には木材を腐らせる腐朽菌が含まれているため、放置すると劣化スピードを速めてしまうのです。
他にもウッドフェンスに植木鉢やプランターを飾るハンギングプランターを楽しまれる方もいますが、同じ場所にずっと植木鉢やプランターがあると、水やりの時の湿気の影響で裏が汚れてしまい、それもウッドフェンスを腐らせる原因になるでしょう。
・怪我のリスク
木材は天候によって伸縮する性質を持ち、ひびや反りが生じることがあります。
そうなるとネジや釘が浮いてきたり、ささくれやトゲなどもできたりするので、怪我をしてしまうリスクがあるでしょう。
小さな子どもがいる家庭は特に注意が必要です。
これらのトラブルは日々に手入れで予防していくことが大切ですが、劣化しやすい場所だからこそ塗装によるメンテナンスも必要だと言えます。
■素材別のお手入れ方法
ウッドフェンスのお手入れといっても、どういったことをすれば良いのかわからない人もいるでしょう。
専用の洗剤を使用しなくてはいけないのか、ブラシを使用しても良いのか、素材によってお手入れの仕方に違いはあるのか、など悩むことも多いです。
間違った方法で行うとウッドフェンスが劣化してしまう可能性もあるので、正しいやり方で行うことが大切でしょう。
そこで、天然木材を使用したウッドフェンスと人工木材を使用したウッドフェンスのお手入れ方法について解説していくので、ウッドフェンスのお手入れに悩んでいる人は参考にしてみてください。
【日常的に行うウッドフェンスのお手入れ方法】
毎日の部屋掃除のついでに行えるウッドフェンスの簡単なお手入れ方法をご紹介します。
・天然木材のウッドフェンスの場合
サイプレスやアコヤ、ウエスタンレッドシダーや杉などのソフトウッドと呼ばれる柔らかい木材を使用したウッドフェンスは、水分を吸収してしまう性質があるので腐りやすいです。
そのため、日常的なお手入れが欠かせないものとなるでしょう。
砂ぼこりを放置していることでも腐ってしまう可能性があるので、ホウキを使用して取り除いたりするほか、板と板の間に挟まっている砂ぼこりも竹串など細いものを使用して取り除きましょう。
また、ささくれやトゲを発見した際にはケガをする可能性もあるので、サンドペーパーなどで削っておきましょう。
そして、ウリンやセランガンバツ、アマゾンジャラなどのハードウッドと呼ばれるウッドデッキは、繊維が細かく高耐久の性質を持っています。
水分や虫などによる腐食にも強いので日常的に行うお手入れは必要ないと言えます。
ですが、汚れがあれば見た目にも影響するので、雑巾掛けを行ったりデッキブラシで擦って汚れを落としてください。
また、固い木材となるのでささくれができると危険ですので、日常的に点検をしてささくれがあればすぐに取り除きましょう。
・人工木材のウッドフェンスの場合
人工木材は、樹脂や木粉を混ぜて作られています。
ささくれやトゲが発生することがないため心配ありませんが、汚れやカビが付着することはあるので、汚れがあればデッキブラシを使用して擦り落としましょう。
【定期的に行うウッドフェンスのお手入れ方法】
・天然木材のウッドフェンスの場合
ソフトウッドは、水分を吸収する性質があるので腐食しないように1年~2年ごとに木材保護塗装を行う必要があります。
防虫・防腐効果のある塗料や撥水・通気性のある塗料であると良いでしょう。
ただし、ニスやペンキを使用すると木が呼吸をすることができなくなるので使用は避けてください。
ハードウッドの場合、年に2~3回ほどは本格的な掃除を行いましょう。
高圧洗浄機を使用してこびりついた汚れを落としたり、デッキブラシを使用して細かい汚れまで取り除きます。
強い力を与え過ぎてしまうと木材が傷つく可能性もあるので気を付けましょう。
また、ハードウッドは退色が激しいため、木材の色がシルバーグレーのようになってしまうこともあります。
色の変化は味わいでもありますが、気になるのであれば塗装を施しましょう。
・人工木材のウッドフェンスの場合
人工木材は腐食や退色の心配はないので塗装を行う必要がありません。
ですが、汚れやシミ、カビなどが発生する可能性はあるので年に数回ほど念入りに掃除をしましょう。
その際には、高圧洗浄機やデッキブラシなどを使用して水洗いするほか、飲み物などの汚れジミがある場合にはキッチン用の中性洗剤を使用して洗浄しましょう。
■ウッドフェンスの塗装方法
次にウッドフェンスの塗装方法について解説していきます。
塗装をしたことがない人にとっては、用意するものや塗装方法に不安もあるでしょう。
塗装を始めてから準備不足であることに気付かないためにも、必要なアイテムや塗装の準備方法など細かい部分までご紹介していきます。
①必要なものを準備する
まずは、ウッドデッキの塗装時に必要になるアイテムを用意します。
・塗料(撥水性と通気性のあるオイルステインがオススメ)
・刷毛
・手袋(もしくは軍手)
・電動サンダー
・サンドペーパー
・雑巾
・ホウキ
・デッキブラシ
・テープ
・ビニールやブルーシート
・容器
ホームセンターやインターネットで購入できるアイテムばかりなので、準備にも手間が掛からないでしょう。
また、塗料が洋服に付いてしまう可能性があるので、必ず汚れても良い服装で塗装を行いましょう。
②ウイッドフェンスのお手入れ
ゴミやホコリ、ささくれをそのまま放置して塗装をしてしまうと、ムラや剥がれの原因となるので、きちんとお手入れをしてから塗装をすることが大切です。
なので、電動サンダーやサンドペーパーを使用してウッドフェンスの表面を整えましょう。
また、汚れがあればデッキブラシや雑巾で擦って落し、最後に雑巾掛けをして綺麗にしておきます。
③養生を行う
塗装を行う際には養生は大切な工程です。
怠ってしまうと仕上がりが悪くなるので必ず行いましょう。
自宅の外壁や芝生などに塗装が付着してしまうと取り除くことが大変になるので、テープやビニール、ブルーシートなどを使って養生をします。
窓枠など細かい部分にもしっかりと施すことが大切です。
また、塗料が飛び散ることがあるので洗濯物や植木鉢などは違う場所に置くなど対策をしておきましょう。
④塗装
養生が終われば塗装の開始です。
用意した容器に塗料を入れ、刷毛を使用して塗っていきます。
木目に沿って塗装をしていくことが重要で、何度も塗っているとムラができる原因になるので、一度に塗るよう心掛けましょう。
塗り終わったら自然乾燥を行います。
十分に乾燥したらウッドフェンスの表面をチェックして荒れている箇所があればサンドペーパーを使用して磨きます。
そして、1回目の塗装がしっかりと乾燥したら2回目の塗装を行います。
ムラができないように塗装していきますが、色が濃い場所があればオイルステインが木材に浸透する前に雑巾で拭き取ることで色合いを調整することが可能です。
2回目の塗装が終了したら、1回目と同じく自然乾燥をさせて十分に乾かし、表面をチェックして終了です。
錆びやすい・カビやすい門扉も一緒に塗装
家の顔とも言える扉は、一番最初に足を踏み入れる場所です。
玄関はお客様の目に入る場所だからと念入りにメンテナンスする傾向にありますが、門扉は出入りするタイミングにしかチェックしません。
ですから、気がついたら錆びついていたり塗装が剥がれたりすることもあるでしょう。
門扉のメンテナンス方法としては、取り替えるという選択肢もありますが最も手軽なメンテナンスは、DIYで塗装することです。
今回は門扉を塗装する時の重要なポイントやおすすめの塗料、DIYの施工手順についてご紹介します。
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■門扉の塗装も大切!ベストなタイミングは?
新品の門扉には通常塗装が施されているものがほとんどです。
紫外線や雨風などに長期間さらされ続けていると、木製の場合は木材が腐食しボロボロになってしまいます。
メンテナンスの目安として以下を参考にしてください。
・鉄製門扉を塗装するタイミング
鉄製の門扉は、錆びまたはカビなどが発生し見た目の印象も悪くなってしまうでしょう。
メンテナンスを行う目安としては、鉄製の門扉の場合は手でさわった時にチョーキング現象による粉が付着するかどうかです。
チョーキング現象をそのまま放置してしまうと、塗装の膜厚が薄くなり錆びてしまいます。
錆びが発生すると美観を損ねてしまうだけでなく、取っ手の金具などが外れてしまったり、劣化の進行を早まらせてしまう可能性があります。
最悪の場合は、門扉をそっくりそのまま新品のものと取り替えなければならなくなってしまうでしょう。
錆びが全体に広がってしまう前に塗装することをおすすめします。
・木製門扉を塗装するタイミング
木製の場合は、木が色褪せていたりカビや藻が発生していないかどうかです。
木製の門扉には、本来撥水加工されていますが色褪せてしまっている場合は、撥水性が低下していると判断してもらってかまいません。
性能の効果が発揮されていない状態になっていると、水が染み込みやすくなり木が腐食してしまう危険性が考えられます。
このようにどちらの門扉も、メンテナンスの目安で塗装をしておかないと新品のものと取り替える必要性が出てきます。
塗装のように比較的簡単なお手入れ方法で済ませるためには、定期的に劣化状況をチェックしておくべきです。
最低でも半年に一度くらいを目安に、劣化状況を確認するようにしましょう。
■門扉に適した塗料
門扉を塗装してメンテナンスをする前に、塗料選びをどのようにしたらよいのかご紹介します。
門扉に使用する塗料には、2種類の塗料があり「浸透タイプ」と「造膜タイプ」に分けられます。
自宅の門扉の材質や特性に合わせて塗料を選んでください。
・浸透タイプの塗料
浸透タイプは、木目を活かす性質を持っているので木製の門扉に向いています。
浸透タイプの塗料は、木に塗料を浸透させるようにして塗装していきます。
塗膜が剥がれていたり割れたりする危険性がく、簡単に施工できる点が大きなメリットです。
木の質感をそのまま残しながら保護性能を働かせてくれるでしょう。
・造膜タイプの塗料
造膜タイプの塗料は、鉄製やステンレス製の門扉に適しています。
既存の下地の上から塗装して塗膜を形成していきます。
塗装することで新たな塗膜を作ってくれるので、耐候性や撥水性を蘇らせてくれるでしょう。
しかし、浸透タイプよりも塗膜が割れやすく、隙間から雨水が入り込んでしまう可能性があります。
木材に使用した場合は、木目の質感がなくなってしまうので注意してください。
どちらのタイプの塗料も、水性と油性があります。
水性は水が主成分となっているため、臭いが少なく環境にも優しいといったメリットが見られますが、気温が低いと施工できない場合があります。
その反面、油性塗料は耐候性が高く雨水に強いといったメリットがあるのでどちらの方が適しているかじっくり比較してみてください。
■門扉塗装方法と道具
では、DIYによって自宅の門扉を施工する前に必要な道具を揃えて準備しておきましょう。
塗装する際に必要なものは、以下の通りです。
・布巾
・サンドペーパー
・ワイヤーブラシ
・皮スキ
・ローラー
・マスキングテープ
・ビニールシート
・上塗り用の塗料
・マスク
・ゴム手袋
マスクやゴム手は塗料の臭いや肌に直接触れないための防護用品です。
塗料を目に入るのを防ぐための保護メガネやゴーグルがあれば、着用した方が良いでしょう。
高いところの塗装は、特に塗料が飛び散りやすいので養生をしっかり行い、事前に周囲に停めてある車を移動しておきます。
では次に、施工する時の流れを解説していきます。
【DIYによる門扉の施工方法】
①汚れを取り除く
門扉についているホコリや汚れなどを布巾を使って拭きます。
簡単に落とせない油汚れは、ペイントうすめ液を少量含ませた布で拭くと綺麗に落とせます。
藻や泥などの汚れは、ブラシを使って水洗いしてください。
②下地調整をする
錆びている箇所は、塗料が浸透しやすいようにサンドペーパーやワイヤーブラシ、皮スキなどを使って目荒らしします。
この下地調整によって出たゴミも綺麗に除去してください。
③養生する
塗料で汚したくない箇所は、マスキングテープやビニールシートを使って覆うようにしましょう。
細かい箇所は、マスキングテープを貼って保護しておいた方が確実です。
④上塗剤を混ぜる
塗料は施工する前に、棒などでよくかき混ぜるか塗料缶をよく振ってかくはんさせましょう。
塗料が分離していると容器の底に沈殿物がたまっていることがあるので、下からよくかき混ぜてください。
⑤細部を塗装する
細かくて塗りにくい箇所(角や細部)を最初に塗装します。
刷毛を使って丁寧に塗っていきましょう。
⑥全体を塗装する
細部を塗装し終わったら、全体的に塗料が均一になるように塗っていきます。
広い部分はローラーを使うと綺麗に塗装することができます。
門扉は家に訪れた人が最初に通る場所なので、常に綺麗にしておきたいものです。
ウッドデッキと共に定期的に錆びや色褪せなどがないかチェックして、メンテナンスの必要があれば専用塗料で塗装するようにしましょう。
自宅の門扉を美しく蘇らせたい方は、ぜひDIYで塗装してみてください。
外壁塗装で使用する道具をチェック!
外壁塗装では色々な道具が使用されます。
一つひとつの道具には万能性はほとんどなく、高品質な外壁塗装を行うためにはそれぞれの道具を専門的に使いこなす必要があるのです。
では、外壁塗装業者ではどのような道具を使用しているのかチェックしてみましょう。
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■外壁塗装でも最も使用されるローラー
外壁を実際に塗装する際は、ローラーやハケ、スプレーガンなどを使用します。
全体作業の8割で使用されている道具がローラーです。
外壁は基本的に平面であるため、ローラーで塗布できる部分はローラー、細かい箇所にはハケと使い分けるのが一般的な工法になります。
・ウールローラー
ローラーの中でもよく使用されているのが、ウールローラーです。
「羊毛ローラー」、「ウーローラー」などと呼ばれることもあります。
羊毛のように柔らかい繊維が特徴的で、既存する模様を塗りつぶすことなく塗布できることから重宝されています。
また、塗料を均等に塗りやすいので、使いやすさも抜群のローラーです。
ローラーにはマイクロファイバーを使用したものもありますが、そのマイクロファイバーローラーもウールローラーと同じ性能を持ちます。
なお、毛足の長さによって短毛ローラー、中毛ローラー、長毛ローラーに分類でき、特徴もそれぞれ異なります。
まず、短毛ローラーは毛足が5mm前後のもので、目地やへこみ部分を塗る際に使用することが多いです。
中毛ローラーは毛足が13mm前後、中間の長さなので様々な部分に対応できる一般的なローラーになります。
長毛ローラーの毛足は20mm以上で、主に表面がデコボコしている部分や、タイルの溝と一緒に塗る時に使用されます。
・砂骨ローラー
見た目はスポンジのようで、無数の空洞が特徴的なローラーです。
その空洞に塗料をたっぷり吸い上げることができるため、塗料を厚めに塗りたい時やドロドロと粘度が高い単層弾性塗料を塗布する際によく使用されています。
・加工用ローラー
ローラーは主に塗布作業で使用する道具ですが、その他の作業で使われるローラーもあります。
例えば吹き付けでデコボコをつくり、あえてつぶして模様をつける工法では、ヘッドカットローラーと呼ばれる加工用ローラーを使用します。
また、防水工事などでシートを貼り付ける際、空気を抜くために脱泡ローラーなどもあり、様々なシーンで活躍しています。
■細かい作業にはハケを使用
大部分はローラーで塗布しますが、細かい部分はハケを使用します。
そのハケにも様々な種類があるのです。
・平ハケ
平らなハケで、広い範囲を一度に塗ることはできます。
・筋交いハケ
柄が斜めっているのが特徴的なハケです。
角や細かい部分に適しています。
・寸胴ハケ
平ハケとは異なり寸胴が特等的で、塗料の含みが良いハケです。
一度にたくさん塗ることができ、また粘度の高い塗料でもよく使われます。
・目地ハケ
ハケでも特に細く、溝や目地の塗装に適しています。
・隅切りハケ
端や狭い部分の補修に使われるハケです。
・ラスター
ダスターとも呼ばれており、外壁に付着した汚れを落とす掃除に使われています。
豚の毛を使用することが多いハケです。
・鉄骨ハケ
鉄骨など金属部に使用します。
・水性ハケ
水性塗料は獣毛だと固まってしまうため、ナイロンなどの化学繊維を用いて作られている専用のハケです。
■吹きつけ塗料に使うスプレーガン
現在は主流ではありませんが、吹き付け塗料が必要なデザインの場合に使用される道具です。
スプレーガンにはエアスプレーとエアレススプレーの2種類があります。
まず、エアスプレーとは空気を圧縮し、噴出時に塗料も同時に噴出して塗布するという仕組みになっています。
ただ、塗料を無駄にまき散らしてしまうことがデメリットと言えます。
エアレススプレーは塗料自体を圧縮して噴出させるので、一度にたくさんの塗料を塗布でき、飛び散りも少ないです。
■養生に使用する道具について
・マスキングテープ
粘着力がありながらも、剥がしやすさも抜群のテープです。
しかし、外壁などの質によって張りつかない場合もあります。
その場合は、テーププライマー塗料を使用し、マスキングテープを張り付けやすいようにします。
・養生シート
外壁以外の場所に塗料が付着しないよう、覆うためのシートです。
飛び散りを抑えるために家の周辺を囲む飛散防止シートを養生シートと呼ぶことがあります。
・車、バイク用カバー
車やバイクを全て覆うことができる、ビニール製のカバーです。
外壁塗装時に車庫がなく車やバイクに塗装が飛んでしまうかもしれませんが、大切な車やバイクを汚さないための道具です。
■下地作業で使用する道具について
・皮スキ
金属製のヘラで下地作業など様々なところで活躍する道具です。
例えば、高圧洗浄で落としきれなかった汚れを落とすケレン作業で使用やスレート屋根で塗料が付着した場合の縁切り作業、塗料が固まり開かない塗料缶を開けるなど万能に使えます。
・サンドペーパー
ケレン作業や塗料の付着を良くするために表面を傷つける目荒らしなどで使われる紙やすりです。
目の粗さにより番号で分類されており、目が粗いほど番号が小さく、目が細かいほど大きな番号で記載されています。
なお、より強く削りたい場合はハンドパッドやワイヤーブラシを使い分けましょう。
様々な道具をご紹介しましたが、紹介した道具以外にもまだまだたくさん使用されています。
ぜひどんな道具が使われているのか調べてみましょう。
塗装と一緒に改装でよりハイセンスなウッドデッキ!
既存のウッドデッキを塗装するのと一緒に、より使いやすく快適な空間に仕立てたいと思う方も多いのではないでしょうか。
デッキは、家族や夫婦がゆったりとくつりげる癒しの空間です。
既存のウッドデッキを塗装によって長持ちさせるだけでなく、オシャレに改装してみるという方法もあります。
ここでは、ハイセンスなウッドデッキにするためのテクニックやアイディアについてご紹介していきたいと思います。
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■植物を置く開口部を作る
デッキフロアの隅に開口部を設け、植物や植木を置くスペースを作ってみてはいかがでしょうか?
1.開口するフロア部分に黒線を引き、ドリルで起点に穴を開ける
2.ジグゾーを使ってまっすぐに開口する
3.植栽の大きさに合わせて四角く開口したら、切り口を紙ヤスリで面取りする
4.カット板材は、開口部の枠としてとり付れば完成
■ドア設置で子どもの安全対策を
子どものいる家庭は、ウッドデッキに安全対策を取り入れるのは大切なポイントです。
引き戸タイプのドアであれば、既存のデッキに簡単に後づけすることができます。
また、子どもの成長と共に不要になった際はすぐに撤去できる方が好ましいでしょう。
1.既存のフェンスの笠木の裏側にガイドをつけるためのアルミアングル(1×材)を作る
2.アルミアングルを取り付けたら、1×4材をパネル状に組んでいく
3.下部2ヶ所に戸車をつけ、レールは設置しない
4.戸車を覆い隠すために、もう1枚横板を取り付ける
5.引き戸のガイドが完成したら、引き戸を納めてみる
6.反対側のアルミガイドにもう1枚細く裂いた1×材を付けて溝を作る
7.引き戸が開き過ぎるのを防ぐために、ガイド端にストッパーを取り付ける
8.引き戸の外側に掛けガネと、戸を閉めた時に壁にあたる部分にゴム製の戸当たりを付けて完成
■床下収納を作る
ウッドデッキの床下を収納場所として有効活用すれば、大きい荷物もスッポリ納めることができます。
ガーデニングの道具や、車のタイヤなどは屋内に収納できる場所がなかなかないものです。
多少汚れても気にならないものなら、ウッドデッキの床下に入れておいても問題ありませんし、何よりスッキリして見えるので改装してみる価値はあります。
1.金具と黒い蝶番、ラッチを準備しデッキ側面に板材を張るための受けを作る
2.床下収納する開口部分を残し、周りに板材を張っていく
3.1×4をパネル状にして、開閉ドアを作る
4.蝶番とラッチを使ってドアを取り付ければ完成
ドアを開けると中が空洞になっているため、プラスチックコンテナなどを利用して引き出しタイプにして収納するのがオススメです。
■カウンターテーブルを作る
ウッドデッキの空間でカフェや読書を楽しみたい場合に必要なのはテーブルです。
移動式のテーブルを持ち運んでもいいのですが、フェンスに取り付けるタイプのカウンターテーブルであれば誰でも簡単に設置することができます。
フェンスにしっかり固定することでテーブルの強度も高くなるのでおすすめです。
1.2×4で天板の受けを囲み、テーブルの高さを適当にきめてからフェンスに直接取り付ける
2.骨組みした内側に2本の脚を取り付ける
3.骨組みよりも大きめの天板用意し、上に乗せて好みの形に墨つけする
4.ジグソーでカットしたら、受けの骨組みに天板を取り付ける
5.紙ヤスリで天板の切り口を面とりして完成
【カウンターテーブルと一緒に、スツールもセットで作ってみましょう。】
1.2×6と2×2の端材を利用しておしりを置く部分と脚を組み合わせる
2.足を置く足台を取りつけてから、後脚を取り付ける
3.3点支持の簡単な構造だが、3ヵ所の脚の底を斜め20度正確にカットできれば安定感がしっかりする
簡単に作れて強度もあるスツールは、カウンターテーブルとの相性も良く、使わない時は、テーブルの下に収納できます。
■室外機カバーを設置する
ウッドデッキのスペースにエアコンの室外機がある場合は、ウッディなカバーで覆えばウッドデッキ独特の雰囲気を損なうことがありません。
室外機はエアコンを稼働するために必要なものですが、実際室外機に触れることは季節の変わり目やメンテナンスのタイミングしかないのではないでしょうか。
無粋なエアコンの室外機もオシャレに変身させてみましょう。
1.室外機のサイズに合わせた、1×4の木材を組む
2.室外機の配線部分などにあたる部分を前もってカットしておく
3.3ヶ所の枠組みができたら天板を乗せて完成
カバーの天板の上は、花台など物を置けるスペースとしても活用できます。
■改装後は塗装して統一感を出すのが大事!
ウッドデッキのDIYが完了したら、最後にデッキフロアを洗浄して塗装していきましょう。
1.デッキフロアを洗浄する時は、中性タイプの洗浄液を使用する
「ウッドリバイパー」はデッキ専用の洗浄材で、4Lボトル3,980円くらいで販売しています。
使用量の目安は、1Lあたり3.5~7㎡です。
2.デッキフロアに水をまき、デッキブラシでこする
洗浄剤を含めたデッキブラシで、汚れをこすって落とします。
汚れが取れたら、最後にきれいな水で洗い流し、しっかり水気を取り除き乾燥させます。
デッキ上の水分は、自然乾燥では乾きにくいのでタオルや新聞紙などで余分な水気を取っておくと乾きやすくなります。
3.養生テープや新聞紙で塗装しない箇所を覆う
塗装を行う前に非塗装部分を養生テープや新聞紙などで覆っておきましょう。
塗料は細かい部分まで侵入するため、端やコーナー部分は丁寧に保護しておいてください。
4.塗装する
ウエスタンレッドシダーは、防虫防腐剤効果がある塗料です。
この塗料を使用すると色褪せたウッドフロアも、ナチュラル感がワントーン明るくなり、全体の統一感を出すことができるでしょう。
一度塗りでも十分効果を発揮してくれるので経済的にもありがたい塗料です。
価格は、3.8Lで7.230円程度で色は、ナチュラルカラー、シダー色、ピーカン色、シエラ色、メープル色と5種類あります。
既存の汚れをしっかり落としてから塗装すると、塗料の伸びが良くなります。
ウッドデッキはDIYによって長持ちさせることはもちろん、ハイセンスなものを生み出すことができます。
ただし、技術や手間が必要な部分も多いです。
時間がないけどウッドデッキのメンテナンスや改装をしたい場合は業者に相談してみましょう。
また、この時に他のエクステリアや外壁塗装の相談もしておくと便利です。
自分でできるものは自分で、自分では難しい部分だけを業者におまかせすることで費用も抑えることができるでしょう。